ヨーロッパの文化・経済をリードするイギリス・ロンドン。そのロンドンに晴れて英語留学を計画している方も多いことと思います。
しかし、そう多くない人が帰国後に「もっとこうしていれば良かった……」と失敗や後悔の念を感じていることも現実です。
そこで記事では、ロンドン留学の失敗に繋がってしまう原因を7個に分けてご紹介。そして、その失敗を避けるためのポイント・アドバイスをお伝えします。
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ロンドン留学の失敗を招く7つの原因
ロンドン留学に失敗する理由は複数あります。
ご紹介する内容はロンドンだけでなく、他の国や都市の留学にも当てはまる可能性がありますが、共通して重要なことなので注意しておきましょう。
ロンドン留学の目的が明確でないまま、留学を決めてしまう
ロンドン留学を考えているなら、まずは自分自身に「なぜ英語留学をするのか?」「なぜロンドンなのか?」という疑問を投げかけることが大切です。
留学には費用や期間がかかるため、自分にとって本質的な目的がないまま留学を決断すべきではないです。
日本国内でも日本語を使って就職する選択肢が多く存在するなかで、本当に将来の自分にとって必要なのか、納得とある種の覚悟をもって決断しましょう。
専門家の情報・意見を聞かずに筋違いな留学目標を定めてしまう
ロンドンに留学するにあたって、誰しもが目標を設定するかと思いますが、その目標の”妥当性”を冷静にジャッジすることが大切です。
そうでないと、将来のキャリアプランに対して筋違いな方向に進んでしまいかねないためです。
海外の大学進学も見据えて語学学校に入学すべきなのか、大学に進学するとしたら学科は適切なのか、日本の外資系企業への就職を目指すとしてTOEICのスコアが適切なのか……などです。
これらを留学経験者や専門家の意見を聞かずに、自分ひとりで考えてしまうと、誤った目標設定になっても自覚しづらいので注意が必要です。
留学する語学学校やコースが自分に適切ではない
ロンドン留学を成功させるためには、適切な語学学校やコースの選択が必要不可欠です。
まずは正しい目標設定ができていることが前提ですが、学校やコースの選定には時間をかけてリサーチ・比較をすることが必要です。
学校の雰囲気や講師の質も、留学全体の満足度に大きく影響します。日本語だけでなく、英語で学校の評判・口コミを調べるなど、多角的に検討することが重要です。
※ 参照元:知らないと損!プロが教えるイギリス留学語学学校の選び方 | 留学会社アフィニティ
日本人のクラスメイトとばかり行動をともにしてしまう
日本人のクラスメイトとばかり集まってしまうと、英語を活用する機会が減ってしまいます。英語を使ってコミュニケーションする機会が増えないと、留学目的である語学力アップにはつながりません。
確かに日本語でコミュニケーションできるとラクですが、ロンドン留学の本来の目的を忘れずに日本人同士でも必ず英語で会話するか、意識的に日本人以外と交流するようにしましょう。
自習の時間管理・自己管理が身に付いていない
ロンドン留学で英語力を高めていくためには、日々の授業への参加だけでなく、毎日コツコツと自習する習慣が欠かせません。
英語を自然に扱えるようになるには、何度も何度もカラダを使ってインプット・アウトプットを続けていくしかないのです。
しかし、「ロンドン留学前に英語学習の習慣が身に付いていない」「ロンドンで自己管理・時間管理ができない」という人は、どうしても英語力向上のスピードが鈍化してしまうでしょう。
家計管理を怠り散財してしまい、留学費に余裕がなくなる
海外留学の際には、留学費の管理を怠らないことが重要です。
イギリス・ロンドンは日本に比べて物価が高いものの、注意していないと外食の回数が増え、出費がかさむ可能性があります。
ランチやレストランでの外食は、日本の2~3倍の料金がかかることを覚悟しておきましょう。
とはいえ、常に節制を強いてしまうと気持ちが窮屈になってしまうので、観光や外食でリフレッシュするときはして、節制するときは節制するというメリハリを意識することが大切です。
ロンドンで友人を作れず、オフの日を寂しく過ごしてしまう
留学先のロンドンでのクラスメイトや友達との繋がりは、授業以外のオフタイムの充実度を左右します。
一人で行なう自習はもちろん大切ですが、グローバルな友人との時間も英語のインプット・アウトプットに有益です。
しかし、学校のクラスメイトや滞在先のルームメイトの輪に上手く入れず、疎外感を感じる日々が続くと、憧れだったロンドン留学生活もどこか寂しいものとなってしまうでしょう。
ロンドン留学の失敗を避けるためのポイント
では、具体的にどのようなポイントを心がければこれらの失敗を避けることができるのでしょうか。
次にこれらのロンドン留学の失敗を避けるためのポイントを3点に分け、お伝えします!
ロンドン留学の計画は専門家に相談しながら固める
自分自身でロンドン留学を調べることも大切ですが、留学経験者や留学エージェントの助言を得るのが質の高いプランづくりに必要不可欠です。
これは、個人で準備を進めると、誤った認識でも気づかない可能性があるためです。
特に留学エージェントの利用は無料で行なえますので、気軽に相談してみることを推奨します。
ただし、「特定の学校ばかり薦めてくる」「相談に対する回答の質が低い、情報量が少ない」「専任エージェントとのフィーリングが合わない」と感じる場合は、一つのエージェント利用に固執せず、相談先を切り替えることも検討しましょう。
目的意識・課題意識を常に忘れず、英語に触れ続ける
ロンドンでどれだけの自習時間をどのように設ければよいのか、日本人のクラスメイトとはどれくらいの距離感で接すればよいのかなどは、ロンドン留学の目的や現状の課題によって取るべき行動が異なります。
つまり、一概に「こうすればよい」という答えはありません。自分のロンドン留学では何が目的であり、目的との差分を常に意識しながら行動しましょう。
優先度によっては日本人同士で集まり課題に取り組むことも正解といえます。自分一人で机に向かって自習するだけでなく、先生やクラスメイトとの会話を積極的に行なうべきフェーズもあります。
ただ全体を通して重要なのは、戦略的に俯瞰して自分の英語環境や学習を見つめる姿勢と、常に主体性をもって英語の海に飛び込む姿勢です。これらの「意識」はどんなときも失わずに行動するようにしてください。
予算にバッファを設け、家計は数字で厳密に管理する
ロンドンへの留学前には、現地での月々の出費を抑えるための計画を立てることが重要です。
可能であれば、ロンドン留学経験者にアドバイスをもらうか、留学エージェントに相談することをおすすめします。
これはインターネット上には載っていない費用項目や現地の節約情報を教えてもらえる可能性があるからです。
そして、ロンドン留学中にはイレギュラーな出費はどうしても発生してしまうので、留学予算はバッファを設け、余裕を作っておくことが大切です。
以下のような家計簿アプリを利用し、効率よく、家計の管理ができる体制も整えておきましょう。
サービス名 | サービス詳細 |
---|---|
スマート家計簿『スマー簿』 | 『マネーフォワード』と共同開発したNTT docomoの家計簿アプリ 1,500以上の金融機関・サービスと連携可能! |
『おかねのコンパス』 | 株式会社TTデジタル・プラットフォームが運営する家計簿アプリ 口座連携数は無料で無制限。広告もいっさいない点がユーザーに優しい |
『マネーフォワードME』 | 利用者は1,500万人を超える国内で人気の家計簿アプリ 国内の利用者数はNo.1。レシートの読み取り機能あり |
『Moneytree』 | 国内2,472社のサービスと連携可能、無料で50口座との連携も可能 シンプルで見やすいUIで、家計状況をクリアに可視化してくれる |
『Zaim』 | 900万ダウンロードを超える人気家計簿アプリ。連携可能数は無制限。無料版にもレシート読み取り機能あり |
ロンドン留学の失敗例まとめ
記事では、ロンドン留学のよくある失敗例と失敗を回避するためのポイントをお伝えしてきました。
改めて整理すると、以下となります。
- ロンドン留学の目的が明確でないまま、留学を決めてしまう
- 専門家の情報・意見を聞かずに筋違いな留学目標を定めてしまう
- 留学する語学学校やコースが自分に適切ではない
- 日本人のクラスメイトとばかり行動をともにしてしまう
- 自習の時間管理・自己管理が身に付いていない
- 家計管理を怠り散財してしまい、留学費に余裕がなくなる
- ロンドンで友人を作れず、オフの日を寂しく過ごしてしまう
- ロンドン留学の計画は専門家に相談しながら固める
- 目的意識・課題意識を常に忘れず、英語に触れ続ける
- 予算にバッファを設け、家計は数字で厳密に管理する
ぜひこれらの失敗例・回避のポイントを事前に認識し、可能な限り、似たような失敗を招かないように準備を進めていってくださいね!