ケンブリッジ留学の失敗例5選。どうしたら失敗を避けられるのか、そのポイントとは

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ケンブリッジ大学をはじめ、学術都市のイメージの強いイギリス・ケンブリッジ。そんなケンブリッジ留学を計画している方に向けて、留学生が陥りがちな失敗例を5つに分けてご紹介します。

また、それぞれの失敗に対する解決のアドバイス・ポイントもあわせて解説いたします!

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ケンブリッジ留学で起きがちな失敗例とは?

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イギリス・ケンブリッジにて英語留学を計画している方も多いと思いますが、帰国後に「もっとこうしていれば良かった」という失敗や後悔を感じる方も少なくありません。

もちろん100%失敗を避けることは難しいですが、可能な範囲で準備と対策を進めたいですよね。

以下に、ケンブリッジ留学でよくある失敗例を5つまとめてみました!

目的に沿った語学学校・コースを選べていない

まず、ケンブリッジに留学する目的は明確でしょうか?

ケンブリッジをはじめ海外留学は、その留学自体が目的ではなく、その先の進学や理想のキャリアパスを辿ることが目的かと思います。

と一言でいっても、「国内外のどちらで勤務する想定なのか」「専門性の選択は何が必要か」など、最上流の目的次第でケンブリッジ留学の目的は変化していきます。

常にゴールから逆算して、正しい学校・コース選びをしなければ、短期的には満足しても長期的には無駄な投資だったと後悔してしまうかもしれません。

英語力の未熟さを痛感し、学習意欲を失ってしまう

海外留学をすると、日本では馴染みのなかったセンテンスや口語表現に触れ、うまく聞き取れなかったり言い返せなかったことで、自身の英語力に自信を失ってしまうことがよくあります。

これは、ごく少数の人だけでなく、ほぼ全ての人が同じかと思います。

そのうえで英語力を伸ばすには、不慣れなシチュエーションでもポジティブに食らいつき、必死に不足している箇所の学習を進めていく姿勢です。

しかしなかには、ケンブリッジ留学の理想と現実とのギャップに苦しみ、緩やかに電池が切れるように学習意欲を失ってしまう方がいらっしゃるのも事実です。

心地よい日本人コミュニティに閉じこもってしまう

ケンブリッジの語学学校に同じ日本人が在籍しているケースもあります。

日本人留学生と交流することは決して悪いことではありませんが、日本人同士でかたまり、英語に触れる機会が多くなってしまうとケンブリッジに留学した意味がなくなってしまいます。

とはいえ、日本語が通じる日本人のクラスメイトとは、拙い英語によるストレスやフラストレーションを感じることがないので、正直心地よく思えるはずです。

結局、本来の目的を強く意識できていないと、その場の誘惑に負けて英語をインプット・アウトプットする貴重な機会が奪われていくでしょう。

家計の管理が甘く、当初の予算を大きくオーバーしてしまう

英語学習以外に海外留学生のネックな問題が、お金に関する問題です。

留学前にかかる学費やビザ・パスポート費・航空券代などに加え、現地では固定費として滞在費(家賃)や食費・交通費その他の遊興費がかかります。

そのなかでは特に食費や遊興費は自己管理が甘いまま使っていると、予想以上に高額になる恐れがあります。イギリスは物価が高いことに加え、円安も拍車をかけているためです。

留学生活のお金の管理がずさんだと、留学後半で資金に余裕がなくなるか、親やクレジットカード会社からお金を借りなければならなくなってしまうでしょう。

ホームシックになり、家から出るのが億劫になる

ケンブリッジ留学の滞在期間が2~3カ月を過ぎたころから、ホームシックのような状態に陥ってしまう方もいます。

渡航直後は夢見たケンブリッジでの生活に高揚する日々が続きますが、ケンブリッジに慣れてくると、現実的な英語学習の壁やクラスメイト・ルームメイトとの人間関係など、決して順風満帆なことだけではなくなります。

ホームシックになってしまう原因はさまざま考えられますが、授業への未参加だけでなく、精神的にも不安定になってしまいます。

ケンブリッジ留学の失敗を回避するポイント

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海外留学に多少の失敗はつきものとはいえ、留学生活の満足度を阻害する要因はなるべく事前に回避しておきたいですよね。

では、具体的にどのようなポイントを意識するとよいのでしょうか。以下にまとめてみました。

専門家に相談しながら、適切な留学先を決める

「目的に沿った語学学校・コースを選べていない」という失敗パターンに対しては、身近な留学経験者や留学の専門家であるエージェントに相談しながら決めるのがよいでしょう。

留学経験のないあなたが自分ひとりで調べる場合、その多くはインターネットで調べて情報収集することと思います。

しかし、ネット上の情報には真偽が定かではないものが多く、学校が発信している情報も基本的には良いことしか発信しないので真に受けすぎるのは危険です。

このような事情から、より生の情報を集め留学の目的に沿った留学先を決めるには、専門的な知見をもつ留学エージェントに相談するのがもっとも効率がよいと考えられます。

ただし、「こちらの要求を無視し特定の学校ばかり薦めてくる」「質問に対する回答が曖昧で専門的な知見をもっているか怪しい」などと感じるエージェントであれば、別のエージェントへの相談に切り替えるべきでしょう。

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意欲に関係なく、ルーチン的にやるべきことを続ける

「英語力の未熟さを痛感し、学習意欲を失ってしまう」という失敗パターンに対しては、英語学習への意欲・モチベーションをもとに勉強しようとするのではなく、あくまで機械的にルーチン的に勉強することが大切です。

通常、人間が感じるやる気やモチベーションは瞬間的には高まるものの、長時間持続させることは難しく、かつ健康状態の影響を受けやすいものです。

それよりも、英語の学習課題を日別の粒度に細かくし、淡々と行動に移していく意識が重要。規則正しい生活を心がけ、特に睡眠不足にならないよう生活を正し、1日1日を丁寧に過ごしましょう。

日本人クラスメイトとはルールを決めて接する

「心地よい日本人コミュニティに閉じこもってしまう」という失敗パターンに対しては、英語力向上を第一に、お互いルールを決めて接するようにしましょう。

一般的に「海外留学で日本人同士集まるのはよくないこと」と言われがちですが、全てにおいてそうではありません。海外留学に来ている意味がない関わり方では駄目ですが、お互いに刺激しあい、むしろプラスになる関わり方を見出せばよいのです。

日本人同士で交流する際は、「英語で会話するようにする」「どうしても困った場合のみ日本語でやりとりする」など、お互いにルールや節度をもって、知り合えたことがプラスとなる関係性を築きましょう。

無理のない家計計画を立てて強い自制心で守る

「家計の管理が甘く、当初の予算を大きくオーバーしてしまう」という失敗パターンに対しては、まずは現実的で無理のない家計計画を立てることが大切です。

そして、「自分が何にお金を使ったか」を細かく把握し、日々の生活のなかで調整するようにしてください。最初のうちは、相場観を掴むためにも毎晩チェックしたほうがよいでしょう。

以下のように便利な家計簿アプリは豊富に存在しますので、クレジットカードや電子マネーで決済し、データ連携を自動化させておくと便利です。

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『Zaim』900万ダウンロードを超える人気家計簿アプリ。連携可能数は無制限。無料版にもレシート読み取り機能あり

あとは、強い自制心をもってお金をコントロールしていくしかありません。今の目の前のちょっとした快楽ではなく、お金が不足する未来の不幸せを想像して、適切に支出をコントロールしていきましょう。

日本の友人や家族とビデオ通話でストレスを緩和させる

「ホームシックになり、家から出るのが億劫になる」という失敗パターンに対しては、ストレスや不安が膨らみ過ぎてしまう前に上手にガス抜きさせていくことが大切です。

ストレスや不安の緩和のためにおすすめなのが、ビデオ通話や電話で日本の友人や家族と話をすることです。日本にいる知り合いと日本語で会話することで、リラックスし、元気をもらうことができます。

もちろん一定は外国人の輪に入ってコミュニケーションする努力が必要だとは思いますが、精神的に無理がたたっていると感じる場合は、そこから距離を取る判断も重要です。

日本にいる友人や家族と話をすることで、かつて元気で留学への意欲に燃えていた自分を思い出すことができるはず。そして、心が回復したら、自分なりのペースでもう一度、留学や学校生活に向き合いましょう。

ケンブリッジ留学の失敗例まとめ

記事では、ケンブリッジ留学のよくある失敗例と失敗を回避するためのポイントをお伝えしてきました。

改めて整理すると、以下となります。

よくある失敗例
  • 目的に沿った語学学校・コースを選べていない
  • 英語力の未熟さを痛感し、学習意欲を失ってしまう
  • 心地よい日本人コミュニティに閉じこもってしまう
  • 家計の管理が甘く、当初の予算を大きくオーバーしてしまう
  • ホームシックになり、家から出るのが億劫になる
失敗を回避するポイント
  • 専門家に相談しながら、適切な留学先を決める
  • 意欲に関係なく、ルーチン的にやるべきことを続ける
  • 日本人クラスメイトとはルールを決めて接する
  • 無理のない家計計画を立てて強い自制心で守る
  • 日本の友人や家族とビデオ通話でストレスを緩和させる

ぜひこれらの失敗例・回避のポイントを事前に認識し、可能な限り、似たような失敗を招かないように準備を進めていってくださいね!