マルタ留学のよくある失敗例12選。留学前・授業面・生活面に分けて解説!

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温暖な気候に、透明度の高い美しい海、カラフルでキュートな街並み、古代遺跡や歴史的建造物。

地中海に浮かぶマルタ共和国は、数多くの観光スポットを有する世界屈指のリゾート地です。日本人が少なく治安も良いため、留学先としての人気も徐々に上がってきています。

マルタに留学すれば失敗知らずで過ごせるように思えます。しかし、マルタ留学経験者が全員納得感を持って帰国しているわけではないことをご存じでしょうか?

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【要チェック!】マルタ留学の典型的な失敗例

記事では、マルタ留学でよくある失敗パターンをご紹介します。先輩留学生の実体験も交えながら、典型的な失敗例とそれを回避するためのヒントをお伝えします。

留学前のよくある失敗例

まずは渡航前から知らず知らずのうちに失敗の種をまいてしまっている例です。自分自身に当てはまる部分がないか、しっかりチェックしてださいね。

留学すれば英語力は勝手に上がると勘違いしている

英語を実践的に使う環境に身を置くのだから、あまり考えずに生活していても英語力はアップするものだと思い込んでいませんか?

実のところ、「どうしたら伝わるだろうか」と臨機応変に考えながら会話するよう意識しないと、出国前とあまり英語力に変化がないということもあるのです。

マルタの人たちはフレンドリーで初めて来た人でも温かく迎え入れてくれますから、拙い英語でも生活しづらさを感じることは少ないでしょう。

そういう環境に甘えず、能動的に考えて学習する貪欲さを持つようにしないと、後悔してしまうかもしれません。

語学学校選びをいい加減にしている

語学学校では、入学前にテストを受け、自分の英語レベルに応じたクラスに入るのが一般的です。

しかしそもそも自分の英語学習の目的に合った学校やコースを選べていないと、思うように学習を進められなくなってしまいます。

こういった事態を避けるために、語学学校選びの際はインターネットで各学校の情報をチェックしておきましょう。留学経験者が投稿する口コミサイトやSNSから、学校に対する客観的な意見や評判を探してみるのも大切です。

英語の基礎学習・基礎理解が疎かである

拙い英語でもコミュニケーションが取りやすい国ということはありがたいことですが、裏を返すと英語力が低いままでもなんとか生きていくことができるということです。

マルタ留学前にある程度の基礎英語力をつけておかないと、その後の英語力が伸び悩むのは想像に難くないと思います。

現地の語学学校に身も心も預けるのではなく、日本にいる間からしっかり準備して前のめりで学ぶ姿勢を持ちたいものです。

日本にいる間に少なくとも中学英語レベルの基礎英語はマスターしておき、簡単な日常会話ができる程度にはしておきましょう。

英語学習の明確な目標が定まっていない

英語力を向上させないと生活できないという焦りやプレッシャーがない環境では、学習がおろそかになりがちです。

英語学習への情熱と努力を継続するために、日本にいる間に明確な目標を立て、目指したい姿をできる限り具体的にイメージしてください。

必要に応じて振り返りができるよう、目標に合わせたマイルストーンを細かく設定できると理想的です。日々目標を意識することで、時間とお金をかけた価値のある留学体験をすることができるはずです。

日本から直行便がないので予想以上に出費がかさみ疲労がたまる

日本からマルタへのフライトは、直行便がありません。経由地は香港などのアジア、ヨーロッパなどから選べますが、経由地によって航空券の費用が変動します。もちろん、渡航時期によっても費用は変わります。

航空券を買い慣れていない人は、考えることが多くて疲弊してしまうかもしれません。そういう場合は、予算と渡航タイミングを決めて、信頼できる留学エージェントに航空券の手配をお任せするのもひとつの手です。

授業面のよくある失敗例

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ここでは現地での学習面の失敗例をご紹介します。日本人留学生のよくある失敗を知り、同じ後悔をしないよう役立ててください。

日本人らしいシャイさが出て、積極的に英会話ができない

語学学校ではディスカッションの時間が多く用意されています。こういった自分の意見を伝えなければならない場面では、日本人らしい慎ましさは捨て去ってしまいましょう。

初めのうちは言いたいことがまとまらなかったり、文法の間違いが心配だったりして、自分の意見を発言したり質問することを躊躇してしまうかもしれません。

そういうときは、自分の意見を発言前に一言一句メモしておくことをおすすめします。発言できると、少しずつ緊張もほぐれてきますよ。

理解が浅いまま、授業をやり過ごしてしまう

留学生の中には、クラスメイトの前で間違えることを「恥ずかしいこと」だと思ってしまい、授業内容がよく理解できていなくてもそのままやり過ごしてしまう人がいるようです。そうするとその後の授業にはさらについていきづらくなってしまいます。

自分の理解や学びが浅いと感じたら、その都度、どこがわからないのか正しく把握し、先生に質問するようにしましょう。まとまったお金と時間を投資して行くマルタ留学ですから、学習機会を最大限活用する積極性を持っておいてくださいね。

日本人とばかりつるんで課題に取り組んでしまう

マルタの語学学校には比較的日本人は少ないものの、海外留学をする日本人の英語力は比較的似通っているため、日本人が同じクラスに集中することがよくあります。

慣れない海外生活で身近に母国語が通じる人がいると安心感を持てますね。しかし、だからといって語学学校のグループセッションでも日本語を使ってしまったり、提出課題が出された場合は日本人同士で集まって対策してしまうと本末転倒です。

マルタ留学で英語を学ぶことを最優先したい方は、強い意思を持って日本人と行動を避けるか、できれば日本人の多い大学での夏休みや冬休みを避けることをおすすめします。

語彙力を増やす努力をしていない

日本でもできる学習をわざわざマルタに行ってまでするのはもったいないことです。そういう意味でも、渡航前に簡単な日常会話ができる程度の基礎英語をマスターしておく必要があるでしょう。

特に単語は時間と場所を問わずいつでも新しく覚えることができます。

事前にできる限り頭に入れておくことはもちろん、現地で新しい英単語を見かけたときも辞書で調べてひとつずつ自分のものにする習慣をつけましょう。語彙力が上がれば上がるほど、単語を覚える速度も増し、さらに自然とわかる単語も増えていきますよ。

生活面のよくある失敗例

最後に、マルタの特徴にも触れながら、生活面のよくある失敗をご紹介します。あらかじめ対策できることも多いので、ぜひチェックしてみてください。

治安の良さに慢心してスリ等のトラブルにあう

マルタは日本人でも不安を感じることがほとんどない安全な国です。世界の安全な国ランキングで6位に選出されるほどです。

大きな犯罪に巻き込まれる可能性は低いものの、ぼったくりやスリなどの軽犯罪は日本よりも多いことを知っておいてください。

マルタの治安が良いとはいえ、観光地ではスリや置き引きに注意する、現地で治安が悪いと言われている地域(パーチャビルアルバートタウンなど)に近づかないようにするなど、心がけが必要でしょう。

魅力的な街に浮かれ、英語の自習が疎かになってしまう

美しい海やカラフルな街並みに癒しを求め、世界中から多くの人がマルタにやってきます。

学習以外の時間は豊かな自然の中でマリンスポーツやレジャーを楽しむのがマルタ留学の醍醐味、と考える人も少なからずいるでしょう。

しかし学習環境という観点で考えると、マルタの魅力は誘惑とも捉えられます。このような環境で英語習得を目指すには、強い覚悟と高い自制心が求められるのです。

もちろん、勉強の息抜きに自然にふれあいレジャーを楽しむ、というのはいいリフレッシュになるはずですので、マルタ留学の目的を忘れず過ごしたいところです。

家計のやりくりに計画性がなく、資金が尽きてしまう

マルタの物価は他のヨーロッパより安く、生活費が高額になることは少ないでしょう。しかし、不測の事態は発生するものとして、懐には余裕を持ち、贅沢をしすぎないようにするのが賢明です。

「お金が足りなくなったら節約しよう」という考えは一見正しそうですが、急な出費で早々に家計が破綻してしまうかもしれません。

マルタでは週20時間までは学生でも働くことができます。しかし、貴重な留学生活を労働に費やすわけですから、留学の目的と合致しているかあらかじめ考えておきましょう。

できる準備は留学前に済ませておこう!

魅力豊かなマルタ。日本人だけでなく世界各国から旅行者や留学生を受け入れ、治安の良さと温かい国民性で生活しやすさは世界でもトップレベルです。

マルタ留学では、他の国ではできない貴重な体験が沢山できるはず。一方で、学習環境の整備と学習意欲を高く保てるかどうかは、留学者の心がけが必要な部分も多いのです。

よくある失敗を上手に回避して、充実した留学を実現してくださいね。