「ニュージーランド留学が気になるけどコロナは大丈夫?」「そもそもニュージーランドの国境は開いてるの?」……などなど、様々な悩みや不安があるかと思います。
結論を端的に言いますと、2022年12月23日現在、ニュージーランドへの留学・渡航は問題なく行われています。
とはいえ、錯綜するインターネット上の雑多な情報。どの情報を参考にすればいいのかとても分かりづらいですよね。
そこで記事では、ニュージーランドの最新のコロナ情報と各語学学校の再開情報等を分かりやすくお伝えしていきます!
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このページの目次
ニュージーランド留学のコロナ最新情報
ニュージランドは、2022年5月2日より日本からの旅行者に対する入国制限を解除し、2022年8月1日からは学生ビザを含んだ全てのビザの入国が可能となりました。
そして、9月13日からは感染拡大防止策であるコロナウイルスの感染状況を色で表すシステム「新型コロナウイルス感染症保護枠組(通称:信号機システム)」を撤廃。
それに伴い、様々な規制が緩和され、パンデミック前のようにニュージーランドへの渡航が可能になりました。
ニュージーランド国内のコロナ感染状況
直近7日間の感染者数 | 42,740人 |
感染者数 | 2,069,108人 |
死亡者数 | 2,289人 |
ワクチン接種数 | 11,916,168 |
ワクチン初回接種率 | 89.15% |
ワクチン2回目接種率 | 85.8% |
※ 参照元:New Zealand – COVID-19 Overview – Johns Hopkins
※ 参照元:COVID-19: Current cases | Ministry of Health NZ
ニュージーランドの直近7日間の感染者数を見る限りでは、日本と比べると遥かに低い数になっています。また、ワクチン接種率も初回接種率は90%近くであり、2回目接種率も85%と非常に高い割合になっています。
とはいえ、感染者がいることには変わりはないので、日々の感染予防は必要不可欠です。
ニュージーランド留学の渡航条件
2022年9月13日からコロナウィルスに関する規制が撤廃されたため、観光ビザを含む、学生ビザ・ワーキングホリデービザ等を所有している全ての人がニュージーランドへ渡航できるようになりました。
以下に、今現在のニュージーランド留学の渡航条件について表にまとめてみました。
陰性証明書の提示 | 必要なし |
ワクチン接種証明書の提示 | 必要なし |
出発前のPCR検査 | 必要なし |
入国後のPCR検査 ※ | 検査が推奨されている |
New Zealand Traveller Declarationの提出 ※ | 必要なし |
【入国後のPCR検査について】
空港で検査キットを受け取り、入国当日または翌日と到着日から5日目または6日目の計2回に渡り検査を行うことが推奨されています。検査で陽性が出た方のみ、7日間の自主隔離をしなければなりません。
【New Zealand Traveller Declarationとは】
通称「NZTD」と呼ばれ、ニュージーランドに入国する際に渡航者の情報をオンラインに登録するシステムです。2022年10月20日以降、「NZTD」の提出は必要なくなりました。
ビザの発給状況
ニュージーランドには細かく分けるとたくさんのビザがありますが、記事ではそのなかでも留学生が利用することの多いビザを4つご紹介します。
観光ビザ・ビザなし
ニュージーランドへの入国は、日本国籍の方であれば「90日以内の滞在まで」はビザなしで入国が可能です。ただし、2019年10月1日以降からは「NZeTA」※への申請が必要となります。
もし、3カ月(90日)以内の英語留学の場合、語学学校に通うことはできますが、アルバイトなどの就労はできませんので注意してください。
3カ月以上9カ月未満のニュージーランド滞在の場合は、観光ビザを取得する必要があります。観光ビザの申請は、日本国内または現地の両方で可能です。
※ NZeTAとは:ニュージーランドの移民局に渡航者のパスポート情報などの個人情報を登録するシステムのこと。オンラインで申請・取得可能
学生ビザ
3ヶ月以上の滞在、そして週20時間以上の授業を受けるためには学生ビザを取得しなければいけません。
学生ビザを取得するには観光ビザとは異なり、事前申請と入学許可証が必要です。学生ビザの取得に時間がかかる可能性があるので早めに準備することをおすすめします。
アルバイトなどの就労に関してはある条件を満たしていれば就労することが可能です。自分のビザの条件が就労可能であるのか、以下ページをチェックしてみてください。
ワーキングホリデービザ
ワーキングホリデービザには年齢制限があり、18歳から30歳までと決められています。独身者または既婚者の場合、子供の同伴のない方のみという制限もあります。
期限は入国から1年間で最長6ヶ月間、語学学校に通うことができます。週20時間といった就労時間の制限はないものの、同じ雇用主の下で12ヶ月を超えて働くことはできないので注意してください。
ポストスタディーワークビザ(PSWV)
ニュージーランドの専門学校や大学・大学院等の課程を修了した方のみが申請できる就労ビザです。修了した課程によって滞在期間が異なり、よりレベルの高い課程を修了した方ほど、より良い仕事に着くことができます。
期間は基本的に1年から3年間まで。申請ができる期間は「学生ビザ終了日から3カ月以内」とされていますが、厳密には修了した課程によって申請可能期間は異なりますので、事前の確認が必要です。
ニュージーランド留学の入国・帰国の流れ
留学において一番緊張する時間、それは入国と帰国の瞬間ですよね。
平常時でも気を張る出入国の手続きですが、まして今はまだまだパンデミックの影響が残る状況。手続きの流れの変更や規制に関する情報などが錯綜し、インターネットを調べることで余計に混乱してしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここからはニュージーランドへの入国、そして帰国の流れを簡単にご説明していきたいと思います。
【入国時】ビザ申請
ニュージーランドでは日本国籍の方は3カ月以内(90日以内)の滞在の場合、ビザの事前申請が必要ありません。ただ、それ以外のビザに関しては事前申請をしなくてはならないので、前もって準備するようにしてください。
インターネット上ではビザの申請にかかる日数の目安が記載されている記事をよく見かけます。しかし、決してそれを鵜呑みにしてはいけません。参考程度に捉え、留学を決めたらすぐにビザ申請の準備に取り掛かりましょう。
ニュージーランドの渡航に必要な「NZeTA」と呼ばれる電子渡航認証の取得は下記から行うことができます。
【入国時】PCR検査の陰性証明
かつては出国の48時間以内の英文陰性証明書の提出が必要でしたが、2022年6月21日より提出が不要になりました。
【入国時】ワクチン接種証明
以前までは政府指定のワクチン接種証明書が必要でしたが、2022年9月13日より不要になりました。しかし、航空会社によってはワクチン証明書の提出が必要なところもあるので注意が必要です。
【入国時】現地の空港でのPCR検査
入国後、空港で検査キットが配布されます。空港で検査キットを受け取り、入国当日または翌日と、到着日から5日目または6日目の計2回に渡り、検査を行うことが推奨されています。
※ 参照元:International travel | Unite against COVID-19
【入国時】入国後の隔離
入国時に配布された検査キットで陽性が出た方のみ、7日間の自主隔離が必要です。陰性だった方は普通に生活しても大丈夫です。
【帰国時】ワクチンの3回目接種済の証明書ありの場合
国が指定しているワクチンを3回以上接種かつ接種証明書を持っている方であれば、出国72時間以内の陰性証明書の提出は不要です。しかし、質問票への回答を行わなければならないので注意しましょう。
また、空港での手続きを短くするためにVisit Japan Webサービスを利用することをおすすめします。
しかし、Visit Japan Webサービスの導入で入国の手続きがオンラインできるので、以前まで手続きにかかっていた時間を大幅に節約できます。
【帰国時】ワクチンの3回目接種済の証明書なしの場合
国が指定したワクチンの未接種者、または接種証明書を持っていない方は、引き続き出国前72時間以内の陰性証明書の提出が必要です。
それ以降の手順は3回目接種済みの方と同じなので上記を参考ください。
※ 参照元:日本に入国する際に必要な措置について
ニュージーランド留学の語学学校の再開状況
次に、ニュージーランド留学の語学学校の再開状況についてお伝えします。
以下表をご覧いただければお分かりのように、現在では多くの語学学校が再開しているようです。
語学学校 | 再開状況 |
---|---|
LSI | 再開 |
EF | 再開 |
University of Waikato College | 再開 |
AIS | 再開 |
NZLC | 再開 |
Worldwide School of English | 再開 |
Language Schools New Zealand | 再開 |
Auckland English Academy | 再開 |
最新情報にアンテナを張り、余裕をもって渡航準備を
記事では、ニュージーランドの最新のコロナ情報と出入国の流れ、現地の語学学校の再開状況などをまとめてお伝えしてきました。
2022年9月13日以降、ニュージーランドのコロナウイルスに関する規制が緩和され、コロナ以前のようにニュージーランドを行き来することができるようになりました。
しかし、未だにコロナウイルスの感染者は報告されており、いつ再び規制や制限が発表されるか分かりません。ニュージーランドに留学する際には、必ず最新情報をチェックするようにしましょう。