ニュージーランドの天候・気候とは? ニュージーランド留学希望者に向けた季節別の服装について

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ニュージーランド留学を検討している方に向けて、ニュージーランドの天候気候情報をお届けします。

日本からの時差も少なく、大自然と都市のバランスに優れたニュージーランドは、英語留学先として根強く支持されています。

海外に渡航する前に確認しておきたいニュージーランドの天候・気候。そしてシーズン(季節)別に適した服装をご紹介します。

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ニュージーランドの天候・気候の特徴

ニュージーランドは南半球に位置しているため、日本とは真逆に季節が進みます。12~2月ごろが夏となり、6~8月ごろが冬となります。

ニュージーランドは1年を通して全体的に温暖な気候であり、1年で日本ほどの気温差は見られません。

1月の平均気温が約18℃であるのに対し、7月の平均気温は約10℃と気温差は8℃程度。日本の場合、真夏日と真冬日で約20℃以上も気温差が見られる点からもその違いが見て取れます。

しかし、ニュージーランドは「1日の中に四季がある」と言われるほど、1日の中で気温の変化が大きい特徴があります。日中はポカポカと暖かかったのに日が沈むと一気に肌寒くなる……そんな気候の特徴を頭に入れておきましょう。

ニュージーランドの気候区分について

ニュージーランドはケッペンの気候区分で分類すると「西岸海洋性気候(Cfb)」に属しています。

西岸海洋性気候(Cfb)は、偏西風の影響で1年を通して雨がまんべんなく降るものの、夏の気温はさほど高くない特徴があります。

具体的な定義は、「最も寒い月の平均気温が-3~18℃」「最も暑い月の平均気温が22℃未満」、そして「1年中、雨が安定して降ること」の3つに当てはまることです。

オランダのアムステルダムやドイツのベルリン、スイスのジュネーブなどの都市も西岸海洋性気候(Cfb)に分類されます。

北島の天候・気候

ニュージーランドは「北島」と「南島」に分けて語られることが多いので、ここではこの2地域の天候の特徴を解説します。

北島には、国内最大の都市・オークランドがあります。

北島はニュージーランド国内でもより温暖な地域で、特に北島北部は「亜熱帯気候」に分類されます。真夏日の気温は最高で30℃まで上がることも。冬も最低気温は7℃ほどなので過ごしやすいでしょう。

一方、冬の時期に雨が降りやすくなるので、外出時には雨具を用意しておくのが無難。雨に濡れて風邪をひかないよう注意が必要です。

南島の天候・気候

南島には、英語留学で人気の都市・クライストチャーチがあります。

日本だと南に行けば行くほど温暖になるイメージですが、南半球のニュージーランドではそれもになります(南に行くほど南極に近づくため)。

生活拠点となるわけではないかと思いますが、南島の高山地帯では冬に-10℃まで気温が下がることも。クライストチャーチでも冬は平均気温が10~13℃ほどで、夜には3℃くらいに冷え込むこともあります。

冬の時期(12~2月)には、日本の冬と同じ服装が必要でしょう。

ニュージーランドの年間の気候

では、ここからは具体的なニュージーランドの天候・気候データを見ていきましょう。

以下は気象庁のホームページから引用してきたデータです。2021年1月~2021年12月までの月の平均気温・平均最高気温・平均最低気温・降水量をまとめています。

月 平均気温月 平均最高気温月 平均最低気温月 降水量
2021年1月18.3℃21.6℃15℃17mm
2021年2月
2021年3月17℃20℃13.9℃67mm
2021年4月15.5℃18.4℃12.6℃20mm
2021年5月13.3℃16℃10.6℃118mm
2021年6月12.6℃14.7℃10.5℃117mm
2021年7月10.6℃13.5℃7.6℃182mm
2021年8月10.6℃13.1℃8.1℃116mm
2021年9月11.6℃14.3℃8.9℃105mm
2021年10月14℃16.7℃11.2℃53mm
2021年11月16℃18.8℃13.2℃30mm
2021年12月17.9℃21℃14.8℃207mm

※ 参照元:気象庁「ニュージーランドの気候データ」

※ 2021年2月のデータは記録なし

ニュージーランドの年間の平均気温

次に、ニュージーランドと東京の2021年の月別の平均気温を比較してみました。

ニュージーランド東京
2021年1月18.3℃5.4°C
2021年2月8.5°C
2021年3月17℃12.8°C
2021年4月15.5℃15.1°C
2021年5月13.3℃19.6°C
2021年6月12.6℃22.7°C
2021年7月10.6℃25.9°C
2021年8月10.6℃27.4°C
2021年9月11.6℃22.3°C
2021年10月14℃18.2°C
2021年11月16℃13.7°C
2021年12月17.9℃7.9°C

※ 参照元:気象庁「ニュージーランドの気候データ」

※ 2021年2月のデータは記録なし

ニュージーランドの年間の最高気温

次に、ニュージーランドと東京の2021年の月別の最高気温を比較してみました。

ニュージーランド東京
2021年1月21.6℃18.7°C
2021年2月21.9°C
2021年3月20℃23.4°C
2021年4月18.4℃26.2°C
2021年5月16℃28.9°C
2021年6月14.7℃31.4°C
2021年7月13.5℃34.7°C
2021年8月13.1℃36.8°C
2021年9月14.3℃31.7°C
2021年10月16.7℃30.1°C
2021年11月18.8℃22.1°C
2021年12月21℃20.3°C

※ 参照元:気象庁「ニュージーランドの気候データ」

※ 2021年2月のデータは記録なし

ニュージーランドの年間の最低気温

次に、ニュージーランドと東京の2021年の月別の最低気温を比較してみました。

ニュージーランド東京
2021年1月15℃-2.4°C
2021年2月-0.5°C
2021年3月13.9℃2.3°C
2021年4月12.6℃6.0°C
2021年5月10.6℃10.9°C
2021年6月10.5℃15.1°C
2021年7月7.6℃19.3°C
2021年8月8.1℃18.4°C
2021年9月8.9℃16.8°C
2021年10月11.2℃7.9°C
2021年11月13.2℃3.8°C
2021年12月14.8℃-2.2°C

※ 参照元:気象庁「ニュージーランドの気候データ」

※ 2021年2月のデータは記録なし

ニュージーランドの年間の降水量

次に、ニュージーランドと東京の2021年の月別の降水量を比較してみました。

ニュージーランド東京
2021年1月17mm43.5mm
2021年2月88.5mm
2021年3月67mm173.0mm
2021年4月20mm156.0mm
2021年5月118mm99.5mm
2021年6月117mm168.5mm
2021年7月182mm310.0mm
2021年8月116mm382.5mm
2021年9月105mm222.5mm
2021年10月53mm199.5mm
2021年11月30mm93.0mm
2021年12月207mm116.0mm

※ 参照元:気象庁「ニュージーランドの気候データ」

※ 2021年2月のデータは記録なし

ニュージーランドの春(9~11月)

ニュージーランドの春は9~11月ごろ。この季節の最高気温は17℃ほど、最低気温は10℃ほどです。

気温はちょうど日本(東京)の春と同じくらいでしょう。ただ、ニュージーランドの春は1日のなかで寒暖差が激しく、日が落ちると急に冷え込みを感じることがあるかと思います。

急な気温の変化で体調を崩さないように気を付けてくださいね。

ニュージーランドの春の服装

基本的には、日本の春で着る服装で問題ありません。

ただ、先ほども説明したように、1日のなかの寒暖差に備えて、すぐに羽織れるカーディガンやジャケット、ストールなどがあると肌寒さは避けることができるでしょう。

屋外の紫外線対策として、日焼け止めを塗ることに加え、必要な人はサングラスや日傘を持参してもよいでしょう。

ニュージーランドの夏(12~2月)

ニュージーランドの夏は12~2月ごろ。この季節の最高気温は20℃ほど、最低気温は15℃ほどです。

日本の夏よりは気温が低く、さらに湿度も低いため、日中は汗ばむほどでもなく過ごせます。

ニュージーランドの夏の服装

最高気温と最低気温の差が5℃しかありませんので、基本的にはいつでも半袖Tシャツに短パンで快適に過ごすことができるでしょう。

ただ、これは海外特有ですが、屋内のエアコンが効きすぎていて寒く感じる人もいるかと思います。

屋内で凍えないように、すぐに上から羽織れるカーディガンやジャケット・ストールはバッグに入れておいても良さそうです。

ニュージーランドの秋(3~5月)

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ニュージーランドの秋は3~5月ごろ。この季節の最高気温は18℃ほど、最低気温は12℃ほどです。

先ほどご説明した春と同程度の気温になります。朝晩は冷え込むことが予想されますので、体調の変化には注意してくださいね。

ニュージーランドの秋の服装

春と同じく、長袖のカーディガンやジャケット・ストールなどがおすすめ。気温にあわせてすぐに着脱できる服装が適しています。

ニュージーランドの冬(6~8月)

ニュージーランドの冬は6~8月ごろ。この季節の最高気温は13℃ほど、最低気温は8℃ほどです。

気温を見てわかるように、日本(東京)の冬と比べると気温はあまり下がりません。平均気温は10℃前後ですので、常識的な防寒対策を行えば十分暖かく過ごせるはずです。

ニュージーランドの冬の服装

服装は薄手のカーディガンやジャケットというよりは、もう少し厚手のパーカーやセーター・コートを用意しておくとよいでしょう。

そのほか年間を通してあるとよいもの

特定の季節ではなく、1年間を通して持参しておくとよいものを最後にご紹介します。

1つ目は「折り畳み傘」です。西岸海洋性気候(Cfb)に属するニュージーランドでは、1年を通してまんべんなく雨が降ります。

しかし、現地ではあまり傘を持ち歩く人が少なく、そのため折り畳み傘の入手が日本よりは難しくなります。

そのうえ物価も日本で買ったほうが安いはずなので、折り畳み傘は渡航時に持っていったほうがよいでしょう。

2つ目は「日焼け止め」です。ここまで何度か触れたように、ニュージーランドの紫外線は日本と比べると非常に強いです。

強い日差しによって短期的にはヤケドのような日焼けを招くこともありますし、長期的にはシミ・シワに繋がる危険性があります。

紫外線が与える人体への影響は、医学的な情報になりますので、詳しく知りたい方は以下の環境省の資料をご覧ください!

ニュージーランドのベストシーズンはいつ?

ニュージーランドは日本ほど四季の寒暖差が少なく、一年を通して温暖で快適に過ごすことができます。

その点でいうと、いつ留学しても気候が原因でツラい生活になることはないかと思いますが、しいて言うなら春から秋(9~5月)にかけて留学するのがよいでしょう。

日中はポカポカと温暖で、朝晩は少しヒンヤリした空気がこの時期の特徴。爽やかな気分で毎日を過ごせるでしょう。

ニュージーランドではアクティブな毎日を楽しんで!

記事では、ニュージーランドの天候・気候情報とシーズン(季節)ごとの適した服装について解説しました。

ニュージーランドは海や山といった自然が豊かで、都市部から少し時間をかけて移動するだけで、大自然に身を置くことができます。

語学学校で集中して英語学習をし、しっかり予習復習を行う生活の間でせっかくですからリフレッシュとしてニュージーランド生活を満喫してみてくださいね!