オークランド留学にかかる費用は？期間別の留学費と内訳・費用を抑えるポイント

オークランド留学を検討している方が、もっとも気になるといっても過言ではないのが「費用」の問題。オークランド留学にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか？

そこで記事では、オークランド留学にかかる費用を期間別にご紹介。また、留学費の細かな内訳や費用を抑えるためのポイントを解説いたします。

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2023.02.24

オークランドに1カ月留学でかかる費用「40～50万円ほど」！

オークランド留学にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。以下に留学の期間別に費用をまとめてみました。

上記を見ての通り、オークランド留学には1カ月で約40～50万円、3カ月で約70～100万円、6カ月で約130～200万円、1年間で約300～400万円の費用がかかります（あくまで目安です）。

アメリカ・オーストラリア・カナダとの留学費の比較

オークランド留学を検討している方は、「英語留学」という括りで他の国への留学も同時に検討していることでしょう。

英語留学先として人気の高い、アメリカ・オーストラリア・カナダとは留学費はどのような違いがあるのでしょうか。以下にアメリカ・オーストラリア・カナダと期間別に留学費を比較してみました。

3か国と比較するとアメリカが一番費用が高く、オークランドはオーストラリアやカナダとは同じ費用感であることがわかります。

それぞれの国としての違いはありますが、費用面で考えるとどれもさほど違いはないと考えてよいでしょう。

※ 上記の金額には、学費だけでなく渡航時にかかる諸々の費用や生活費・滞在費も含んでいます

【1カ月】オークランド留学の費用内訳

ニュージーランドに、1ヶ月間留学する場合の費用目安は、約40～50万円です。

費用の内訳は、以下の通りです。

【3カ月】オークランド留学の費用内訳

ニュージーランドに、3ヶ月間留学する場合の費用目安は、約70～100万円です。

費用の内訳は、以下の通りです。

【6カ月】オークランド留学の費用内訳

ニュージーランドに、6ヶ月間留学する場合の費用目安は、約130～200万円です。

費用の内訳は、以下の通りです。

【1年間】オークランド留学の費用内訳

ニュージーランドに、1年間留学する場合の費用目安は、約300～400万円です。

費用の内訳は、以下の通りです。

オークランド留学の費用の内訳

ではここからは、オークランド留学にかかる費用の細かな内訳をご紹介したいと思います。

以下にご紹介する内訳は、オークランド留学に限らず、そのほかの国・都市への留学にも当てはまる内容です。海外留学全般を検討する際にぜひご活用ください。

オークランド留学の出発前にかかる費用の内訳

語学学校への入学金

語学学校に入学する際には、週ごとの学費に加え、入学金が必要になります。
入学金の金額は語学学校によって異なりますが、どこも約1～2万円であることが一般的です。

語学学校への学費

語学学校への学費は、月ごとではなく、週ごとに設定するかたちとなります。1カ月に換算すると、約15～20万円ほどです。

厳密には、「どのコースを選択するか」「空港からの送迎サービスを利用するか」「寮やホームステイサービスを利用するか」などによっても合計の費用は変動してきます。

また、事前に認識しておきたいのが「長期間割引キャンペーン」の存在。どの語学学校も、通学期間が長ければ長いほど、週ごとの学費が割引される仕組みがほとんどです。

仮に1年間同じ学校に通い続ける場合と、短期（1カ月ほど）で別の学校へ移ってしまう場合とでは、年間で50～80万円ほど費用に差が生まれるそうです。

長期間の留学が確定している人は、可能であれば同じ学校に通い続けることを推奨します（あくまで費用面を考慮する場合）。

以下は参考までにオークランドにある語学学校「LSI」の「一般英語コース（集中20回/週コース）パートタイム GENERAL 20」の期間別の費用です。

上記のように、授業期間が長いほど週ごとの費用が安く設定されていることがわかります。

航空券代

航空券代は「渡航時期」や「直行便または経由便」の違いなどによって、大きく費用が変動します。

東京発・オークランド行きの便であれば、最安値で往復10万円ほどに抑えることが可能です。逆にハイシーズンであれば、往復で約20万円を超えるケースもありますので注意してください。

オークランド行きの航空券が高い時期は、毎年7～8月と12～1月ごろ。よほど絶対的に譲れない場合を除き、航空券代の高い時期は避けて購入されることをおすすめします。

留学エージェントへの手続代行費

留学生が留学エージェントを利用する場合、基本的にはサービスを無料で受けることができます。

しかし一部、「空港からの送迎オプション」や「緊急時の現地サポート」など有料オプションに加入すると費用が発生します。費用は個人差がありますが、1人30,000円ほどと考えてよいでしょう。

海外旅行保険費

海外では日本のように医療保険が適用されませんので、保険への加入を検討する必要があります。

3カ月（90日）未満の留学であれば、手持ちのクレジットカードの付帯保険で補うことができます。しかし、「治療・救援費が100万円程度しかつかない」など、絶対安心できるほど保険が充実しているかというとそうではありません。

そのため、「クレジットカードの付帯保険では不安」「3カ月以上の留学となる」場合は、民間の海外旅行保険に加入しましょう。

民間の海外旅行保険費の相場は、3カ月間で約3～6万円、6カ月間で約6～12万円、1年間で約14～27万円ほどとなります。

健康診断料

ビザを申請する際には健康診断書の提出が必要となります。また、語学学校によっても提出が求められるケースがあります。

健康診断にかかる目安の費用は、1人およそ5,000～10,000円です。ニュージーランド留学では、2015年より従来の紙での申請書から「eMedical」というWebシステム経由の提出に変更になりました。

パスポート申請費

パスポートをお持ちでない方、残存有効期間が満たされていない方はパスポートを申請する必要があります。ニュージーランドのパスポート残存有効期間は、入国時に「滞在日数 + 3カ月以上」です。

パスポートの申請費は、10年間有効なものが手数料込みで16,000円。都道府県証紙が2,000円、収入印紙が14,000円という内訳です。

ビザ申請費

ニュージーランドへの渡航は、3カ月以内の滞在であればビザは不要です。3カ月を超えて、フルタイム（週20時間以上）の授業を受けるためには学生ビザが必要となります。
学生ビザの申請費は、日本から申請を行なうと5,400円。ニュージーランドから申請を行なうと＄310円（約40,000円）がかかります。

オークランド留学の現地生活にかかる費用の内訳

生活費

生活費に含まれるものは、日々の食費や学校への交通費・日用品の購入費などです。

オークランドの交通手段は、バス・電車・タクシーが中心。それぞれの目安費用は以下の通りです。

食費は外食をすると、高くなってしまいます。カフェの価格はさほど変わりませんが、それ以外の外食は1.5～2倍ほどかかると想定しておく必要があります。

アメリカのニューヨークなどと比べると外食費の高さは顕著ではありませんが、それでも出費として積み重なっていきますので、節約のためには日々の自炊を習慣にすることが大切です。

品目によって差はありますが、以下に日本とオークランドの食材の相場をまとめました。（「Numbeo」調べ）

滞在費

オークランド留学の滞在方法は、ホームステイかシェアハウスです。

ホームステイは語学学校やエージェントが提携しているホストファミリーを紹介してくれるケースが一般的です。1カ月の費用の目安は10～12万円ほどです。

ホームステイでは個室が用意され、朝晩の食事がついていることが多く、ホストファミリーとの生活で生活感のある英語に触れることができます。

ルームシェアは複数人と相部屋で暮らすスタイルです。複数人で部屋をシェアするため、1カ月の費用は8～10万円と安くなります。

ただし、個室がないケースが多く、プライベートな時間はあまり作りにくいかもしれません。

教材費

教材費は入学時にまとめて支払うケースと、学習の進捗度にあわせて都度支払うケースに分かれます。

金額は語学学校や選択するコースによって異なりますが、1年間の留学で約3万円ほどが相場です。

光熱費

ホームステイの場合、光熱費は月々の家賃に含まれています。

ルームシェアの場合も同様のケースはありますが、含まれていない場合にはルームメイトと折半するかたちとなります。

オークランド留学の費用を安く抑える方法

ここまでオークランド留学の費用について解説してきましたが、できるだけ無駄な費用を抑え、お金をかけず留学するにはどうすればよいのでしょうか？

ただでさえ、長期的な円安が見込まれる現在ですから、節約のポイントはしっかり抑えておきたいですよね。それでは、見ていきましょう！

※ 以下では、語学学校やそのコースは変更できないものとして節約のポイントをご紹介しております

安い時期を狙って、航空券を購入する

東京発・オークランド行きの航空券は、渡航するタイミングによって約2倍もの価格差が生じます。

以下は航空券の価格推移のチェックや購入ができる「Skyscanner」で見た、2023年3月の航空券代です（往路のみ）。

上記のグラフを見て分かるように、3月1日は13万円以上しますが、3月24日には7万円ほどに安くなっています。

このように、日別で航空券代は変動しますので、安い時期を見計らって購入することが大切です。

安い食材を中心に購入し、自炊を習慣にする

現地の生活のなかでできる節約のための一番の取り組みが、食費の管理です。留学費を抑えるためには、なるべく外食は控え、自炊を習慣にすることが大切です。

先ほども取り上げたように、品目によってはオークランドのほうが安い食材はあります。（以下は「Numbeo」調べ）

この表を見て分かるように、お米や牛肉などはオークランドで購入したほうが安い傾向にあります。このようにオークランドのほうが安い食材を中心に献立を考えることで、月々の食費を抑えることができるでしょう。

ただし、栄養バランスが偏り、体調を崩してしまわないようにバランスをとって自炊するようにはしてくださいね。

ルームシェアで月々の滞在費を抑える

月々の固定費として家計に影響を与えるのが滞在費（家賃）です。

滞在費を抑える目的であれば、安いルームシェアを選択することが必要となります。特に都市から少し離れた郊外で、比較的多い人数でルームシェアすると、月7～8万円で生活することができます。

ホームステイの場合と比較すると月4～5万円の節約となり、半年の留学で計算すると24～30万円もの費用を抑えることが可能です。

海外の人とのルームシェアに抵抗のある方もいらっしゃるかとは思いますが、「異文化理解のため」と捉え、前向きに検討されてみてください。

留学費の見積もりは丁寧に。日々の家計管理が留学生活にゆとりをもたらす

記事では、ニュージーランド・オークランドへの留学にかかる期間別の費用や細かな内訳、費用を抑えるためのポイントを解説してきました。

オークランド留学に必要な費用を把握するためには、まず全体像を掴み、細かな内訳を正しく理解することが大切です。細かく家計管理を行なえば、お金は理由なく増えたり減ったりすることはありません。

日々の丁寧な家計管理が、留学生活に心のゆとりをもたらしてくれるでしょう！