カナダのお金~コイン・紙幣~の種類と呼び方について

監修者

監修者末永 真一

カナダ留学コンサルタント、RCA 海外留学アドバイザー No.162002|カナダ在住20年以上のカナダ留学専門家。現在までサポートしてきた留学生数は1万人以上。カナダ留学情報を発信するX(Twitter)アカウントはカナダ以外も含む留学ジャンルでフォロワー数1位(1万人以上)、月間最大インプレッションは400万以上。

カナダ旅行や留学で知っておきたいのが、カナダのお金について。
カナダのコイン(硬貨)や紙幣には、いろいろな種類があり、それぞれ呼び方もあります。
この記事では、そんなカナダのコイン・紙幣について、まとめて解説します!

カナダの硬貨・紙幣の種類と名称

カナダでは、独自の通貨単位としてカナダドル(CAD)が使用されています。カナダドルは、硬貨と紙幣に分けられ、それぞれに固有の名称とデザインがあります。このセクションでは、カナダで流通している硬貨と紙幣の種類とその呼び方について詳しく解説します。

カナダで使われる通貨の単位

カナダで使われる通貨の単位は「カナダドル」(Canadian Dollar、略称: CAD)です。1カナダドルは100セントに分けられており、日常生活での取引にはこの単位が広く使用されています。カナダドルの記号は$で、通常は金額の前に置かれます(例: $20)。また、国際的な金融市場では、カナダドルは「CAD」というコードで表されることが一般的です。この通貨単位は、カナダの経済の安定性を反映しており、国際的にも広く信頼されています。カナダドルは、カナダ国内だけでなく、一部の国境を接するアメリカの地域でも使用されることがあります。

コイン

カナダのコインには、その種類やデザインに特徴があります。最も一般的なコインは、1セント、5セント、10セント、25セント、50セント、1ドル(通称「ルーニー」)、そして2ドル(通称「トゥーニー」)です。1セント硬貨は2012年に製造中止となりましたが、他のコインは今でも広く使用されています。特に「ルーニー」と「トゥーニー」は、そのユニークな名前から親しまれており、カナダを訪れる観光客にも人気があります。それぞれのコインにはカナダの象徴的な動物や人物が描かれており、例えば1ドル硬貨にはカナダガチョウが、2ドル硬貨には北極熊がデザインされています。これらのコインは、日常の買い物はもちろん、バスや地下鉄の運賃支払いにも便利に使われています。

紙幣

カナダの紙幣は、その美しいデザインと多様な額面で知られています。最も一般的な紙幣は5ドル、10ドル、20ドル、50ドル、そして100ドル紙幣です。それぞれの紙幣には、カナダの重要な歴史的人物や象徴的なイメージが描かれており、視覚的にも楽しむことができます。例えば、10ドル紙幣にはカナダ人女性権利活動家のヴィオラ・デズモンドが描かれており、彼女の勇気ある行動を称えています。また、紙幣はポリマー素材で作られており、耐久性が高く、水にも強いため、長持ちします。このように、カナダの紙幣は実用性と美しさを兼ね備えているため、訪れる人々にとっても興味深い存在です。

現金を使うタイミング

カナダでの旅行や生活の中で、現金を使う機会はまだまだ多く存在します。特に小規模な商店や市場、一部のカフェではクレジットカードやデビットカードが使えない場合があります。また、観光地の入場料や地方のイベントでの小さなお土産を購入する際にも、現金が便利です。これらのシチュエーションを考えると、カナダを訪れる際にはある程度の現金を携帯しておくことが推奨されます。

現金の支払いで注意すること

カナダで現金を使用する際には、いくつか注意すべき点があります。まず、カナダの紙幣は非常に似ている色とデザインが多いため、特に新しいデザインの紙幣に慣れていない場合は、金額を間違えやすいです。紙幣を受け取る際や支払いをする際には、必ず金額を確認しましょう。

また、カナダの硬貨には似たサイズのものが多く、特に1セント硬貨と5セント硬貨、または10セント硬貨と25セント硬貨を間違えやすいので注意が必要です。さらに、カナダではチップ文化が根強く、レストランやタクシー、美容院などのサービス業での支払いには、料金の15%から20%のチップを支払うのが一般的です。これらの点を念頭に置き、適切な現金管理を心がけることが重要です。

カナダのお金について まとめ

カナダでの旅行や留学中、現地の通貨に慣れることは非常に重要です。この記事では、カナダの硬貨や紙幣の種類とそれぞれの呼び方について詳しく説明しました。硬貨には1セントから2ドルまで、紙幣には5ドルから100ドルまでと、使いやすい単位が豊富にあります。カナダでは現金を使う機会もまだまだ多く、特に小規模な店舗や地方では現金が必要になることも。この情報が、カナダでの滞在をよりスムーズに、そして楽しいものにする手助けとなれば幸いです。