ケンブリッジは、イギリスのイングランド東部に位置するケンブリッジシャー(ケンブリッジ州)の州都です。
世界的にも有名なケンブリッジ大学を筆頭に、多くのカレッジが存在しており、若い学生で溢れる街として知られています。
「ケンブリッジと言えば大学」のイメージが強いかもしれませんが、英語留学生向けの語学学校も多いことも特徴です。
そんなケンブリッジに留学を検討している方に向けて、ケンブリッジの留学情報をまとめてお届けします。
また、詳細の解説ページへのご案内もしていますので、詳しく知りたい方はそちらもあわせてご覧ください!
このページの目次
ケンブリッジの基本情報について
ケンブリッジはイギリスのイングランド東部にある、面積約40平方キロメートルのコンパクトな街です。
世界でも有数の学術都市であり、その代表格のケンブリッジ大学は「Times Higher Education(THE)」が発表した世界大学ランキング(2022年)で第5位に入っています。
カレッジ(大学)の数は31にも及び、自転車に乗って移動する学生が多いためか「サイクルシティ」とも呼ばれています。
街の中心には、川幅が狭く穏やかな「ケム川」が流れており、ケンブリッジののどかな街の雰囲気を引き立てています。
水温が高い6~8月ごろには、近隣の学生や観光客がパントで川下りをする光景も見られるそうです。
そのほかにも、ケンブリッジの中心的なマーケット「キングス・パレード」「トリニティ・ストリート」「トランピントン・ストリート」では、おしゃれなカフェや雑貨・書物などのショッピングを楽しめます。
そんなケンブリッジに関する基本的な情報を以下にまとめてみました!
地域名 | ケンブリッジ(Cambridge) |
---|---|
面積 | 約40平方キロメートル |
人口 | 約12万人(2011年) |
気温 | 平均最高気温 22℃、平均最低気温3℃ほど |
アクセス | 東京・成田空港からヒースロー空港を経由し約15時間
|
時差 | 日本との比較で-9時間 |
民族構成 | 白人(イギリス・アイルランド系など)が約95% |
電源プラグ | BF型 |
ケンブリッジ留学に必要な費用について
では、ケンブリッジ留学には一体どれくらいの費用が必要なのでしょうか?
以下に一般的なケンブリッジへの留学で必要な費用を1カ月・3カ月・6カ月(半年)・12カ月(1年)という期間別にまとめてみました。
留学期間 | 1ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 12ヶ月 |
---|---|---|---|---|
一般的な費用 | 約50~80万円 | 約120~200万円 | 約230~380万円 | 約440~740万円 |
ご覧の通り、ケンブリッジに1カ月留学する場合、約50~80万円の費用が必要となります。
特に留学初月は「語学学校への入学金」や「航空券代(往復)」「パスポート・ビザ申請費」「海外留学保険料」などがかかるため、まとまった額の出費を覚悟しておかなければなりません。
次に、この1カ月の費用の内訳をまとめてみました。あくまで内訳の例に過ぎませんが、何にどれくらいの費用がかかるのか相場を掴んでおきましょう。
- 入学金・学費 = 約20~25万円
- 航空券代(往復) = 約10~15万円
- パスポート・ビザ申請費 = 約2~8万円
- 健康診断料 = 約0.5~1万円
- 海外留学保険料 = 約1~2万円
- 生活費 = 約10~15万円
- 滞在費 = 約8~15万円
2カ月目以降は主に「生活費」と「滞在費」が月々の出費を左右していきます。
世界の物価情報をまとめている「NUMBO」によると、生活日用品の物価※は以下のようになります。
- 牛乳1リットル = 0.99£(165円)
- 米1キログラム = 1.16£(193円)
- 卵(12個) = 2.28£(380円)
- マクドナルド(ハッピーセット)= 6.00£(1,000円)
- コーラ(330ml)= 1.75£(291円)
※ 1£ = 166円(22年11月6日時点)
※ 参考元:NUMBO「Cost of Living in Cambridge. Nov 2022. Prices in Cambridge」
ケンブリッジの物価は首都ロンドンと比べると安いと言われていますが、東京と比べると全体的にやや高い印象を受けます。
お金をなるべく節約したい方は、「外食を控えて自炊する」「学生寮やシェアハウスに滞在する」などの工夫を行ないましょう。
最後に、英語の留学先としてケンブリッジとあわせて比較されやすいアメリカ・オーストラリア・カナダの留学費との比較をまとめてみました。
留学の期間 | ケンブリッジ | アメリカ | オーストラリア | カナダ |
---|---|---|---|---|
1カ月 | 約50~80万円 | 約60~70万円 | 約30~40万円 | 約40~50万円 |
3カ月 | 約120~200万円 | 約140~160万円 | 約70~100万円 | 約80~100万円 |
6カ月 | 約230~380万円 | 約280~320万円 | 約130~200万円 | 約160~200万円 |
1年間 | 約440~740万円 | 約560~640万円 | 約300~400万円 | 約320~400万円 |
現地でどのような生活を送るかによって費用は大きく増減しますので、日々細かくムダな出費がないか見直すことを心がけてください。
以下ページでは、ケンブリッジ留学にかかる費用について、より詳しく解説しております!
ケンブリッジ留学のおすすめの語学学校
40平方キロメートルほどのコンパクトなケンブリッジの街には、8校の語学学校があります。
語学学校は、自分の英語学習の目的や予算・希望のライフスタイルから総合的に良いと思う留学先を選びましょう。
以下はケンブリッジにある語学学校です!
以下ページでは、ケンブリッジの語学学校をまとめて一覧で解説しております!
ケンブリッジの留学エージェントについて
留学エージェントには、複数の国を扱う「多国籍型」、1つの国に特化した「地域特化型」などいくつかの種類に分けられます。
以下のページでは、ケンブリッジ留学でおすすめの留学エージェント10選をご紹介。留学のプロの力を借りたい方は、ぜひご覧ください!
ケンブリッジに留学するメリット・おすすめポイント
次にケンブリッジ留学のおすすめポイント・メリットをご紹介します。
「留学羅針盤」が考えるケンブリッジのおすすめポイントは以下の3つです。
- 学生に優しい都市であること
- 日本人が少ないこと
- 観光に便利な立地であること
これらのケンブリッジ留学のメリットに関しては、以下のページ内で詳しく解説しています。
「日本人が少ないってどういうこと?」「学生に優しいって具体的には?」というように気になる方は以下をチェックしてみてください!
ケンブリッジへの社会人留学について
社会人になってからケンブリッジの大学や大学院、または次の就職活動を行うまでの間にケンブリッジの語学学校へ留学を検討している方も多いはずです。
ケンブリッジに社会人留学する場合、どれくらいの費用がかかるのか。ケンブリッジへの社会人留学のメリット・デメリットとは?
そんなケンブリッジへの社会人留学について、以下ページで詳しく解説しております!
ケンブリッジの治安情報について
海外留学で必ず気になるのが現地の治安状況です。特に、一人で海外に長期間在住した経験のない方は不安が大きいことと思います。
しかし、安心してください。学生が多い街・ケンブリッジは、イギリス国内でも治安が良く、日本人学生でも安心して過ごすことができる場所です。
これは、ケンブリッジが他の地域と比較して富裕層の在住者が多く、また日々勉学に励む学生が多いためと推測されます。
とはいっても、慣れ親しんだ日本とは違う海外ですから、気を緩めず生活する心構えが大切です。
そんなケンブリッジの治安情報やトラブル発生時の対処法について、以下ページで詳しくまとめています!
ケンブリッジ留学に必要な持ち物について
海外留学の準備で頭を悩ませるのが、留学に持っていく持ち物です。ケンブリッジ留学では、どのような持ち物を持っていけばよいのでしょうか?
「留学羅針盤」では、ケンブリッジ生活で必要な持ち物をカテゴリー別に整理しまとめました。
以下ページで詳しくご覧いただけますので、ぜひチェックしてみてください!
ケンブリッジの天候・気候情報について
イギリス・ケンブリッジには、日本と同じように「四季」が存在します。各季節ごとの最高気温・最低気温は以下の通りです。
季節 | 最高気温 | 最低気温 |
---|---|---|
春(3月~5月) | 16.4℃ | 2.8℃ |
夏(6月~8月) | 24.1℃ | 13.3℃ |
秋(9月~11月) | 22.3℃ | 5.0℃ |
冬(12月~2月) | 9.8℃ | 2.0℃ |
夏にあたる6月~8月は1日中過ごしやすいですが、春・秋・冬は肌寒い時期が続きますので、カーディガンやジャケットなど上から羽織れる服を留学時には持参したいところです。(もちろん現地でも購入できますが)
そんなケンブリッジの天候・気候情報について、より詳しい情報は以下ページ内で解説しております。気になる方はぜひチェックしてみてください!
ケンブリッジ留学のよくある失敗パターン
留学生活の失敗はゼロにはできなくても、事前に認識と対策を行ない、回避できるよう準備しておくことが大切です。
ケンブリッジ留学では、以下のような失敗例がよく見られます。
- 目的に沿った語学学校・コースを選べていない
- 英語力の未熟さを痛感し、学習意欲を失ってしまう
- 心地よい日本人コミュニティに閉じこもってしまう
- 家計の管理が甘く、当初の予算を大きくオーバーしてしまう
- ホームシックになり、家から出るのが億劫になる
このようなケンブリッジ留学でよくある失敗例とその回避法について、以下ページで解説しています!
留学の失敗を避けるために、事前に目を通しておきましょう。
ケンブリッジの最新コロナ情報について
現在、新型コロナウイルスによるイギリスへの渡航制限は解除され、コロナ以前の状態にほぼ戻っています。
とはいえ、イギリス留学を検討している方は最新のコロナ情報や渡航条件についてしっかりアンテナを張っておくことが大切です。
以下ページでは、そんなイギリスの最新コロナ情報や語学学校の再開状況についてまとめています!
ケンブリッジ以外のおすすめ留学先(イギリス国内)
ぜひ、こちらもあわせてご覧ください!
ロンドン
以下は「留学羅針盤」が厳選するロンドンの語学学校です。
- Kaplan International English
- OHC(OXFORD HOUSE College)
- StGiles
- EC
- Oxford International
- Stafford House
- LSI
- IH
- Speak Up London
- Malvern House
- Eurocentres
- British Study Centres
- Centre of English Studies
- Regent Oxford
オックスフォード
以下は「留学羅針盤」が厳選するオックスフォードの語学学校です。
- Centre of English Studies
- Regent Oxford
- Oxford International
- OHC(OXFORD HOUSE College)
- Kaplan International English
ブライトン
以下は「留学羅針盤」が厳選するブライトンの語学学校です。
- Eurocentres
- LSI Education
- EC(English Language Centers)
- StGiles International
- British Study Centres(BSC)
- Malvern House Brighton
ケンブリッジ以外のおすすめ留学先(国外)
ケンブリッジやイギリス以外でも、留学の可能性を探っている人はいませんか?
そんな人におすすめできるのは「カナダ」です。
カナダでは、イギリスのように語学を学んだり、就労をしたり、大学や大学院に行くこともできます。
また30代以上の社会人が就労できる機会も多いです。
おすすめのプログラムは以下のとおりです。
プログラム/ビザ | 概要 |
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ワーキングホリデー | カナダで働いたり、学校にいけるビザ。1年間滞在可能。18歳以上〜31歳未満まで申請できる。 |
ROワーキングホリデー(セカンドワーキングホリデー) | カナダで働いたり、学校にいけるカナダ独自のビザ。1年間滞在可能。18歳以上〜36歳未満まで申請できる。ワーホリの使えない31歳以上の人や、カナダのワーホリ参加済みの人も申請可能。 |
コープ(Co-op) | カレッジでの専門的な勉強と、インターンシップ(就労体験)ができるカナダ独自の制度。専攻により半年〜2年ほど滞在可能。 |