バンクーバー留学の失敗談と知っておくべきこと

バンクーバー留学の失敗談と知っておくべきこと
監修者

監修者末永 真一

カナダ留学コンサルタント、RCA 海外留学アドバイザー No.162002|カナダ在住20年以上のカナダ留学専門家。現在までサポートしてきた留学生数は1万人以上。カナダ留学情報を発信するX(Twitter)アカウントはカナダ以外も含む留学ジャンルでフォロワー数1位(1万人以上)、月間最大インプレッションは400万以上。

これからカナダ、バンクーバーへの留学を予定している方の中には、留学に対してこんな不安を感じている方もいると思います。

  • せっかくの留学、失敗してしまったらどうしよう?
  • 失敗しないためにはどうしたらいいんだろう?

以前から留学したい!と夢や希望を抱いていた方も、実際に留学するとなると、不安は少なからずあると思います。

しかし、日本とは違う体験をするために『留学』という決断をされたからこそ、充実した留学生活を送りたいですよね。

そこでこの記事では、ここでは、カナダのバンクーバ留学の失敗談と、知っておくべきことを紹介します!

バンクーバー留学のよく耳にする失敗談

バンクーバーでの留学は、多くの人にとって一生に一度の貴重な経験です。しかし、その貴重な時間を最大限に活かすためには、先輩留学生の失敗談を知り、反面教師とすることが重要です。

よく耳にする失敗談の一つに、「日本人の友達とばかり遊んでしまう」というものがあります。

異国の地で心強い存在である日本人との交流は大切ですが、そればかりに偏ってしまうと、留学の目的である「異文化交流」や「語学力の向上」が十分に果たせないことがあります。

また、「なんとなくバンクーバーを選んできてしまった」という失敗談もよく聞かれます。留学先を選ぶ際には、その地域の文化や気候、生活環境などを事前にしっかりとリサーチし、自分に合った都市かどうかを考えることが大切です。

そして、「英語を勉強せずに来た」というのも後悔されるケースの一つです。基本的な英語力があると、現地での生活がぐっと楽になりますし、より多くの人との交流が期待できます。

ワーキングホリデーで来る人の中には、「短期でも語学学校に行っておけばよかった」と感じる人もいます。語学学校は、言語だけでなく現地の文化や慣習を学ぶ場でもあります。また、世界中から来た留学生との出会いがあり、国際的な視野を広げる機会にもなり得ます。

これらの失敗談を参考に、留学を成功させるための準備をしましょう。

日本人の友達とばかり遊んでしまう

バンクーバー留学中に「日本人の友達とばかり遊んでしまう」という失敗談は非常に多いです。

留学初期は言語や文化の違いに戸惑い、同じ日本人との交流に安心感を見いだすことが多いのです。確かに、言葉の壁を感じることなくコミュニケーションが取れる日本人の友達は、精神的な支えになります。しかし、それが留学の主な目的である「英語力の向上」や「異文化理解」の機会を減らしてしまうことも。

留学を最大限に活かすためには、意識して異文化の中に飛び込む勇気が必要です。例えば、語学学校のクラスメイトや地元のイベント、スポーツクラブなど、日本人以外の人々と関わる場を積極的に探しましょう。また、ホームステイ先の家族との時間を大切にすることも、言語だけでなく文化的な理解を深めるのに役立ちます。

留学は自分を成長させる絶好のチャンスです。日本人の友達との交流も大切にしつつ、バランス良く異文化交流を楽しむことで、より充実した留学生活を送ることができるでしょう。

なんとなくバンクーバーを選んできてしまった

留学先として「なんとなくバンクーバーを選んできてしまった」というのも、よく耳にする失敗談の一つです。

バンクーバーは自然が豊かで生活環境が整っていることから、多くの留学生にとって魅力的な都市です。しかし、その魅力につられて、事前にしっかりとした目的や計画を立てずに来てしまうと、留学生活が思うように進まないことがあります。

例えば、英語力を伸ばしたい、専門的なスキルを学びたい、現地の文化を深く理解したいなど、留学の目的は人それぞれです。バンクーバーには多様な語学学校や専門学校がありますが、自分の目的に合った学校やプログラムを選ばなければ、時間とお金を無駄にしてしまう可能性があります。

留学前には、自分が何を学びたいのかどのような経験をしたいのかを明確にし、それに合った学校選びやプランニングをすることが重要です。

また、バンクーバーの気候や文化、生活習慣などについても事前にリサーチしておくと、現地での生活に早く慣れることができるでしょう。

英語を勉強せずに来た

留学といえば、その国の言語を学ぶ絶好のチャンスです。しかし、「英語を勉強せずに来た」というのは、バンクーバー留学におけるよくある失敗談の一つです。

英語圏に飛び込むことで自然と英語が身につくと考えがちですが、基礎的な英語力がないと日常生活でのコミュニケーションはもちろん、授業についていくことも困難になります。

特に、英語の初心者が留学初期に直面する壁は高く、言語の壁によるストレスは留学生活を不本意なものにしてしまう原因となり得ます。また、英語力が不足していると、現地の友人を作る機会も減り、結果的に日本人コミュニティに閉じこもってしまうことも少なくありません。

留学前には、日本で基本的な英語力をつけておくことが重要です。日常会話がスムーズにできるレベルを目指し、基礎文法や単語をしっかりと学んでおくことで、現地での生活がぐっと楽になります。

また、英語を学ぶ意欲があれば、現地でさらに英語力を伸ばすための環境は豊富にありますので、留学を最大限に活かすためにも、出発前の準備は怠らないようにしましょう。

短期でも語学学校に行っておけばよかった(ワーホリ)

ワーキングホリデーでバンクーバーに来る人の中には、「短期間だから語学学校には行かなくても大丈夫」と考える方がいます。しかし、これは後悔することの多い失敗談の一つです。確かに、ワーキングホリデーの魅力は、働きながら生活を体験できる点にありますが、語学学校に通うことで得られるメリットは多大です。

まず、語学学校は英語力を効率的に向上させる場所です。短期間でも集中して学習することで、基礎から応用まで幅広い英語スキルを身につけることができます。また、クラスメイトや教師との交流を通じて、多様な文化背景を持つ人々とのコミュニケーション能力も養えます。

さらに、語学学校は留学生のサポート体制が整っており、現地での生活に必要な情報やアドバイスを得やすい環境があります。これは、特に初めての海外生活で不安を感じる方にとっては心強い存在となるでしょう。

短期間の滞在であっても、語学学校への投資は自分自身の英語力向上はもちろん、留学生活をより豊かで充実したものにするためには欠かせない選択です。ワーキングホリデーを経験する多くの人が、語学学校での学びを通じて、自分の可能性を広げ、留学生活をより深く味わっています。

失敗が失敗にならないために知っておくべきこと

留学という新しいステップに踏み出す際、失敗を恐れる気持ちは自然なことです。しかし、失敗を未然に防ぐためには、事前の準備と正しい知識が不可欠です。バンクーバー留学でよくある失敗を避けるために、いくつかのポイントを押さえておきましょう。

まず、日本人以外のコミュニティにも積極的に関わることが大切です。日本人の友達とばかり遊んでしまうと、英語力の向上はもちろん、異文化交流の機会を逃してしまいます。留学の目的を見失わず、多様なバックグラウンドを持つ人々との交流を心がけましょう。

次に、バンクーバーという都市について事前にしっかりと調べ、理解を深めておくことも重要です。なんとなく選んだ都市ではなく、その地域の文化や特色を知ることで、留学生活がより豊かなものになります。

また、日本での英語学習を怠らないことも肝心です。現地についてから英語を勉強し始めるのではなく、日本でできるだけの準備をしておくことで、現地でのコミュニケーションがスムーズになります。

最後に、語学学校の利用を検討することも一つの手です。ワーキングホリデーであっても、短期間の語学学校への通学は、英語力の向上だけでなく、留学生活を充実させるための大きな助けとなります。

これらのポイントを踏まえ、留学を成功に導くための準備を整えていきましょう。失敗は避けられないものではありませんが、適切な準備と対策によって、失敗を貴重な学びに変えることができます。

日本人以外のコミュニティにも目を向ける

留学は、新しい文化に触れ、多様な価値観を学ぶ絶好の機会です。特にバンクーバーのような国際都市では、世界中から集まる人々との出会いがあなたを待っています。しかし、留学生活において日本人コミュニティに固執してしまうと、その貴重な機会を逃してしまう恐れがあります。

日本人以外のコミュニティに目を向けることで、英語力の向上はもちろん、異文化理解を深めることができます。学校のクラブ活動や地域のイベントに参加すること、ホームステイ先の家族とのコミュニケーションを大切にすること、または言語交換パートナーを見つけることなど、積極的に異文化交流の場に身を置くことが重要です。

留学中は、時には孤独やストレスを感じるかもしれませんが、そんな時こそ異文化コミュニティのサポートが心強い味方になります。また、異なる文化背景を持つ友人を作ることで、世界観が広がり、留学後のキャリアにもプラスに働くことでしょう。

バンクーバー留学を成功させるためには、日本人以外のコミュニティにも目を向け、多様性を受け入れる心を持つことが不可欠です。自らの枠を広げ、新しい世界を体験しましょう。

バンクーバーという都市をきちんと知っておく

バンクーバー留学を考える際には、ただ漠然と「海外で学びたい」という思いだけではなく、バンクーバーという都市の特性を理解しておくことが大切です。

バンクーバーはカナダ西海岸に位置し、豊かな自然と都市の融合が魅力の一つです。山と海に囲まれたこの地は、アウトドア活動が盛んで、四季を通じて様々な体験ができます。

また、バンクーバーは多文化都市としても知られており、世界中から人々が集まるため、多様な文化や言語に触れることができます。このような環境は、留学生にとって英語だけでなく、グローバルな視点を養う絶好の機会を提供します。

しかし、その一方で、生活コストが高いという現実も把握しておく必要があります。特に住居費は高騰しており、学生にとっては大きな負担となることも。留学前には、予算計画をしっかりと立て、現地でのアルバイトの可否なども調べておくべきでしょう。

さらに、バンクーバーの気候は比較的温暖であるものの、冬には雨が多く、夏は乾燥する傾向にあります。留学中の服装や生活用品を選ぶ際にも、これらの気候特性を考慮することが重要です。

留学先としてバンクーバーを選ぶ際は、これらの都市の特徴をしっかりと把握し、準備を整えておくことで、より充実した留学生活を送ることができるでしょう。

日本で英語はできるだけ勉強しておく

留学を成功させるためには、出発前の準備が何よりも重要です。特に、英語力の基礎を日本でしっかりと固めておくことは、バンクーバーでの生活をスムーズにするために不可欠です。英語が苦手な方でも、日本での事前学習によって基本的なコミュニケーション能力を高めておけば、現地での言語の壁を乗り越えやすくなります。

日本にいる間に、英会話スクールに通う、オンライン英会話を利用する、英語の勉強会に参加するなど、様々な方法で英語力を鍛えることができます。また、英語のニュースや映画、ドラマを見ることでリスニング力を向上させることも有効です。これらの活動を通じて、留学前に英語に慣れ親しむことで、現地での学習効率も大きく向上します。

さらに、日本での英語学習は、留学先での学校選びやクラス分けテストにも影響を与えます。基礎的な英語力があることで、より高度なクラスに挑戦できる可能性が高まり、留学の目的である語学力向上を実現しやすくなるでしょう。

留学は、新しい環境での学びだけでなく、自己成長の機会でもあります。日本での準備を怠らず、バンクーバーでの留学生活を充実させるための第一歩を踏み出しましょう。

語学学校は侮れない

バンクーバーでの留学生活において、語学学校の存在は非常に重要です。多くの留学生が、語学学校を単なる英語学習の場と捉えがちですが、それは大きな誤解です。

実際には、語学学校は新しい友達を作る場所であり、異文化交流の舞台であり、そして何よりも、英語力を飛躍的に向上させるための環境なのです。

語学学校では、クラスメートはもちろんのこと、教師やスタッフとの日常的なコミュニケーションを通じて、実践的な英語を身につけることができます。また、学校主催のアクティビティやイベントに参加することで、学習だけでなく生活の中で英語を使う機会が増え、自然と英語力が向上していきます。

さらに、語学学校は多国籍の生徒が集まる場所であるため、世界中の留学生と交流することができます。これにより、英語だけでなく、異文化理解の深まりも期待できるのです。留学生活の中で、様々な国の友達を作ることは、人生においてかけがえのない経験となるでしょう。

また、語学学校に通うことで、学習のモチベーションを維持しやすくなります。自分一人で勉強を進めるよりも、同じ目標を持つ仲間たちと切磋琢磨しながら学ぶことで、英語力の向上を実感しやすくなるのです。

留学の成功は、英語力の向上に大きく依存しています。語学学校を侮ることなく、その機会を最大限に活用して、バンクーバーでの留学生活を充実させましょう。

失敗談は必ずしも「失敗」とは限らない

留学という一大決断を背負って、遠い国へと旅立つことは、誰にとっても勇気のいることです。しかし、バンクーバーでの留学生活において起こりうる失敗談は、必ずしも「失敗」とは限りません。むしろ、それらは貴重な学びであり、成長の糧となることも多いのです。

例えば、言語の壁にぶつかり、コミュニケーションが上手くいかなかった経験は、英語力を向上させるための大きな刺激になります。また、文化の違いによる誤解や衝突は、異文化理解を深める絶好のチャンスとなるでしょう。失敗を恐れずにチャレンジすることで、自分自身の限界を超えていくことができるのです。

留学中に起こる様々な出来事は、帰国後の人生においても、自信や勇気、そして柔軟性をもたらす貴重な経験となります。バンクーバーでの一時的なつまずきは、将来の成功へのステップと考えることができるのです。

だからこそ、留学中に起こる「失敗」も、その意味を見出し、学びに変えていくことが重要です。失敗を恐れず、留学生活を全力で楽しむことが、最も充実した留学へと繋がるのではないでしょうか。

最後に

最後に、バンクーバーでの留学は、ただの海外生活ではなく、自己成長の旅でもあります。

失敗を恐れず、積極的に新しいことに挑戦し、異文化を体験することで、かけがえのない価値ある経験を手に入れることができるでしょう。

留学を成功させるためには、前向きな姿勢と柔軟な思考が不可欠です。バンクーバーでの一つ一つの経験を大切にし、充実した留学生活を送ってください。