ニューヨーク留学前に知っておきたい心得。キラキラ生活に憧れて失敗しないために

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ファッション、アート、ビジネスの中心地であり、世界中の人々が夢とインスピレーションを求めてやってくる街、ニューヨーク。その魅力を体感するためにニューヨーク留学を考える人も多いでしょう。

ここでは、ニューヨークへ語学留学する際のよくある失敗と、それを避けるためのヒントをご紹介します。充実した留学生活を送るために、ぜひご一読ください。

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ニューヨーク留学のおすすめ語学学校

ニューヨークには多くの語学学校があり、一般英語・ビジネス英語・TOEFL試験対策など、さまざまなプログラムを提供しています。

学校の雰囲気が自分に合っているかどうかも学校選びの重要なポイントです。

ここではニューヨーク留学でおすすめの語学学校を8校、学校の特徴とあわせてご紹介します。

学校名学校の特徴参考 授業料
Kaplan「レベルアップ保証コース」が用意されており、英語力が身に付くのか不安な方も安心。
ニューヨーク校はマンハッタンの中心部にあります
Webサイトで簡易見積もり可能
EC申込時から帰国後3カ月までの間、無料のオンラインシステムで学習可能。

現地では授業以外にも、無料の追加授業やクラブ活動で学習を深めることができます
4週:$1,820~$2,117

12週:$4,980~$5,700

24週:$9,240~$10,200

48週:$18,480~$20,400
OxfordInternational生徒の年齢層が幅広く、アジア系の人がやや多め。

英語を学習する中で日本やアジアの方と交流したい人におすすめです
1〜3週間:$297~$508

4〜7週間:$254~$507

8〜11週間:$249~$502

12〜23週間:$242~$487

24〜35週間:$230~$467

36週間以上:$221~$459

※ 1週間あたりのコース費用
Rennert International1973年創設の老舗語学学校。

英語初心者からビジネス英語を習得したい人、アメリカでの大学入学を目指す人に至るまで、多彩なカリキュラムで留学生のニーズに応えます
1~3 週間:$400~$550

4~11 週間:$375~$525

12~23 週間:$350~$500

24週間以上:$325~$475

※ 1週間あたりのコース費用
LSI日本人生徒の比率が約6%と低め。

独自のオンライン教材が用意されており、授業と並行した内容が学べるため自宅でも効率的な英語学習を行えます
問い合わせが必要
OHC少人数制の授業がメイン。アジア人の比率は低め。

アウトプットの場がたくさん用意されており、きっちり学んで結果を出したい留学生におすすめです
4週:$1,440

12週:$4,080

24週:$7,560

48週:$14,880
EF世界5大陸に50以上のキャンパスを構えている。

語学留学をはじめ、海外大学進学プログラムやホームステイ、ワーキングホリデーなど、幅広いプログラムから選べます
2週間〜52週間:約99,900円~約3,069,200円
sprachcaffe語学コース選択をはじめ、宿泊施設手配、空港送迎に至るまで、日本語で対応してもらえます。

アクティビティが充実しており、語学学習に留まらないユニークな体験が期待できます
1週:$145〜$500

ニューヨーク留学の失敗に繋がる見直したい考え方

あなたは「ニューヨークには華やかで楽しい留学生活が待っている!」と思い込んでいませんか?

ここでは、ニューヨークでは一般的にどのような生活になるかを踏まえて、失敗につながりやすい考え方をご紹介します。

渡航前から対処方法を考えておかないと後悔することもありますので、しっかりチェックしてくださいね。

ニューヨークの煌びやかな生活に過度な期待を抱いている

ニューヨークと聞いて思い浮かぶのは、マンハッタンの摩天楼やタイムズスクエア、ブロードウェイのショーなど、煌びやかなイメージではないでしょうか。

しかしニューヨーク市内には、クイーンズのように生活感溢れるエリアもあります。マンハッタンの中心部は日本でいうところの港区と思ってもらえるとわかりやすいでしょうか。こういった場所に住まない限り、さまざまな人種・国籍の人々が、働き、学びながら暮らすリアルな生活の中に、あなたも入っていくことになるのです。

しかも留学生の多くは若者ですから、生活資金が潤沢にあるという人のほうが少ないかと思います。ニューヨークに限らずアメリカ全土でそうですが、日本よりも物価が高いことにも注意してください。

日本での生活と同じ感覚で外食をすると、想定の倍以上の料金がかかると思っておいたほうがいいでしょう。

意識的に倹約しなければすぐに生活が苦しくなりますので、生活圏で食材が安いスーパーを探して食事は基本的に自炊にするなど工夫が必要です。

「キラキラしたニューヨーク生活」をイメージしていた人は、もしかしたら貧乏大学生のような質素な暮らしをすることになるかもしれないということを踏まえて、ぜひ今一度、本当にニューヨークに行きたいのか考えてみてください。

「ニューヨークに留学すべき理由」が明確ではない

海外ドラマや映画に影響を受けてなんとなく憧れを持ち、ニューヨークを留学先として選ぶという人は多いのではないでしょうか。

憧れの場所に留学に行くことは素敵なことですし、何より考えを行動に移せるというのは素晴らしいことです。ですが、ちゃんと目的意識を持って留学に臨まないと、お金と時間がだた消えてしまうだけかもしれません。

ニューヨークは外国人観光客や移民が多いため、お店の人だけでなく道行く人も、たどたどしい英語であっても親切に対応してくれることが多いです。日本人が平均的に持っている中級程度の英語力とボディランゲージを駆使すれば、すぐに問題のない生活が送れるようになるでしょう。

英語力を向上させないと生活できないという焦りやプレッシャーが減ると、そこからの英語力向上は根気が必要になります。

今あなたが流ちょうに話せる日本語は、拙い日本語で日常会話をしたり、いろいろなフレーズを聞いたり、語彙力や文法力を身につけたりと、学習を積み重ねてきた結果です。

非ネイティブが英語をマスターするためには、毎日自主的に学習を続ける必要があります。

情熱を絶やさず英語学習に取り組むためにも、留学前に明確に目的意識を持ち、目指したい姿をできるだけ具体的にイメージしましょう。

適宜振り返りができるよう、目標から逆算してできるだけ細かいマイルストーンを設定できるとベストです。目指すべきゴールを日々意識することで、かけた費用と時間に見合った留学体験を得られるはずです。

お金に余裕をもって渡航しようとしていない

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先ほどご紹介したように、ニューヨークの物価は日本よりも高くなります。しかもアメリカの中でもとくにお金のかかるエリアです。

渡航前にインターネットでいくら調べても、実際に現地に行かないと価格情報がわからないことも多いでしょう。

「お金が足りなそうなら節約しよう」と考えるのは一見正しそうではあるものの、無理のない節約プランを考えておかないと、想定外の価格差や変則的な出費に早々に家計が破綻してしまうかもしれません。

イレギュラーな出費をある程度織り込めるだけの金銭的な余裕を持っておかないと、留学生活中に後悔する可能性が高いです。

留学予算を考える際の参考までに、日本(東京)とニューヨークの「住居費」「食費」「外食費(レストラン)」「日用品費」「交通費」の価格相場を一部ご紹介します。

ひと月当たりの住居費】

費用項目ニューヨーク東京
ルームシェア

※ 3ベッドアパートに3名で住んだ場合の1人あたりのコスト
12.1~22.8万円5.4~10.4万円
1人暮らし21.2~33.3万円7.6~12.9万円
光熱費※2ベッドアパート1.5万円2.3万円

【食料品】

費用項目ニューヨーク東京
パン1袋408円222円
卵12個344円250円
鶏肉1kg1,481円921円
レタス1玉237円197円

【外食費(レストラン)】

費用項目ニューヨーク東京
ファーストフード952円700円
カジュアルレストラン2,117円900円
中級レストランコースメニュー5,293円2,500円
カプチーノ516円386円

【日用品費】

費用項目ニューヨーク東京
シャンプー400ml765円471円
トイレットペーパー4ロール501円187円
風邪薬(6日分)970円1,072円

【交通費】

費用項目ニューヨーク東京
公共交通機関片道291円200円
1カ月定期券13,445円10,250円
タクシー初乗り370円465円

※ いずれも2021年10月時点のデータです

ニューヨークで生活すれば英語力が上がると思っている

日本人の英語力のレベルは似通っています。そのため、海外留学して語学学校に入学すると、同じクラスに日本人学生が集まることがよくあります。

クラスメイトに日本人がいると仲良くなりやすく、英語学習の時間外で日本語を使う時間が増えるでしょう。すると、生活の中で英語を使う機会が少なくなってしまうのです。

また、大学や大学院への留学であれば英語力が向上するというわけでもありません。もちろん日々の授業自体が難しいので、学位取得のための英語学習は必須です。しかし、この場合の英語学習は学位取得のために必要なスキル獲得に過ぎず、その先の発展的な勉強は必ずしも必要ありません。

語学学校の外で出会うアメリカ人との交流に、英語力アップの光明を見出す人もいるかもしれません。アメリカ人は愛想がよいので、顔見知りになったら向こうから挨拶をしてくれることもしばしばです。

しかし、ある程度の人間関係を築いて共通の話題を作らなければ、たわいもない会話すらできないというのは想像に難くないでしょう。

残念ながら、大学で同じコースを受講したり同じ職場で働いたりする機会がない語学留学生は、現地のアメリカ人と深い会話に発展させられないことが多いのです。

英語の基礎学習はニューヨークで勉強すればいいと思っている

そもそも日常会話ができる程度の英語力が身についていないならば、現地の人とコミュニケーションする機会を得ても、深い会話に発展させる以前の問題です。

わざわざニューヨークに行ってまで日本でできる英語学習することになってしまいます。せっかくまとまった費用と時間を投資するのですから、現地の日常生活でも貪欲に英語力アップに取り組めるよう、日本にいる間に準備しておきましょう。

渡航前に座学で学習できる基本的な文法や語彙力、イディオムの強化は済ませておきましょう。

少なくとも中学英語レベルの基礎英語はマスターしておき、簡単な日常会話ができる程度にはしておきたいですね。

留学中は自己紹介をする機会が多いと思いますので、趣味、仕事、専攻、家族、日本についても英語で話せるように準備しておくと心強いでしょう。

ニューヨークに留学すると決めたら、現地の語学学校に身も心も任せるのではなく、日本にいる間からしっかりと準備をしてあらゆるチャンスを自分のものにできるよう心がけたいものです。

ニューヨーク生活で困った時に頼りになる留学エージェント

ニューヨークには語学学校が多く、英語学習のコースも充実しています。ですから、自力で最適な語学学校とコースを探し、手配をするのは大変です。

ニューヨーク留学で優先したいことや予算を明確にしたら、それを持って留学エージェントに相談するのがおすすめです。現地で困ったことがあったときも、頼れる存在になってくれるでしょう。

ここでは、ニューヨーク留学をサポートしてくれる留学エージェントとそれぞれの特徴をご紹介します。

エージェント名特徴
スクールウィズ個々人の留学目的・目標を達成に合わせた留学プランづくり、事前英語学習サポート、留学中のサポートも行ってもらえます。

代理店手数料0円&最低価格保証ありで、費用面も安心
スマ留誰もが気軽に留学を経験できるよう、最短1週間からのプランが用意されています。

世界11カ国24都市にサポートオフィスが設置されており、24時間365日、現地での困り事を相談できます
EF1965年にスウェーデンで創業し、年齢や国籍を問わずあらゆる人がチャンスを得られるよう支援を続けています。

語学学習に旅や文化交流をかけ合わせた体験型学習プログラムが充実しています
成功する留学世界的な留学業界誌が開催する「ST Star Awards」にて、世界で最も優れた留学エージェントとしてアジア初の殿堂入り。

17ヵ国、289都市にある提携学校と28種類のサポートプログラムが用意されており、留学生一人ひとりに合わせた提案をしてもらえます
留学情報館手数料無料で留学先の手配が可能。

追加費用なしで、渡航前の留学準備勉強会、英会話レッスンはもちろん、キャリアアップのための就職サポート、渡航中の現地コミュニティの紹介、日本からの求人情報提供。

その他、帰国生交流会、お仕事紹介まで、さまざまなサポートを受けられます

華やかさの裏にあるリアルな生活から目をそらさず、充実した留学生活を

ここまで、ニューヨーク留学でよくある失敗とそれを回避するためのヒントをご紹介してきました。

とはいえ、どれだけ準備をしておいても、ニューヨーク留学を失敗なしで終えられる人はいないでしょう。むしろ、どんな失敗体験も成長につながる良い経験と捉えて、すべてを糧にしていくポジティブさが大切です。

日本の常識が通じないことも多々ありますが、それらを良い刺激やインスピレーションに変換して、ぜひ異文化を楽しんでください。