ボストンの天候とは？ボストン留学希望者が気になる時期別の気候情報と適した服装について

ボストン留学の準備をする際に把握しておきたいのが、現地の天候・気候です。

事前に確認しておくことで、服装の準備や現地での生活をイメージするのに役立ちます。

記事では、季節ごとの適切な服装についてもご紹介しているので、ぜひご一読ください。

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2023.01.16

ボストンの天候・気候の特徴

ボストンはアメリカの北東部にある、海に面した都市です。気候は亜寒帯湿潤気候で、日本の北海道、ロシアのモスクワ、カナダのモントリオールなどが同じ気候帯に属しています。

日本と同じように四季がありますが、夏は涼しくて過ごしやすく、冬の寒さが厳しいのが特徴です。また降水量が年間通して一定で、どの季節でも同じくらいの降水量があります。　

ボストンの年間の気候

ボストンの2021年1月〜2021年12月の年間の平均気温、平均最高気温、平均最低気温、降水量をまとめました。

※ 参照元：気象庁 Japan Meteorological Agency

2021年4月〜2022年3月では、年間通して1番暑い日が28.8°Cなので、夏でも涼しく過ごしやすいことがわかります。

また1月には最低気温-7.0°Cを記録していることから、冬に留学する場合はしっかりとした防寒対策が必要です。11月から4月までは平均気温が低い月が続き、ボストンの冬は長いことがわかります。

この年の降水量は7月〜10月までが多いですが、各季節に雨が多い月がひと月以上あることから、雨が少ない季節はないことが見てとれます。

ボストンと東京の気候データの比較

ボストンと東京の気候を比較してみましょう。

以下、2021年の平均気温、最低・最高気温、降水量のそれぞれのデータを表にまとめました。　

【平均気温】

※ 参照元：気象庁 Japan Meteorological Agency

ボストンの平均気温は、6月を除く全ての月で東京よりも低くなっています。

特に1月・2月・3月のボストンの平均気温は、東京の平均気温との開きが大きく、ボストンの方が5.9°C〜9.1°Cも低くなっています。

7月・8月・9月は東京より3°C近く涼しいので、データを見るとやや快適に過ごせそうな印象です。

【最高気温】

※ 参照元：気象庁 Japan Meteorological Agency

ボストンの最高気温は、東京の最高気温よりも、年間通してかなり低くなっています。特に冬の最高気温は10°C以上低く、東京の冬と同じ感覚で暮らすのは無理そうです。

真夏は東京のような猛暑になることはなく、過ごしやすい気候です。2021年は30°Cを超える日が1日もありませんでした。

【最低気温】

※ 参照元：気象庁 Japan Meteorological Agency

冬の寒さが厳しいボストンですが、最低気温は東京とさほど違いがありません。

むしろ1年の中で8ヶ月は、東京の最低気温の方が低い結果になっています。

【降水量】

※ 参照元：気象庁 Japan Meteorological Agency

ボストンの降水量は、東京と比較すると年間通してやや少なめになっています。

東京の冬は雨の日が多いですが、ボストンでは雪の日が多いのが特徴です。

ボストンのベストシーズンとは？

ボストンは夏場の6月〜9月が過ごしやすくておすすめです。

例年、雨の日が少ない上に、暑すぎることも寒すぎることもない気候になっています。東京より湿気も少ないので快適に過ごせそうです。

9月の終わりには紅葉が始まり、ボストンの街がより一層美しく彩られます。

春のボストンの天候（3月～5月）

ボストンの春は短く、日本人がイメージする春を感じられるのは5月だけです。

3月と4月は日本のような暖かいポカポカ陽気とは少し違い、3月ごろはまだまだ寒く、4月でも雪が降ることがあります。

そのため春だからといって日本の感覚でいくと、寒い思いをすることになるので要注意です。

ボストンの春の服装

ボストンの3月4月の服装は、日本の冬の服装でちょうどいいです。

コート、ダウン、ズボン、マフラー、手袋、運動靴、防水ブーツといった服装を準備すると、ちょうどいいでしょう。

日本の5月といえば半袖を着ている人もいますが、ボストンはまだ肌寒く、半袖は必要ありません。薄手の長袖と厚手のパーカーなどの防寒着を用意しておくことをおすすめします。

夏のボストンの天候（6月～8月）

ボストンの夏は東京と比較すると気温が低く、とても過ごしやすいのが特徴です。

気温が上がっても30°C程度で、決して暑くないというわけではありませんが、活動を控えたくなるほどではありません。その上湿気が少ないので、快適に過ごせます。

ボストンの夏の服装

ボストンの夏の服装は、日本の夏と同じ服装で大丈夫です。

街では、Tシャツに短パン、サンダルのようなカジュアルな格好で過ごしている人を多く目にします。

ただし建物内は冷房がしっかり効いていることが多いので、カーディガンなどの長袖の羽織ものがあったほうが快適に過ごせるでしょう。

ボストンの夏で注意したいのは、日差しです。ボストンは日差しがとても強いので、サングラスや日焼け止めを用意することをおすすめします。

秋のボストンの天候（9月～11月）

ボストンの秋は短く、10月には冬の訪れを感じるほど素早く季節が変化していきます。11月は冬と考えてもいいほど気温が下がります。

9月終わりから10月にかけては紅葉が美しいことで有名です。この時期にボストンに留学する人は、ボストンの短い秋を楽しんでくださいね。

ボストンの秋の服装

秋の始まりは長袖のシャツに長ズボンで過ごせます。ただし朝晩は気温が下がるので、ジャケットやパーカーなどの上着があるといいでしょう。

10月に入ると気温が一気に下がるためコートの用意が必要です。

冬のボストンの天候（12月～2月）

ボストンの冬は川が凍るほど寒いです。日中は気温が上がる日本とは異なり、ボストンの冬は日中でも気温がほとんど上がりません。そのため厳重な防寒対策が必須になります。

雪が降ることが多く、寒さで道路が凍結することもしばしばです。公共交通機関が運休になったり、学校が休校になるほどの積雪がある年もあるので、冬に留学する方は、その点をよく理解しておく必要があります。

ボストンの冬の服装

ボストンの冬は、東京で過ごす以上のしっかりとした防寒が必要です。

厚手のダウンジャケット、ニット帽子、マフラー、手袋は必須アイテムになります。ズボンも通常のものではなく、裏地が付いた厚手のものがいいでしょう。

雪の日が多いので、足元の対策も必要です。防水ブーツがあると便利ですよ。

ただし、ボストンの建物内は暖房が効いていて暖かいので、脱いで体温調節できる服装がおすすめです。

ボストン留学におすすめの持ち物　

ボストン留学では、ホームステイまたは学生寮に滞在する人がほとんどで、この場合、必ずしも自分の好きなタイミングで洗濯ができるとは限りません。

最低でも1週間程度の服装を用意すると便利ですよ。夏にボストン留学する際の衣類の持ち物目安を以下のようにまとめました。

• 下着：7組
• 靴下：7組
• Tシャツ：7枚
• ボトムス：7枚
• カーディガンや薄手のパーカー：1枚〜2枚
• サンダル：1足

万が一、現地で洋服が足りなくなっても、ボストンにはユニクロや無印良品など日系アパレル企業が進出しているので、安心してくださいね。

ボストンの夏は過ごしやすく、冬は寒さが厳しい！

記事ではボストンの気候・天気についてご紹介しました。

ボストンの気温は東京と比較して低いので、特に夏以外の季節は服装に注意してくださいね。

またボストンの建物内は冷暖房がよく効いているので、年間通して温度調節ができる服装を意識すると、快適に過ごせそうです。