監修者末永 真一
カナダ留学コンサルタント、RCA 海外留学アドバイザー No.162002｜カナダ在住20年以上のカナダ留学専門家。現在までサポートしてきた留学生数は1万人以上。カナダ留学情報を発信するX（Twitter）アカウントはカナダ以外も含む留学ジャンルでフォロワー数1位（1万人以上）、月間最大インプレッションは400万以上。
日本ではマツキヨやスギ薬局などが有名ですが、カナダにもいろいろなドラッグストアがあります。
万が一体調を崩した時に、病院に行くほどではない時には市販薬が買えたら便利ですよね。
そこでこの記事では、カナダにどんなドラッグストアがあるかと、お店で買える市販薬を紹介します。
このページの目次
カナダで市販薬を買える場所
カナダで市販薬を購入する場所は多岐にわたりますが、主要なドラッグストアを中心に紹介します。
Shoppers（ショッパーズ）
カナダで最も有名なドラッグストアチェーンの一つにShoppers Drug Mart（ショッパーズ・ドラッグ・マート）があります。この店舗はカナダ全土に広がっており、都市部だけでなく郊外にも多くの店舗を構えています。Shoppersは、日用品から健康・美容商品、そして幅広い種類の市販薬まで、多岐にわたる商品を取り扱っています。
特に、プライベートブランドの「Life Brand」の製品は質が高く、価格も手頃で人気があります。また、Shoppers はOptimumというポイントプログラムも提供しており、購入するたびにポイントが貯まり、それを商品購入に利用することができます。店内は清潔で明るく、スタッフも親切で知識豊富なため、薬の相談も気軽にできる環境が整っています。
London Drugs（ロンドンドラッグス）
カナダの主要なドラッグストアの一つに「London Drugs（ロンドンドラッグス）」があります。このチェーン店は特に西カナダを中心に展開しており、幅広い商品を取り扱っています。店内では、一般的な日用品から健康関連商品、さらには電子機器まで、多岐にわたるアイテムが揃っています。
また、London Drugsは顧客サービスが非常に充実しており、薬剤師による相談窓口も設けられているため、薬の購入時には専門的なアドバイスを受けることが可能です。店舗によっては、写真現像や家電製品の修理サービスなど、他のドラッグストアにはないユニークなサービスを提供しているところも魅力の一つです。
Rexall（レクサル）
カナダの主要なドラッグストアの一つに「Rexall（レクサル）」があります。Rexallはカナダ全土に広がるチェーン店で、特に都市部に多くの店舗を構えています。店内では、日常的な医薬品からビューティープロダクト、健康食品まで幅広い商品が揃っており、一般的なドラッグストアとしての機能を果たしています。
また、Rexallではフレンドリーな薬剤師が常駐しており、薬の説明や健康に関するアドバイスも受けることができます。これが、地元の人々にとって信頼される理由の一つです。さらに、Rexallはプライベートブランドの製品も多く扱っており、質の高い商品をリーズナブルな価格で提供している点も魅力の一つです。
その他の大手スーパー等
カナダでは、Shoppers、London Drugs、Rexallといった専門のドラッグストア以外にも、大手スーパーマーケットやデパート内に設置されている薬局で市販薬を購入することができます。例えば、Walmart（ウォルマート）やCostco（コストコ）では、一般的な風邪薬や解熱鎮痛剤、アレルギー用薬などが手軽に購入できます。これらの店舗では、食品や日用品と一緒に薬も買うことができるため、一箇所でさまざまな買い物を済ませることが可能です。
また、これらのスーパーでは価格が比較的安価であることが多く、経済的にも助かります。さらに、Real Canadian Superstore（リアル・カナディアン・スーパーストア）のようなカナダ国内のチェーン店でも、広範囲にわたる医薬品を取り扱っています。
カナダで手に入る市販薬
カナダで手に入る市販薬は、日本で見慣れたものから現地特有のものまで多岐にわたります。
かぜ薬
カナダのドラッグストアでは、さまざまなブランドのかぜ薬が販売されています。例えば、Tylenol ColdやAdvil Cold and Sinusなどが人気があり、これらは症状に応じて選ぶことができます。また、自然派を好む人向けには、エキナセアやビタミンCを配合した自然成分のかぜ薬も見られます。
購入時には、成分表を確認し、自分の症状に合ったものを選ぶことが重要です。また、他の薬を服用している場合は、相互作用を避けるためにも薬剤師に相談することをお勧めします。
解熱鎮痛剤
カナダで市販されている解熱鎮痛剤は、日本のものと比べても多様です。風邪やインフルエンザ、頭痛、生理痛など、さまざまな症状に対応する製品が手軽に購入できます。主にアセトアミノフェン（Tylenolなど）、イブプロフェン（AdvilやMotrinなど）、ナプロキセン（Aleveなど）が一般的です。これらの成分は、それぞれ異なる作用を持ち、症状や個人の体質に合わせて選ぶことができます。特に、アセトアミノフェンは肝臓に負担が少ないとされていますが、過剰摂取は避けるべきです。また、イブプロフェンやナプロキセンは消炎効果も期待できるため、筋肉痛や関節痛にも効果的です。
カナダのドラッグストアでは、これらの薬がどれも一般的に見られ、症状に応じて選ぶことが重要です。
胃腸薬／酔い止め
特に長時間のフライトや車での移動が多いカナダでは、酔い止め薬が手放せないアイテムの一つです。主要なドラッグストアでは、Pepto-Bismol（ペプトビスモール）やGravol（グラボール）など、北米で広く信頼されているブランドの製品が見つかります。これらの薬は、胃のむかつきや軽い食あたり、そして乗り物酔いに効果的で、旅の必需品と言えるでしょう。
また、これらの薬は一般的に副作用が少なく、安心して使用できる点も魅力です。カナダを訪れる際は、これらの市販薬を携帯することで、より快適な旅行が可能になります。
アレルギー／花粉症
カナダでアレルギーや花粉症に悩まされる方は少なくありません。特に春になると、花粉の飛散が始まり、多くの人が症状に苦しむことになります。カナダのドラッグストアでは、これらの症状を緩和するための様々な市販薬が販売されています。
主に抗ヒスタミン薬が用いられ、これには錠剤、液体、スプレー形式があります。また、目のかゆみや赤みを抑える点眼薬も一般的です。これらの薬は、症状の重さに応じて選ぶことができ、多くの場合、薬剤師と相談しながら最適なものを選ぶことが推奨されています。花粉症のシーズンに備えて、事前にこれらの薬を購入しておくと安心です。
のど飴
カナダでのどの不快感を和らげるために、多くのドラッグストアで様々なタイプののど飴が販売されています。特に冬の乾燥する季節や、風邪を引きやすい時期には、のど飴が手放せないアイテムとなるでしょう。
カナダのドラッグストアでは、ハーブが配合された自然派のど飴から、強力な鎮痛成分を含む医薬品レベルのものまで、幅広い選択肢があります。メントールやユーカリオイルを含むのど飴は、すっきりとした味わいで呼吸を楽にしてくれるため、特に人気があります。また、ビタミンCを豊富に含んだ健康志向ののど飴も、風邪の予防や体調管理に役立つとして選ばれています。
サプリメント
カナダのドラッグストアでは、日々の健康維持をサポートする多種多様なサプリメントが手に入ります。ビタミン類はもちろん、ミネラル、オメガ3、プロバイオティクスなど、具体的な健康目的に合わせた製品が豊富に揃っています。
特に冬季に不足しがちなビタミンDのサプリメントは、カナダの住人にとって必需品とも言えるでしょう。また、ストレス対策や睡眠の質を高めるためのサプリメントも人気があります。これらのサプリメントは、自分の体調や目的に合わせて選ぶことができ、日々の生活の質を向上させる手助けとなります。
カナダの市販薬を買う時によく使う英単語など
カナダで市販薬を購入する際に役立つ英単語をいくつか紹介します。まず、「Over-the-counter (OTC) drugs」とは、処方箋なしで購入できる市販薬のことを指します。
症状に応じて、「pain reliever」（痛み止め）、「antihistamine」（抗ヒスタミン剤）、「decongestant」（鼻詰まり解消薬）などの単語を覚えておくと便利です。また、特定の症状に対応する薬を求める場合は、「for cough」（咳用）、「for cold」（風邪用）、「for allergy」（アレルギー用）といったフレーズが使われます。これらの基本的な表現を覚えておくことで、カナダのドラッグストアでスムーズに必要な薬を見つけることができるでしょう。
カナダにあるドラッグストアまとめ
カナダには、日本のドラッグストアに相当する多くの店舗が存在します。これらの店舗では、日常的な健康管理から緊急時の対応まで、幅広い商品を取り扱っています。主要なチェーン店には、Shoppers Drug Mart（ショッパーズ・ドラッグ・マート）、London Drugs（ロンドン・ドラッグス）、Rexall（レクサル）などがあります。これらのドラッグストアは、都市部だけでなく郊外にも広く展開しており、一般的な医薬品、健康食品、日用品などを一手に扱っています。また、これらの店舗では、フレンドリーなスタッフが常に健康に関するアドバイスを提供しており、地元の人々にとっては欠かせない存在です。
