リゾート地として人気のセブ島は、留学先としても人気のエリアです。しかし観光地に長期滞在するのは、費用がかかってしまうのではないかと、不安にもなるかと思います。
そこでこの記事では、セブ留学をするにはどのくらいの金額が必要になるのか、概算や内訳について詳しく解説!
また、費用を節約する方法についても触れているため、価格を抑えてセブ留学を実現したい方は、ぜひ参考にしてください。
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このページの目次
セブ留学の費用の目安
まずは、セブ留学に必要となる概算金額を見てみましょう。
セブ留学の期間 | 費用の目安 |
---|---|
1カ月 | 約30万円 |
3カ月 | 約70万円 |
半年 | 約130万円 |
1年間 | 約250万円 |
上記の金額には、渡航費や生活費、学費や娯楽費など、学生としてセブ島に滞在をするために必要な費用がすべて含まれています。
セブ留学の内訳別費用の目安
セブ島留学にかかる費用は、1か月で約30万円です。
では、30万円の内訳についても見てみましょう。
費用の内訳 | 費用の目安 |
---|---|
入学金・学費 | 約15万円 |
航空券代(往復) | 約6万円 |
パスポート・ビザ申請費 | 約2万円 |
健康診断料 | 約3万円 |
海外留学保険料(半年有効) | 約1万円 |
寮デポジット | 約7,000円 |
生活費 | 約4万円 |
空港税 | 約2,000円 |
留学1か月目は、健康診断料やパスポート・ビザの申請費用や航空券代がかかります。しかし滞在期間が長くなれば、これらの費用は不要です。
つまり、2か月目以降の費用の内訳からは、上記表の一部が発生しなくなります。加えて、長期滞在をして生活に慣れてくれば、安価な店や自炊のやり方なども覚えていくでしょう。
生活費が抑えられれば、留学費用のさらなるコストダウンが叶います。
アメリカ・カナダ・オーストラリアとの留学費の比較
セブ島の留学費用が、他の国への留学と比べると安いのか高いのか、気になる方もいるかと思います。
以下は、セブ島と他国への留学を比較してまとめた表です。
費用の目安 | セブ | アメリカ | オーストラリア | カナダ |
---|---|---|---|---|
1カ月 | 約15〜30万円 | 約60~70万円 | 約40~50万円 | 約40~50万円 |
3カ月 | 約35〜70万円 | 約140~160万円 | 約80~100万円 | 約80~100万円 |
6カ月 | 約60〜130万円 | 約280~320万円 | 約130~200万円 | 約160~200万円 |
1年間 | 約125〜250万円 | 約560~640万円 | 約300~400万円 | 約320~400万円 |
表からわかる通り、セブ島留学は他の国への留学と比べて安価です。
セブ島はリゾート地としても有名な場所。観光地であれば物価も高い、と考えてしまいがちですが、必要となる生活費や留学費は他国よりも安い傾向です。
そのため費用を抑えて留学をしたいと考える方にとって、ぴったりのステイ先と言えるでしょう。
下記にフィリピン全体における留学の費用感について、まとめた記事を記載しています。気になる方は、参考にしてください。
セブ留学の出発前にかかる費用の内訳
上述したセブ留学にかかる費用の中には、現地での滞在費以外にも、渡航前に必要となる内容も含まれています。
詳細を確認して、渡航前にお金の準備で慌てないようにしておきましょう。
入学金・学費
セブ島に限らず、語学学校へ留学をする上で必要なのが入学金・学費です。
語学学校によって金額は異なりますが、セブ留学で必要な入学金は1万5,000円ほど。学費は約15万円が平均額です。
学校で選択する授業のコースが、マンツーマンレッスンが多く含まれるものだったり専門性が高かったり、もしくはアクティビティが必要となる内容だったりする場合は、さらに費用が高くなると考えた方が良いでしょう。
また、ジムやプールといった学校に併設する設備が整っている場合も、授業料が高くなりがち。学費を抑えたい方は、レッスンの内容を見直したり設備ランクを下げた学校を選んだりすることも、検討してみてください。
航空券代
フィリピンの空港に到着後、入国手続きの際に観光ビザを発行します。ビザの発行には、往復の航空券が必要です。片道チケットではビザの発行ができず、入国が許可されないので注意をしましょう。
日本とフィリピンの往復航空券は、6万円程度が平均です。しかし選択する航空会社や渡航シーズンによって、値段には大きな差がでます。
「予想していた渡航費よりも3倍近く高くなった」といったことも珍しくないため、費用を抑えたい場合は、航空会社や渡航時期を慎重に選んだほうが良いでしょう。
ビザ・パスポート申請費
セブ留学の期間が30日までであれば、手続き不要の観光ビザで滞在ができます。
30日をすぎて滞在をする場合は、観光ビザの延長を申請しましょう。申請費用は8週間までで約8,600円、12週間までだと1万6,000円ほどです。
ビザ延長の申請は、語学学校が代行をしてくれる場合が多いため、留学初心者の方や不安な方はおまかせをした方が安心です。
また、海外渡航にはパスポートが必要になります。
パスポートには2,000円の「都道府県収入証紙」、9,000円かかる5年間有効旅券の「収入印紙」、もしくは1万4,000円の10年間有効旅券の収入印紙を準備しなくてはなりません。
取得者本人が窓口に出向かないとパスポートは発行してもらえないため、注意しましょう。
健康診断料
セブ留学をするのであれば、日本を出国する前に健康診断を受けなくてはなりません。健康診断料は、約2〜4万円かかると見ておきましょう。
語学学校によっては、診断内容を指定している場合もあるため、注意をしてください。
また、セブ留学に限らず留学で必要となる健康診断書は、英語表記が必須となることがほとんどです。そのため近所の診療所では断られたり、診断書の発行に時間がかかったりするケースも考えられます。
さらに、診断の結果、再検査となればますます発行が伸びてしまうことに。
留学準備の中でもつい後回しにしてしまいがちな健康診断ですが、なるべく早い段階で受けておいた方が良いでしょう。
海外旅行保険
海外旅行保険の費用は、滞在期間や加入する保険会社によってさまざまですが、1か月で1万5,000円ほど見ておくと安心です。
海外保険に加入をすることで、留学中にケガや病気になったときの治療費だけでなく、盗難にあった際にも補償をしてくれます。海外渡航をする際は、必ず加入をしておきましょう。
また、セブ留学の際の海外保険は何でも良いわけではなく、3万5,000ドルの治療費補償がされている商品であることが義務付けられています。
クレジットカードに付帯した海外保険を選ぶ学生が多いですが、条件を満たしていない場合があるため、念の為確認をしておきましょう。
現地生活でかかる費用の内訳
渡航前にかかる費用の内訳の次は、現地生活でどの程度の出費があるのか、把握しておきましょう。
ACR-Iカード費
60日以上のセブ留学を予定している方は、ACR-I(Alien Certificate of Registration Identity)の登録が義務付けられています。
ACR-I とは、外国人登録証のこと。発行に必要な費用は6,000〜9,000円、さらにパスポートと証明写真の提示が求められます。
SSP申請費
1か月の留学から必要となるのが、就学許可証のSSPです。SSPを持たずに学生として過ごすことは違法となるため、注意をしてください。
SSPの発行にかかる費用は、およそ1万5,000円前後です。
学校が代行をして申請手続きを行ってくれるケースが多いですが、念の為、留学先の語学学校に確認をしておきましょう。
ECC
半年以上、セブ島に滞在をするのであれば、ECCという「移民通関証明書」が必要です。ECCの発行には、およそ6,000円かかります。
ECCがないとフィリピンから出国ができません。加えて、ECCの有効期限は1か月と長くはないため、出国予定日の1〜2週間前には申請をしておいたほうが安心です。
ビザ延長費
セブ留学を30日間以内で終わらせる予定であれば、手続き不要の観光ビザで滞在ができます。しかし31日目からはビザの延長申請が必要です。
ビザの延長申請に必要な費用は、申請する延長期間によって違います。
5〜8週間の延長であれば約8,700円、12週までなら約1万6,000円の費用が必要です。ビザ延長には料金以外にも、本人の証明写真とパスポートも必要になるため、あらかじめ準備をしておきましょう。
寮デポジット
セブ島の語学学校の多くが、留学生に提供するための寮やコンドミニアム、ホテルなどを所有しています。
宿泊代は学費に含まれているケースがほとんどです。しかし、セブ島では宿泊代とは別に、寮のデポジットが必要になります。
寮のデポジットとは、日本でいう「敷金」のこと。退出時、部屋の状態に変化がなければ、全額戻ってくる場合もあります。
寮のデポジットの金額は、おおよそで1万円ほど。部屋割の人数や学校、宿泊施設のタイプや滞在期間によって、金額が上下します。
教材費
セブ留学で必要な教材費は、学校によって異なりますが、ほとんどの場合で安価です。
セブ留学での授業は、その時使用する教材を印刷して、学生に配るケースが多いと言えます。つまり、テキストと言ってもプリント紙がほとんど。元値がかかっていないため、教材費にお金はかかりません。
ただし、場合によっては辞書や学校が発行しているオリジナルの教材を購入しなくてはならないケースもあります。それでも高額になることは少ないですが、不安な方は渡航前に教材費についての問い合わせも、済ませておきましょう。
生活費
セブ留学でかかる生活費は、観光で使うお金やショッピング、生活日用品や食費も含めて、月3〜5万円くらい見ておくと安心です。
留学生活に慣れてくれば、地元の人が通うような安くておいしいレストランや、お金をかけない遊び方も覚えていきます。
また、寮の場合は食事を提供してくれるところもあります。費用を抑えて留学をしたい方は、食事付きの学校を積極的に選ぶのがおすすめです。
光熱費
セブ島留学でかかる光熱費の内訳は、ほとんどが電気代です。金額にすると、平均で1か月5,000円ほどかかります。
ガス・水道に費用がかからないのは、お風呂に入る習慣がないことや、水道水が飲めないことなどが理由です。そのため、ガス・水道にかかる金額は1か月で1,000円ほどの場合がほとんど。
そのかわり、日中のセブ島は暑いため、エアコンが必須になります。
セブ留学の費用を抑えるポイント
留学生活が長く慣れば長くなるほど、お金もかかるもの。なるべくセブ留学の費用を抑えるには、どのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか。
セブ留学を安価で実現したい方は、次の点を押さえておきましょう。
安価な海外旅行保険を選ぶ
海外保険は内容や会社によって、金額に差が出ます。
充実した補償内容であれば安心して留学ができますが、海外保険を使用せずに帰国するケースも少なくありません。
そのため不要だと思える補償内容を含み、その結果、金額が高くなっている海外旅行保険は避けたほうが良いでしょう。
また、好きな補償内容を選べるオーダーメイド型の海外旅行保険や、クレジットカードに付帯している海外保険などを利用するのも手です。
必要な内容をまんべんなくフォローでき、金額もお手頃で済ませられます。
航空券の費用を抑える
セブ島留学の費用の中でも、高額を占めるのが航空券です。
航空券の価格を抑えられれば、セブ留学にかかる総費用も下げられます。
航空券を安くするためにできる方法は、安価な航空会社を選ぶことや、金額が高騰するシーズンを避けること。さらに、早期割引といった各航空会社のプロモーション割引を活用することなどが、あげられます。
大部屋に泊まる
セブ留学を提供している語学学校には、1部屋を複数人で泊まるタイプの寮やルームシェア制度などを展開しているところも、少なくありません。
部屋割りの人数が多ければ多いほど、1人ひとりの負担額は安くなります。
大部屋は「プライベートな時間が確保をするのが難しい」といったデメリットもありますが、滞在費を下げられる点は大きな魅力です。
セブ留学の費用を抑えたい方は、ぜひ、大部屋での宿泊も選択肢に入れてみてください。
費用を把握してセブ留学の準備を進めよう!
セブ留学にかかる費用は、最初の1か月で約30万円ほどです。滞在期間が長くなれば、月にかかる費用も次第に抑えられます。
また、節約の工夫をしたりコスパの良い語学学校を選んだりすることで、さらなる滞在費ダウンも可能です。
予算と理想のセブ留学のバランスを見て、どのような学校や航空会社、海外旅行保険などを選べば良いのか、検討をしてみましょう。