#650 │ ワーキングホリデーについて

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• おっしゃる通り、円安で単純に全てにかかる費用が1割増しくらいになっているので、準備資金は見直しが必要な方も多いでしょう。

  どこまでも資金に含めるか、渡航する都市によっても、「いくら」の答えは変わると思いますので、ものすごく一般化した目安で回答させて頂きます。（ちなみに、私はトロントから回答しています。）

  【まとまってかかるお金】
  ①航空券予算：20万円から30万円
  ②最初の3ヶ月の語学学校：0～45万円
  ③最初の3ヶ月の家賃：25万円～35万円
  ④保険代金：8万円～20万円

  右側の高い方全てを足すと約130万円、左なら50万円ほどとなります。全て、これだけ”かかる”と言う意味ではなく、航空券なら乗り継ぎ・安いタイミングで料金はかかります。語学学校もプロモーション（割引）のある学校をうまく利用する、パートタイムで通うなどの方法もありますので、幅があります。

  【ちょこちょこ出て行くお金】
  ①最初の3ヶ月の交通費：2万円～3万円など
  ②最初の3ヶ月の食費：人によってかなり幅あり。月2万円で抑える方もいれば外食を入れて5万円は欲しい、と言う方も。
  ③最初の3ヶ月の交際費や旅費：同じく人により。

  私も同じご質問を頂きますが、これらを踏まえて、「昔の情報だと100万円で大丈夫、というのも見るかもしれませんが、苦しくなる可能性があるから150万円は最低と見積もっておいてください」とお伝えしています。

  最初の「3ヶ月」と敢えてまとめたのには意味があって、特に以下の2点を皆さん見落としがちです。そのため、渡航3ヶ月目くらいに「あれ・・・残高が本気でヤバい・・・」となる方が意外と多いからです。

  ①お給料は、通常翌月払い（すぐに入らない）
  ②家賃は、First month/Last monthの2か月分を払って契約するのが普通

  学校に行く場合でも行かない場合でも、仕事が見つかってすぐにフルタイムで毎日働かせてくれるところは稀です。仕事探しに最初の1か月、そして2か月目にパートタイムで開始とシェアハウスの契約、3-4ヶ月目から徐々にシフトが増える、というようなスケジュールとなった場合、収入がまだ少ない中、家賃負担が一度、ドンと乗って来ます。

  お給料・収入が軌道に乗ってくる前に、一旦資金が不安になるタイミングを多くの方が経験します。いくら「後から」入って来る見込みがあっても、「今」なければ使えないですよね。

  本当なら最初の3ヶ月に知り合う友人は、情報交換ができたり、学校中/卒業後に旅行したりなどができる相手なのですが、資金に余裕がないとそのための交際費も捻出できませんし、お金が心もとないと、「これで1000円⁉」などドキドキして生活を楽しめません。

  そのため、最初の3ヶ月のお金は、「使ってないものは多めに見積もり」、「まだ稼いでいない収入はあてにせず」、できる限り多く用意しておいた方が良いと思います。

  上記の見込みより安くなった支出、思ったより早く/多くもらえた収入をラッキー！と思ってやり繰りする方が絶対に心の平穏に繋がりますよ。

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