イギリス留学に失敗はつきもの。満足度を上げるために知っておきたいポイント

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音楽やファッション、スポーツなどを通じて、イギリス文化やイギリス英語に憧れを抱いている人も多いでしょう。

しかしいざ渡航してみると、上手くいかないことの多さに面食らってしまうかもしれません。それだけならまだしも、留学序盤のつまづきを引きずり、納得感のない留学生活を過ごしてしまうなんてことも少なくないのです。

ここではイギリス留学でありがちな失敗とそれを回避するためのポイントをご紹介します。あなたの留学生活を満足いくものにするために、ぜひチェックしてみてください。

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イギリス留学(正規留学)で失敗しないためのポイント

正規留学とは、イギリスの4年制大学または大学院に通い、日本の大学と同等の学位を取得するための留学です。

主に現地の学生を対象としており、英語を扱えることは当然とされる環境です。まずはこの正規留学において、失敗を回避するためのポイントをご紹介していきます。

日本人らしいシャイさを捨て去る

正規留学ではいかに専門知識をインプット、アウトプットしていくかが重要です。

イギリスの大学ではクラス内でのディスカッションが頻繁に行われます。こういった自分の意見を伝える必要がある場面では、日本人らしい慎ましさは捨て去ってしまいましょう。正規留学では、議論をキャッチアップし、自分の意見を伝え、質問を返すことができる学生が成功に近づきます。

初めのうちは言いたいことがまとまらなかったり、文法の間違いが心配だったりして、自分の意見を発言したり質問することを躊躇してしまうかもしれません。

そういうときは、一言一句、自分の意見を発言前にメモしておくことをおすすめします。そうすると、しっかり自分の意見を伝えることができます。発言できると、緊張もほぐれてくるはずです。スピーキングに自信がないときほど先生から目をそらさないことも大事です。

相手が言ったことがわからないときは、愛想笑いで流さず聞き返しましょう。授業の参加者のひとりとして、わからないことはしっかり聞き返す勇気が必要です。

意見を求められたり質問を受けたときも同様です。相手の考えに納得がいっていなくても、「Nothing.」と言って話を終わらせてしまう人がいます。

聞き返されると多少萎縮してしまうかもしれませんが、相手が理解できるまで話して、分からなければ自分も聞き返すことが大切です。

※ 参照元:海外大学でのディスカッション攻略法5つ | 留学ボイス

自分の考えを深め、論理的に伝えることを意識する

日本の大学では論述試験はあるものの、覚えたことを回答用紙に書いたりレポーティングすることで単位を取得させることも少なくありません。

イギリスの大学では、学生が何を覚えたかではなく、自分の意見や立場を論理的に提示するよう求められます。

たとえば、学習を通して何に気づいたか、改善できることは何か、さらに理論的な展開が可能かどうかなどです。そのため、高く評価してもらえるかどうかは、いかに自分が導き出した答えを論理的に解釈し、相手を納得させられるかにかかっています。

試験であろうと授業であろうと必ず答えがあるとは限りません。日本で通用していた、言われたことをしっかりやる真面目さだけでは、イギリス留学においては評価されないかもしれないのです。

考え方を変えるために大切なのは、「How Come ?(どうしてそうなるのか?)」と常に疑問を持つようにすること。教育システムの違いに初めはとまどいを感じるかもしれませんが、これが習慣になれば、正規留学が成功する可能性がぐんとアップするでしょう。

時間管理にメリハリをつけ、上手にストレスコントロールを行う

単位習得のためには、イギリスの大学でも日本の大学の試験同様に、時間管理と自己管理を行い、事前にしっかり準備をする必要があります。

しかも課される課題は日本よりも多いため、より一層気を引き締めて取り組む必要があります。プライベートと勉強の時間をしっかり分けて、勉強するときは集中力を欠かさないように努力しましょう。

また、イギリスの日常生活では予期せぬトラブルも多いです。食べ物が口に合わない、滞在先のWi-Fiが使えなくなる、電車が急に運休する……。

そのうえネイティブでないためコミュニケーションもままならないとなると、心身ともに疲れ切ってしまうかもしれません。試験前となるとなおさらです。

こういった生活上の問題は必ず発生すると覚悟して、あらかじめ時間に余裕をもったり、ストレス発散方法を見つけておくのがおすすめです。深く考えすぎずに受け流せる環境とマインドセットを作れるとラクですね。

イギリス留学(語学学校)で失敗しないためのポイント

語学学校は正規留学と異なり、授業料を払えば誰でも入学できます。

ネイティブの英語教師のもと、海外のさまざまな国の人々と一緒に語学力アップを目指します。ここでは語学留学時の失敗を回避するポイントをご紹介していきます。

主体的に課題意識をもって英語学習を続ける

イギリス留学で語学学校に入学すると、日本人が同じクラスに集中することがよくあります。

日本人の英語力は中級レベルに集中しがちなので、日本人の割合が少ない語学学校でもこういったことはよくあります。 

クラスに母国語が通じる人がいると仲良くなりやすく、そうなると必然的に語学学習の時間外に日本語を使う時間が増えてしまいます。貴重な留学生活の中で英語を使う機会が少なくなるのはもったいないことです。

現地の人と会話をするきっかけは、行きつけのお店をつくって店員さんや常連さんに顔を覚えてもらう、フリマアプリを利用して現地の人から家電や家具を買ってみるなど、自分の工夫次第でいくらでも作ることができます。

場所によっては大きなテレビがあるパブもあり、初対面の人とサッカーの試合を観戦をしながら交流する機会が持てるかもしれません。

日本文化を紹介するためにイベントが開催されていることもあります。公共スペースを貸し切って開催される大きなイベントや、学内で開催されるサークルなどがあります。 

こうしたイベントに参加するのは主に日本に興味があるイギリス人や外国人なので、日本人にとってはコミュニケーションをとりやすい環境です。

英語を使うチャンスは、自分で情報収集し、行動することで増やすことができます。イギリス留学をすると決めたら、現地の語学学校に身も心も預けるのではなく、前のめりで学ぶ姿勢を持つのが大切です。

※ 参照元:英語力はいらない!!イギリス留学での友達の作り方♪【脱・孤独】

日本人コミュニティに甘えすぎない

日本人留学生の中で頼れる友達を作ることは悪いことではありません。留学生活において困ったときに相談できる人がいるというのは安心でしょう。

しかし、放課後や週末に日本人と交流することが当たり前になり、住む場所の情報から銀行口座の開設方法まで教えてもらうようになってしまうと、もはや日本での生活と違いがありません。 

留学経験者の中には、語学学校のグループ学習の時間につい日本語を使ってしまった、提出課題を日本人と一緒に対策した、という人もいるほどです。

イギリスの物価は高く、日々の出費は日本よりも高くなる傾向にあります。そのような環境にいるからには、明確な目的意識を持ち、時には自分の目標や信念を周りの日本人学生に伝えたり、行動をコントロールしたりする必要があるでしょう。

自分の課題や目標に即した語学学校を選ぶ

イギリスは世界で最も英語の学習コースが豊富です。語学学校によって「スピーキング強化コース」「ライティング特化コース」などコースラインナップや特徴が異なるため、自分の意志をしっかり持って選びましょう。

コースが始まってから「授業が易しすぎる・難しすぎる」「興味がないビジネス英語の時間が多い」といったギャップに気づいてしまうと、変更にも手間がかかり、現地で過ごす貴重な時間がむやみに過ぎてしまいます。

イギリスには、外国語としての英語学習コースの品質管理認証制度が用意されています。こういった国からの認証を受けた語学学校は、何千校という規模で存在します。

費用相場も、選ぶ学校や滞在方法や滞在都市によって大きく異なります。つまり、自力で最適な語学学校とコースを探すのは至難の業です。

イギリス留学で達成したい目標を整理し、優先したいことや予算を明確にしたら、それを持って留学エージェントに相談して候補を出してもらうのがおすすめです。そうするとよりスムーズに語学学校とコース選択ができるでしょう。

※ 参照元:知らないと損!プロが教えるイギリス留学語学学校の選び方 | 留学会社アフィニティ

イギリス留学中にホームシックになった時の対処法

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現地に着いてからしばらくは、新しい環境で旅行者気分を楽しめます。

ですが、滞在期間が2~3ヶ月を過ぎた頃から、人によってはホームシックになってしまうこともあるようです。

感情のことなので個人差はありますが、万が一に備えて克服方法をいくつか知っておくと安心です。ここでは、イギリス留学経験者が実践したホームシックの対処法をご紹介します。

家族や友達と電話する

インターネットに接続さえすれば、日本の情報やエンタメニュースに至るまでタイムリーに入手できます。

FaceTimeやLINEで通話テレビ電話ができるので、日本にいる家族や友達と話すこともできます。電話をかける際はイギリスとの時差を考慮することは忘れないようにしてくださいね。

日本よりも冬季は9時間、サマータイム中は8時間進んでいますので、イギリス時間で午前中から日中の時間帯だと通電しやすいでしょう。

家にWi-Fi環境が整っていないという場合は、銀行かマクドナルドやスターバックスといったフード系チェーン店を探してみてください。

店内に入らなくても店舗入り口付近にいるとWi-Fiを拾えることが多いので、店内での通話を控えたい場合は少し場所を移動してみるのも手です。

※ 参照元:大切な人と連絡を取るのにベストな時間帯は?-イギリスと日本の時差 | 海外留学情報マガジン

※ 参照元:フリーWifiはあちこちにある!イギリス留学で使えるWiFi事情

遠出してみる

ホームシックになったとき、引きこもってしまう人もいます。しかし、家に閉じこもっていても解決には向かいません。まず部屋から出ましょう。

外に出るために、どうしてその留学先を選んだか、ぜひ一度思い出してみてください。

治安がいいから。

天気がよくて住みやすいから。

自然が豊かだから。

その国や地域の食文化が好きだから。

ずっと憧れていた国だから。

自分の好きなアーティストの出身地だから。

自分の好きな映画の舞台だから。

些細なことで構いません。留学先を選んだ理由を思い出して、それを原動力にその国のポジティブなところを探しにでかけてみましょう。小旅行をしてみるのもおすすめです。

気分転換は大事です。無理に適応しようとせず、留学生活をポジティブに捉えなおすことができてから、留学生活に戻っても遅くないのです。

友達を作る

友達ができたら、ご飯に出かけたり、旅行に行ったり、悩みを打ち上げたり、相談したりと、精神的な支えになってくれることも多いでしょう。勉強とプライベートのメリハリが生まれ、だらだら課題を終わらせるといったことも減るかもしれません。

しかしイギリスで生活していても、イギリス人の友達を作るのは意外と難しいものです。語学留学の場合はなおさらだと思います。

そういう場合は、まず日本人コミュニティで友達を探すのも悪くありません。英語でコミュニケーションが上手く取れず自信喪失しているときは、困ったときに相談できる日本人の知り合いがいるというだけで安心感を持てるはずです。

日本人に限らず、留学中に頼り合える友達を作っておけば、日本に帰りたい、日本が恋しいと考えることは減るはずです。友達が作れるようなイベントにもぜひ参加してみましょう。

うまくいくこともいかないことも、あなたのイギリス留学を形作る貴重な体験

留学生活では、思いもよらぬトラブルはつきものです。大きなトラブルがなかったとしても、日本人らしいマインドセットと振る舞いを変えられず、いまいち馴染めないと悩んでしまうこともあるかもしれません。

環境がガラッと変わることは、新鮮でもある一方でストレスでもあります。自分を律して学習意欲を高く保つことは重要なことですが、頑張りすぎず心と体の健康を保つことが何よりも大切だということを忘れないでください。

よくある失敗は上手に回避しつつ、充実したイギリス留学を実現してくださいね。