日本人にあまり知られていない留学先、ウェリントン。アジア人が少ないので、英語を学ぶのに最適です。それ以外にどんなメリットがあるのでしょうか?
記事を読めば、ウェリントン留学について詳しく把握できますよ。ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
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このページの目次
ウェリントンの基本情報
ウェリントンは、ニュージーランドの首都です。
政治や経済の中心地であり官公庁街が多く集まっていて、落ち着いた雰囲気です。また「ロードオブザリング」の撮影場所があるなど、映画をはじめとする芸術と文化の街ですもあります。
北島の最南東部、ニュージーランドのほぼ中心に位置しているウェリントン。近郊を含めた人口は約50万人、街の端から端まではわずか2kmほどしかない小さな首都です(ちなみにオークランドの人口は約140万人です)。
風が強いことから「ウィンディ・ウェリントン」と呼ばれることもあります。
そんなウェストンですが、世界の中でも住みやすいと評判が高く、有名ガイドブック「ロンリープラネット」では「世界で最もクールな小さい首都」と称され、「世界で最も住みやすい街」に選ばれた実績があります。
ウェリントンといえば国鳥「キーウィ」に会える場所としても知られています。ウェリントンの街を見下ろす丘の上には、原生林を活用した野鳥の保護区「ジーランディア」があり、ここでは絶滅危惧種の鳥を保護していて、国鳥「キーウィ」を観察できるツアーが人気です。
ウェリントンの気候
ウェリントンは夏は快適で、冬は寒く、湿度が高い特徴があります。年間通して風が強く、曇る日も比較的多いです。気温は年間7°C〜20°Cの間で変化します。4°Cを下回ることや23°Cを上回ることは1年を通して滅多にありません。
四季がありますが、南半球なので日本とは逆の季節になります。日本が夏の時はニュージーランドは冬、日本が冬の時はニュージーランドは夏、といった感じです。
気候的に1年のうちで最も活動に適しているのは1月上旬〜3月中旬までで、カラッとした快適な気温の中で活動できます。
ウェリントンの治安
ウェリントンは、国会議事堂や行政機関が多くあることから、日常的に警備体制が引かれていて、留学生にとって安全なエリアだと言われています。
しかし実際には東京より犯罪率が高く、危険なエリアもあるようです。
特に最近では、暴行・傷害事件や銃関連の事件、薬物関連の事件が問題になっているということです。
留学した際には、ウェリントンの中でも安全なエリア、危険なエリアを把握して留学生活を送りましょう。
ウェリントンの治安について詳しくは、以下の記事をご覧ください!
※ 参照元:Lonely Planet
※ 参照元:ニュージーランド航空公式サイト
ウェリントン留学がおすすめな理由・メリットは?
ウェリントン留学がおすすめな理由・メリットは以下の5つです。
- 日本人・アジア人が少ない環境
- 少人数制の学校が多く、しっかりサポートしてもらえる
- 留学生や観光客が少なく落ち着いた環境で学べる
- 一生物の体験!壮大な自然を満喫できる
- カフェ巡りが楽しい街
日本人が少ない環境
ウェリントンは日本人・アジア人が少ないエリアです。現地在住の日本人はほとんどいませんし、日本人留学生も観光客もかなり少ないと言えます。
多くの留学生や旅行客は、オークランドに集中しているからです。
街を歩いていて日本人にすれ違うようなシチュエーションはほとんどなく、学校内に日本人は自分だけ、ということも十分にあり得ます。
もちろんお店で日本語は通じないので、ウェリントンで暮らすためには英語を頑張って使うしかないということになります。
この環境こそまさしく、留学の醍醐味!英語漬けの生活を送りたい人にはピッタリです!
少人数制の学校が多く、しっかりサポートしてくれる
ウェリントンは街の規模自体が小さく、人もそれほど多くないため、学校の規模も小規模なものばかりです。
ほとんどの語学学校が少人数制を採用していて、アットホームな雰囲気の学校ばかり。生徒と先生の距離が近く、しっかりサポートしてもらえるのが魅力です。
規模が大きい語学学校が多いエリアや都会では、少人数制のアットホームな語学学校を探すのは意外と大変なこと。
ウェリントンは街の雰囲気同様に落ち着いた雰囲気の学校が多いので、少人数で静かに学びたい人は学校を選びやすそうです。
留学生や観光客が少なく落ち着いた環境で学べる
ウェリントンは政治と経済の中心都市です。金融機関や企業の本社、国会議事堂や行政機関の官公庁が集まっているエリアなので、観光客や学生、留学生が街に溢れている印象はありません。どちらかというとスーツを着たビジネスマンが行き交うイメージです。
そのため街の雰囲気はとても落ち着いていて、勉強に集中したい人には最適な環境です。娯楽施設も少ないため、学校がおわった後は留学生同志カフェでおしゃべりするのが定番コースではないでしょうか。
学ぶことに重点をおいた留学を計画している人に適した環境です。
一生物の体験!壮大な自然を満喫できる
ニュージーランドの大自然を満喫できるのが、ウェリントンの魅力の1つです。
ウェリントンで体験できるアクティビティをいくつかご紹介します!
【ジーランディア:エコサンクチュアリー】
ウェリントン近郊にあるジーランディアで、ニュージーランドの野生動物の世界に浸りましょう。世界でも珍しい動物たちが大自然の中でのびのびと暮らしている様子を観察できます。
【カーター天文台 スペース・プレイス】
スペースプレイスの最先端のプラネタリウムで、南天の夜空を旅しましょう。歴史あるトーマス・クック望遠鏡で夜空の観察もできますよ。
【大自然を活かしたアクティビティ】
壮大な自然に囲まれたウィンストンでは、トレッキングやマウンテンバイク、クルーズやウィンドサーフィンなどのアクティビティも楽しめます。
ウィンストンでしか見ることができない景色のなか、留学生同士で交流を深めるチャンスとしても有効です。
※ 参照元:ようこそ、ニュージーランド政府観光局の公式サイトへ
カフェ巡りが楽しい街
ウェリントンにはおしゃれなカフェがたくさんあります。世界で誇れるカフェ文化をもつ8都市に、ロンドンやメルボルン、シアトルなどと並んで選ばれたこともあるほどです。
旅行サイトの口コミにも、「おしゃれで美味しいレストランやカフェが充実している」と書かれているのを見かけます。
カフェ激戦区とも言われるウェリントンですが、なかでも世界的に人気なのが「MOJO」です。ウェリントン発祥で、日本をはじめ世界各国で愛されています。
こだわりを持つお店が多いことから、個人経営の小規模なロースター(コーヒー豆の焙煎所)も多く、コーヒーのいい香りが外まで漂っています。
ウェリントンに留学したら、ぜひカフェ巡りを楽しんでくださいね。
※ 参照元:MOJOとは | Mojo Coffee Japan
※ 参照元:ニュージーランド航空公式サイト
ウェリントン留学がおすすめな人
ここまでお伝えしたことから、ウェリントン留学は以下のような人におすすめです。
- 日本語に触れる機会がほとんどない環境に留学したい人
- コーヒーやカフェが好きな人
- 自然を満喫したい人
ウェリントン留学のデメリットは?
ウェリントンは魅力溢れる都市ですが、留学に際してはデメリットもあります。
ウェリントン留学のデメリットは以下の2つです。
- 日本からの直行便がない
- 日本と比べると不便
日本からの直行便がない
ウェリントンにはウェリントン国際空港がありますが、残念ながら日本からの直行便は就航していません。
よって、日本からウェリントンに行く際は、他の国を経由するか、ニュージーランドの玄関口であるオークランドで乗り継ぐかの2択になります。
ちなみに、ウェリントン空港に発着する国際線は、オーストラリアの4都市(シドニー、メルボルン、ブリスベン、ゴールドコースト)と、フィジーの5路線です。
それでは一体どのくらい時間がかかるのでしょうか。オークランド経由の場合を例に挙げてみましょう。
日本からオークランドは直行便で約10時間30分かかります。オークランドからウェリントンは飛行機で約1時間かかるので、飛行時間だけを考えると約11時間30分かかることになります。
乗り換えがあるのは不便ですが、いっそのこと経由地を観光するのもありかもしれませんね。
日本と比べると不便
ウェリントンはニュージーランドの首都で、必要なものはなんでもそろう都市ですが、日本とは環境が少し異なり不便を感じる場合がありそうです。
例えば…
- 都会的な娯楽がない
- 24時間のお店が少ない
- お店が閉まるのが早い
- 電車やバスが時間通りに来ない
他にも日本とは違う価値観に、ストレスを感じることがあるかもしれませんが、異文化を楽しむくらいの気持ちで過ごせるといいですね。
ウェリントン留学で語学学校を選ぶポイントはこれ!
最後にウェリントン留学の語学学校選びで絶対に押さえておきたいポイントをお伝えします。
これはウェリントン留学に限らずニュージーランド留学全般に言えることなので、しっかり押さえておきましょう。
NZQAの「カテゴリー1」に選ばれているかを確認しよう!
ニュージーランドには他の国にはない独特の留学生向け制度があります。
ニュージーランドにはNZQA(New Zealand Qualifications Authority)という政府機関があり、ニュージーランドの語学学校はNZQAによって審査、カテゴライズされています。
カテゴリーには1〜4があり、語学学校の質を評価して振り分けます。カテゴリー1が1番優良で、カテゴリー4があまり良くないといった感じです。
つまりウェリントン留学(ニュージーランド留学)では、カテゴリー1の学校を選ぶのが第1のポイントとなります。
カテゴリー1の語学学校の生徒には、特別に許可されていることがあります。それはアルバイトです。
ニュージーランドでは、カテゴリー1の語学学校に通う生徒のみアルバイトが認められていて、カテゴリー2以下の学校に通う生徒は、残念ながら働くことが許されていません。(ワーキングホリデーを除く)
もう一つ、ニュージーランドならではの制度があります。NZQAは、留学生に対しては語学学校が倒産した場合の授業料返金の保証をおこなっています。この補償を受けるためには、NZQAに加盟している学校を選ぶ必要があります。
以上の理由から、ウェリントン留学(ニュージーランド留学)では、NZQAに加盟しているカテゴリー1の語学学校を選ぶのがポイントになります。
落ち着いた雰囲気で日本人が少ない環境で学びたいならウェリントン留学がおすすめ
記事では、ウェリントン留学がおすすめな理由・メリット、デメリット、語学学校の選び方についてお伝えしてきました。
ウェリントンでは、英語漬けの留学生活で語学力UPが期待できそうです。自然やカフェを楽しめる魅力もありますよ。
ぜひ検討してみてくださいね。