高額な費用と時間をかけて渡航するアメリカ・ロサンゼルス留学。人生でこの一度きりかもしれない語学留学ですから、当然失敗はしたくないですよね!
事前によくある失敗例を把握しておいて、起きがちな失敗を回避しましょう。
記事では、ロサンゼルス留学でよく見られる失敗例と、その対策についてご紹介しています。後半では、失敗しないためのポイントもご紹介しているので、ぜひ最後までご一読ください。
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このページの目次
留学の失敗とは
本記事では、「思っていた留学生活とは違った!」「英語レベルが上がらずに帰国してしまった!」というケースを失敗と定義づけています。
どのような場合に失敗が起きやすいのか、学習面と生活面に分けて解説していきます。
ロサンゼルス留学の失敗例と対策
ロサンゼルス留学では、どのような失敗例が起こりやすいのでしょうか?
具体的な失敗例と、その対策方法についてご紹介します。
プログラムやコースは良くても、校内の環境が合わなかった失敗例
ロサンゼルス留学では、語学学校に思いのほか日本人が多く、現地に行ってから学校選びに失敗したと気づく人がいらっしゃいます。
例えば、以下のようなケース。
ロサンゼルス留学では、実際に留学してみたら、日本人が思いのほか多い場合や、アジア人の比率がすごく高い場合があります。
特によく耳にするのが、学校全体としては15%程度の日本人比率でも、クラスの日本人比率は80%くらいだった……という声です。日本人留学生は同じようなレベルの人が多いので、同じクラスに日本人が集まりがちです。
では一体、どのようにすればこのような失敗を避けられるのでしょうか? 考えられる対策は以下の通りです。
- English Only policyを導入している語学学校にいく
- 日本人比率が高い学校に行く場合、交流する日本人には早い段階で「一緒にいるときは英語で話そう」と伝える
- そもそも、日本人が多い学校を選ばない(そのためには都市や国を再検討するのもあり)
英語をたくさん話せる環境は、「自分自身で責任をもって調べてから選ぶ」という意識を強くもっておきましょう。
帰国後に留学生活でやり残した体験があったと後悔した失敗例
「やりたいことがあったのに、体験できずに帰国した」という人は、思いのほか多くいます。ロサンゼルスは、簡単に行ける場所ではないからこそ、帰国後に「やり残した」と感じるのは辛いことです。
例えば、以下のようなケース。
憧れの街、ロサンゼルスに短期留学したBさん。
勉強もさることながら、主要なスポットをすべて周ることも留学の目的の一つでした。ビバリーヒルズやハリウッドのウォークオブフェイム、ディズニーランドやロデオドライブ、主要な観光スポットは全て制覇!……と満足して帰国しました。
ところが帰国後、ディズニーランドに限定グッズがあったことや「あそこで写真を撮りり損ねた!」など、”事前に調べておけばよかった”と後悔することがいくつか出てきました。
大まかな情報は仕入れていたものの、もっと念入りに調べて漏れのないよう計画しておけばよかったと後悔したBさんでした。
特に短期留学の場合は時間に限りがあるので、事前にちゃんと計画を立てておかないと、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
では一体、どのようにすればこのような失敗を避けられるのでしょうか? 考えられる対策は以下の通りです。
- 出発前に下調べをしっかりしておく
- 現地の知人から情報を集めておく
- 「どの場所で写真を撮るのか」有名なフォトスポットをチェックしておく
体験したいことをリスト化しておくと達成度がわかり、安心できるのでおすすめです!
外食のしすぎ、観光のしすぎで生活費が底をついた失敗例
ロサンゼルス留学では、生活費が予算をオーバーしたという声をよく耳にします。
ロサンゼルスは遊ぶところがいっぱいあるし、遊びに行く機会が増えると外食する機会も増え、出費がかさみます。
例えば、以下のようなケース。
はじめは、自炊して節約しようと決めて留学したCさん。
しかし、現地で友人ができ、参加する予定ではなかったアクティビティに参加したり、カフェやショッピングなどに誘われる機会が増えた。
実際、なんでも経験したいし、誘われると断りにくい。しかし付き合いが増えるほど予定外の出費が増え、当初、親と話していた予算をオーバーしてしまった。
今しかできない経験だと思いつつ、ただでさえ大金を出してもらい留学しているので、親に対して申し訳ない気持ちになった。
できれば予算内で、留学生活が送れるといいですよね。
では一体、どのようにすればこのような失敗を避けられるのでしょうか? 考えられる対策は以下の通りです。
- 外食をする前提で余裕をもって食費計画をたてておく
- ロサンゼルスには観光スポットが多いので、遊ぶことを前提に予算を組んでおく
- ショッピングスポットが多いので、生活費以外の買い物の費用を組み込んでおく
多めに予算を確保しておくことで、想定外の出費を抑えましょう。余裕のある生活費の捻出が難しい人は、ロサンゼルス以外の都市を検討してみるのもおすすめです。
ロサンゼルスは満喫できたが、英語力が伸びなかった失敗例
皆さんのなかには、ロサンゼルスに行けば英語力が上がると思っている人はいませんか? しかし、ただロサンゼルスに行って語学学校に通うだけでは、英語力はさほど上がらないのが現実です。
そんな勘違いでよく見られる失敗例が以下のケース。
英語力を上げたいのと思い出作りを目的に、大学の夏休みを利用してロサンゼルスに留学したDさん。
現地では日本人が多く、友達もすぐにできた。しかし英語は特に事前準備をしておらず、最近は英会話もしていない状態だったこともあり、現地では思いのほか英語が口から出てこなかった。
でも、同じような日本人がたくさんいたので、孤独を感じるようなことはなかった。
授業にもまじめに出て、放課後や週末は友達と充実した時間を過ごしコースは修了に。
しかし、「あれ?肝心の英語力はアップしていないかも」と留学期間中は気にしてなかったものの、帰国後に英語力が伸びていないことを実感。せっかく大金を出して行ったのに……と、とても残念な気持ちになった。
特に短期留学では、ロサンゼルスに行ってただ受け身的に語学学校に通っても、実感できるほどの語学力の向上は難しいといわれています。
では一体、どのようにすればこのような失敗を避けられるのでしょうか? 考えられる対策は以下の通りです。
- 留学前にある程度英語の勉強をしていかないと、思うように英語力が伸びないことを知る
- 6ヵ月程度、事前に英語の勉強をしてから留学する
- 現地で授業の予習復習をコツコツと徹底して続ける
これらをしっかり実行できれば、英語力アップは十分に期待できるでしょう。
ロサンゼルス留学で失敗しないためポイント
ここでは、ロサンゼルス留学で失敗しないためのポイントを3ステップでお伝えします。
- 留学の目的ややりたいことをはっきりさせる
- 目的に沿った学校を選ぶ
- やるべきことをリストアップする
ステップ1. 留学の目的ややりたいことをはっきりさせる
学校選びでは、目的に合った学校を選ぶことが重要です。そこでまず初めに、具体的な留学の目的を明確にしましょう。以下の点について、自分の考えをまとめます。
- 何のために留学するのか
- 留学先で何を学びたいのか
- どんな力をつけたいのか
- ロサンゼルスで何がしたいのか
例えば
- 日常生活で困らない程度の英語力を身につけるために、会話力を上げられるようなプログラムで学びつつ、アクティビティを通して他の国の人と交流したい
- 字幕なしで映画が見れるくらいのリスニング力を身につけるために、現地の人と交流したり、現地の施設を積極的に利用したい
- TOEICで◯点以上取るために、とにかく英語漬けの生活を送りたい
- 英語を学びながらヨガインストラクターの勉強をしつつ、ロサンゼルスの観光スポットを全部まわりたい
- 将来ロサンゼルスで生活するために、ビジネスで通用する英語力を身につけつつ、現地でどのようなかたちで就業できるのか模索したい
このように目的を明確にすることは、学校を選ぶ際にも役立ちますし、留学のモチベーションを保つことにもつながります。
ステップ2. 目的に沿った学校を選ぶ
ステップ1で考えた目的を達成するためには、どのような学校を選べば良いか考えましょう。
例えば、観光を中心にしたい人は、午前のみの授業を選ぶといいでしょう。そうすれば費用も浮きますし、時間も確保できます。アクティビティが豊富な学校を選ぶのも良いですね。
また、ロサンゼルス留学で勉強に集中したい人は、English Only Policyの学校を選ぶのがおすすめです。
学校やコースを探すときは、以下の2つの方法があります。
- 語学学校のまとめサイトの情報をもとに学校を探してみる
- 留学エージェントに相談する
留学エージェントでは、目的や条件を伝えるだけで、あなたに最適な語学学校とコースを紹介してくれます。
ステップ3. 留学中にやるべきことをリストアップする
留学中に自分が何をするべきか、ステップ1の目的と照らし合わせながら、細かくリストアップしましょう。
例えば「観光スポットを全部まわる」が目的の人は、どこに行くか、そこで食べたいものはないか、買いたいものはないか、写真スポットはないかなど、細かくリサーチして書き出します。
語学力アップを1番の目的としている人は、留学前から計画を立てて、やるべきことをリストアップするといいでしょう。
「リストに書かれていることを全部達成できたら留学成功!」と思えるようなリストを作れるといいですね。
失敗例やポイントを抑えて、ロサンゼルス留学を成功させよう!
記事では、ロサンゼルス留学の失敗例と成功のためのポイントをご紹介しました。
事前に失敗例を知ることができたあなたは、同じ失敗は避けることができるはずです。
対策とポイントを参考にして、ロサンゼルス留学を成功させてくださいね!
プログラム・コース内容に惹かれて、語学学校を決めたAさん。
学校を選ぶ当初は日本人比率が気になっていたが、ざっと見たところ、どの学校も同じくらいだったので、あまり気にすることなく学校を決定した。
しかし、実際に語学学校に入学してみると、留学生の大半が日本人という環境だった。多国籍な環境かと思いきやそうではなく、アメリカの雰囲気が全然感じられない環境にガッカリ……。
しかも日本人が多いと、どれだけ英語で話そうと思っても日本語で話しかけてくる生徒もいて。日本人にどこかに行こうと誘われたら、特に断る理由も見つからず、付き合ってしまった。
その後、1人で行動しようと試みるも、1度交流した日本人を避けるのはとても難しく、結局、日本人と一緒に過ごす時間が多くなってしまい、英語を使う機会が削られた。
プログラム重視で学校を決めたけど、内容がどんなに良くても、語学学校はその環境が重要だなと感じた。