プリンスエドワードってどんな町?観光地や生活事情、気候や時差など

監修者

監修者末永 真一

カナダ留学コンサルタント、RCA 海外留学アドバイザー No.162002|カナダ在住20年以上のカナダ留学専門家。現在までサポートしてきた留学生数は1万人以上。カナダ留学情報を発信するX(Twitter)アカウントはカナダ以外も含む留学ジャンルでフォロワー数1位(1万人以上)、月間最大インプレッションは400万以上。

カナダは国土が広く、様々な都市があります。
この記事ではその中でもプリンスエドワードについてまとめました。

プリンスエドワードはどんな町?

プリンスエドワードはカナダ東部に位置する、自然豊かな小さな町です。この町は特に、美しい海岸線と広大な緑地が魅力的で、多くの観光客や自然愛好家が訪れます。町の中心部は歴史的な建物が立ち並び、カフェやレストラン、小さなショップが地元の人々や観光客で賑わっています。

また、プリンスエドワードはアートと文化の活動が盛んで、年間を通じて様々なフェスティバルやイベントが開催されています。地元のアーティストによるギャラリーや、ライブミュージックが楽しめるバーも多く、訪れる人々にとって魅力的なスポットとなっています。この町の住民は親しみやすく、訪れる人々を暖かく迎え入れることで知られており、多くの人々がこの地の魅力に引かれています。

プリンスエドワードの観光地は?

プリンスエドワード島は、カナダの東部に位置する小さな島で、その美しい自然景観と豊かな文化遺産で知られています。島の最も有名な観光地の一つは、『赤毛のアン』の舞台としても知られるグリーンゲーブルズです。この歴史的な家屋は、ルーシー・モード・モンゴメリの小説に登場する家をモデルにしており、毎年多くの観光客が訪れます。

また、プリンスエドワード島国立公園も見逃せません。広大な砂浜、赤い砂岩の崖、そして多様な野生生物が魅力的なこの公園は、ハイキング、ピクニック、ビーチアクティビティに最適です。特に、カヴェンディッシュビーチは、その美しさで有名で、夏の間は多くの家族連れで賑わいます。

島の首都シャーロットタウンでは、カナダの建国の歴史を感じることができるプロビンスハウス国定史跡があります。ここは1864年のシャーロットタウン会議が開催された場所で、カナダ連邦の誕生に大きな役割を果たしました。歴史好きならずとも、その重要性と美しい建築は見る価値があります。

食文化を楽しむなら、シーフードが豊富なこの島で新鮮なロブスター、ムール貝、カキなどを味わうことができます。特に、毎年開催される「プリンスエドワード島シーフードフェスティバル」は、食の魅力を存分に楽しめるイベントです。

プリンスエドワード島はその小さなサイズからは想像もつかないほど多くの魅力を持つ場所です。自然の美しさ、豊かな歴史、そして美味しい食事を求めて、世界中から観光客が訪れています。

プリンスエドワードの生活事情など

プリンスエドワードの生活事情について掘り下げてみましょう。この地域はカナダの他の都市と比べても、比較的生活コストが低く、自然に囲まれた穏やかな生活を送ることができます。

地元の人々は親しみやすく、コミュニティが密接に連携して活動しているため、新しい住民や訪問者もすぐに地域社会の一員として受け入れられます。また、地元産の新鮮な食材を使った料理が楽しめるレストランが多く、健康的な生活を送るのに適しています。教育機関も充実しており、家族連れには特に魅力的な環境です。

プリンスエドワードの歴史

プリンスエドワードの歴史は、カナダの東部に位置するこの小さな島がどのようにして発展してきたかを知る上で非常に興味深いものです。プリンスエドワード島は、1720年にフランス人によって初めて開拓されましたが、その後1763年のパリ条約によりイギリスの支配下に入りました。この島は、豊かな農業地帯として知られ、特にジャガイモの生産で有名です。また、19世紀には船舶建造業も盛んに行われ、多くの船がこの島から世界中へと旅立っていきました。

プリンスエドワード島がカナダ連邦に加わったのは1873年のことで、これによりカナダの「父たち」が集まり、カナダの連邦形成の礎を築いた歴史的な会議が開かれた場所としても知られています。この会議は、カナダの国家としてのアイデンティティ形成において重要な役割を果たしました。

20世紀に入ると、プリンスエドワード島は観光業に目を向け始め、その美しい自然景観や豊かな文化遺産が多くの観光客を引き寄せるようになりました。特に、L.M.モンゴメリの小説「赤毛のアン」の舞台となったことで知られるグリーンゲーブルズは、世界中からの訪問者を魅了しています。

このように、プリンスエドワード島の歴史は、農業、船舶建造、文学といった多岐にわたる分野でその特色を形成してきました。それぞれの時代が織りなす歴史の層が、今日のプリンスエドワード島の豊かな文化とアイデンティティを築いています。

プリンスエドワードの気候

プリンスエドワードの気候は、四季がはっきりしており、特に夏と冬の寒暖差が大きいのが特徴です。夏は比較的温暖で、気温が20度から25度程度まで上がる日もありますが、湿度が低いため過ごしやすいです。一方、冬は厳しい寒さに見舞われ、気温がマイナスになることも珍しくありません。特に1月と2月は最も寒い月で、雪も多く降ります。

春と秋は短いですが、この時期には自然の美しさが際立ちます。春には花が咲き乱れ、秋には紅葉が山々を彩ります。しかし、春は時に不安定な天候になることがあり、急な気温変動や雨が多くなることも。秋は比較的穏やかな気候が続きますが、夜間には冷え込む日もあるため、温かい服装が必要です。

気候の変動により、プリンスエドワードでは年間を通じて様々なアウトドア活動が楽しめます。夏はハイキングやサイクリング、冬はスキーやスノーボードが人気です。また、春の花見や秋の紅葉狩りも訪れる人々に愛されています。このように、プリンスエドワードの気候は、観光や生活に大きな影響を与えており、訪れる季節によって異なる魅力を楽しむことができます。

日本からプリンスエドワードへのアクセス

日本からプリンスエドワードへのアクセス方法は、主に航空機を利用することになります。日本からカナダへの直行便は多くの都市から出ていますが、プリンスエドワード島自体へ直接行く便はありません。通常、トロントやモントリオール、バンクーバーなどの大都市を経由して、プリンスエドワード島の首都シャーロットタウンへ向かう形になります。

シャーロットタウン空港は島の主要な玄関口であり、ここから島内の各地へはレンタカー、タクシー、またはバスを利用して移動することができます。特に夏の観光シーズンには、空港から主要な観光地へ向かうシャトルバスサービスも充実しています。

また、他の選択肢としては、ボストンやニューヨークからフェリーを利用するルートもあります。これには時間がかかりますが、海を渡る旅もまた一興です。フェリーは季節によって運行スケジュールが異なるため、事前に確認することが重要です。

日本からのフライト時間は、直行便を利用した場合でも約10〜12時間と長時間になりますが、途中の乗り換え時間を含めると、全体の旅行時間はそれ以上になることが多いです。長旅になるため、快適なフライトを選ぶことや、時差ボケ対策をしっかりと行うことも大切です。

プリンスエドワード島への旅は少し手間がかかるかもしれませんが、到着したときの自然の美しさや、島の魅力がそれを補って余りあるものです。計画的に旅行を準備して、プリンスエドワード島の豊かな自然と文化を存分に楽しんでください。

プリンスエドワードと日本との時差

プリンスエドワード島と日本との時差は、日本がプリンスエドワード島よりも12時間進んでいます。つまり、プリンスエドワード島の午前中は日本では夜中になります。この時差は、ビジネスの連絡や旅行計画を立てる際には特に注意が必要です。

たとえば、日本からプリンスエドワード島に電話をかける場合、日本の夜遅くにかけると、島では朝早くの受け取りになるため、時間帯を考慮する必要があります。また、旅行者が時差ボケを感じることなく滞在を楽しむためには、出発前に徐々に生活リズムを調整することが推奨されます。