南島と北島の2つの島からなるニュージーランドは、自然豊かな場所が多く、温暖な気候で過ごしやすいため、留学を検討されている方も多いと思います。
そんなニュージーランドへの留学を検討する際、現地の治安は重要で、留学先を決定する上で欠かせない要素になっていると思います。
本記事では、ケンブリッジの治安やトラブル時の対処法についてまとめてみました。ケンブリッジ留学を検討されている方はぜひ参考にしてみてください!
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このページの目次
ニュージーランドの治安について
ニュージーランドは世界でも安全な国ベスト10に入るほど安全で治安のよい国です。
国際シンクタンクの経済平和研究所(IEP)が今年発表した、世界平和度指数ランキング2022では、ニュージーランドは、調査対象の163カ国・地域中2位に位置しています。
また、ニュージーランドは同社の世界平和度指数ランキングで2017年から2位をキープしており、世界的に比較しても治安が良い国といえます。
ニュージーランドの治安が良い理由
ニュージーランドは、殺人事件などの凶悪犯罪の発生率がとても低いことから治安が良いと言われています。
2019年にクライストチャーチではニュージーランド史上最悪の銃乱射事件が発生しましたが、これを受けてニュージーランド政府は銃の規制を制限するなど、事件後すぐに改正が行われたことからも国としての安全や治安に対する意識の高さを感じ取ることができます。
どのエリアの治安が悪いのか
ニュージーランドは世界的に比較しても治安の良い国ではありますが、もちろん警戒が必要な地域は存在します。以下に示した地域を訪れる際は特に注意してください。
オークランドシティ
オークランドシティはニュージーランドの北島に位置しており、ニュージーランド最大の都市であるオークランドの中心地エリアです。
昼の時間帯は観光客や働いている人が多く行き交い比較的安全に過ごすことができますが、夜になると雰囲気が変わり、特に警戒が必要になります。
このエリアは夜になると、ホームレスや酔っ払いが多くトラブルに巻き込まれる可能性が上がるため、一人で出歩くことは避けたいエリアです。
オークランド南エリア
オークランドの南エリアは、ニュージーランド内でも貧困層が多く、雰囲気の暗い治安の悪い地域として知られています。
他のエリアに比べて不動産が安くなっている傾向にありますが、南エリアでセキュリティ対策が行われていない家に住むことは避けるべきでしょう。
クライストチャーチ
クライストチャーチはニュージーランドの南島に位置しており、豊かな自然に囲まれているエリアです。
クライストチャーチに関してもオークランドシティ同様、都市部であるため昼の時間帯は観光客など人が多く行き交い比較的安全に過ごすことができますが、夜になると雰囲気が変わり、特に警戒が必要になります。
また、人種差別意識の高いエリアでもあるため、滞在中の一人行動は避けるべきでしょう。
ニュージーランドの犯罪率
在ニュージーランド日本国大使館の発表している犯罪発生状況によると、ニュージーランドの犯罪発生率は、日本と比べてかなり高くなっており、犯罪発生率の対日本比は以下の通りです。
- 強盗:35.4倍
- 性犯罪:24.3倍
- 住居侵入・侵入窃盗:20.7倍
ニュージーランドは銃器犯罪や凶悪犯罪は少なく、世界的に比較すると治安が良い国であるということは事実ですが、日本との軽犯罪率のデータを見比べてみると犯罪率が高くなっていることが分かります。
トラブル事例
では、実際に報告されているトラブル事例を見てみましょう。
置き引き
図書館で少し席を離れた間や、レストランやカフェで話に夢中になっている間に置いていた荷物や貴重品が盗まれたという被害が報告されています。
詐欺・スキミング
ATMや駐車場等における料金のカード支払い時のカードスキミングの被害が報告されています。また、スキミングに限らず、ビザ関連での詐欺も多く報告されています。
ビザ関連では、架空のポジションを紹介し高額な手数料を請求する違法エージェントなどが報告されています。
侵入・窃盗
人通りの少ない道で、いきなり殴られ持っている貴重品を盗まれたという被害や、家を留守中に空き巣に入られ、パソコンなど置いていた貴重品を全て盗まれたというような被害が報告されています。
トラブル時の対処法
実際にトラブルに巻き込まれてしまった際には、速やかに警察に連絡をとってください。
非常事態の場合は、非常ダイアル111番に連絡をとることで警察・救急・消防などすべてにアクセスすることができます。
緊急時以外は、ダイアル105番から警察へ連絡を取ることができます。
パスポートの紛失や盗難でお金に困っている場合はオークランド日本国領事館へ連絡をしましょう。
トラブルはいつ巻き込まれるかわからないため、万が一に備えて事前に情報を把握しておくことが大切です。
危機管理 予防のためにどうすれば良いか
いくら治安の良い国とはいえ、油断をしていたり、軽率な行動をとっていないといるとトラブルに巻き込まれる可能性は大いにあります。
以下を参考にしっかり対策をとり、トラブルに巻き込まれないよう心がけましょう。
置き引き
所持品は常に自分の近くに置き、ショルダーバッグなどは道路と反対側に抱えることでひったくりされにくい状況を作りましょう。
また、日本では席をとっておきたい場合などに荷物を置いたままにすることがあると思いますが、少し席を離れている間に盗まれてしまう可能性が高いため、必ず荷物は常に持ち歩き、置きっぱなしにはしないようにしょましょう。
詐欺・スキミング
クレジットカード使用時は暗証番号など誰からも見られないように気をつけましょう。
特に店員が目の前にいるときや、不自然に情報を聞き出そうとしてくる人がいるときは手でカバーしたり、口外しないことで機密情報を守りましょう。
また、詐欺被害に関しては、契約書に簡単にサインしないことを心がけましょう。
侵入・窃盗
侵入被害を防ぐためには、空き巣に入られやすい状況を避けるためにもセキュリティ対策が整った住宅を選ぶようにしましょう。
特にオートロックや防犯カメラ、実際に住む階など、チェックリストを作成することで見過ごしも防げるでしょう。
また、窃盗に関しては、人通りの少ない道や夜の一人歩き、暗く細い道などは避けるようにしましょう。
特に現地での生活に慣れて油断した頃に狙われたりするので、常に安全な選択をするよう心がけて行動しましょう。
治安の良さに油断せず常に安全な行動を心がけましょう
ニュージーランドは銃器犯罪や凶悪犯罪は少なく、世界的に比較すると治安が良い国であるということは事実ですが、日本と比べると軽犯罪の発生率は多く、軽率な行動をとっているとトラブルに巻き込まれる可能性はあります。
これからニュージーランドへ渡航される方やすでに到着されている方は、充実した留学生活を実現させるためにも、決して油断せず、細心の注意を払ってトラブルに巻き込まれないよう心がけましょう。
対策をとることで避けられることは多くあるので、安全対策を徹底して、留学生活を楽しんでください!