オークランドは、ニュージーランド北部にある国内最大の都市です。
オーストラリアのシドニーなどと並び、オセアニア地域を代表する都市でありながら、周囲を独特で美しい自然環境が囲むエリアでもあります。
きらめく海と緑溢れる自然……これらと都市での暮らしを両立できる世界でも数少ない場所です。
そんなオークランドには英語留学の語学学校が多く存在し、留学希望者の関心を集めています。
このページでは、ニュージーランド・オークランドの留学関連情報をまとめてお届けいたします。
また、詳細の解説ページへのご案内もしていますので、詳しく知りたい方はそちらもあわせてご覧ください!
このページの目次
オークランドの基本情報について
ニュージーランドの首都・ウェリントンから飛行機で約1時間の場所にあるのが、国内最大の都市オークランドです。
日本からはオークランド空港への直行便があり、約11時間のフライトで着くことができます。
オークランドはニュージーランドのなかでももっとも”自然と都会が共存している街”と言えるでしょう。
オークランドシティの中心部にそびえる「スカイタワー」に登ると、展望台からオークランドの街を一望できます。スカイタワーにはバンジージャンプやカジノも入っています。(カジノはスカイタワーの下)
街の周辺には、日帰りで訪れることのできる大自然が広がっています。
オークランド中心街から車で約1時間の場所にある「フヌア山脈」には、およそ400平方キロメートルの範囲にわたって鬱蒼(うっそう)とした原生林が生い茂っています。
そのほかにも、ワイヘキ島でワイナリーを巡ったり、マウントビクトリアへハイキングに出かけたり、カレカレなどの西海岸の黒砂ビーチでサーフィンを楽しんだりと日本では経験できない休暇の過ごし方ができるでしょう。
そのほかのオークランドに関する基本的な情報を以下にまとめてみました!
地域名 | オークランド(Auckland) |
---|---|
面積 | 1,086平方キロメートル |
人口 | 約166万人(2017年) |
気温 | 平均最高気温 24℃、平均最低気温7℃ほど |
アクセス | 東京・成田空港からオークランド空港まで直行便で約11時間 |
時差 | 日本との比較で+4時間 |
電源プラグ | O型 |
オークランド留学に必要な費用について
では、オークランド留学には一体いくらほどの費用がかかるのでしょうか?
オークランドはとても魅力的な都市ですが、留学費の折り合いがつかなければ、留学を決断することは難しいですよね。
そこで、以下にオークランド留学に1カ月・3カ月・6カ月(半年)・12カ月(1年)行った場合の一般的な費用をまとめてみました。
厳密には、どの語学学校・コースを選ぶか、一人暮らしするのかルームシェアするのかによって費用は変動しますので、あくまで参考までにご確認ください。
留学期間 | 1ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 12ヶ月 |
---|---|---|---|---|
一般的な費用 | 約40~50万円 | 約70~100万円 | 約130~200万円 | 約300~400万円 |
このように、オークランドに1カ月留学する場合、約40~50万円の費用が必要になります。1年間留学した場合、開きはありますが約300~400万円がかかるでしょう。
仮に1年で400万円とすると、ひと月平均33万円ほどの出費となる計算です。
では次に、1カ月分の費用である約40~50万円の内訳を見てみましょう。各支出項目ごとの費用は以下のようになっています。
- 入学金・学費 = 約15~20万円
- 航空券代(往復) = 約10万円
- パスポート・ビザ申請費 = 約2万円
- 健康診断料 = 約0.5~1万円
- 海外留学保険料 = 約1~2万円
- 生活費 = 約10~12万円
- 滞在費 = 約10~12万円
上記の項目は、初期費と固定費に分けて考えましょう。
「入学金」や「航空券代(往復)」「パスポート・ビザ申請費」「海外留学保険料」「健康診断料」は渡航する前または渡航時に必要となる費用です(初期費)。
一方で、「生活費」や「滞在費」は毎月継続して発生する費用となります(固定費)。
では、オークランドの物価水準は日本円でどれくらいなのでしょうか?皆さんが比較しやすい日用品や食料品で算出してみました。
- 牛乳(1リットル)= 3.11NZ$(268円)
- 米(1キログラム)= 3.36NZ$(289円)
- チキンフィレ(1キログラム)= 15.27NZ$(1,316円)
- リンゴ(1キログラム)= 4.66NZ$(401円)
- 水(1.5リットル)= 1.73NZ$(149円)
- 国内産ビール(0.5リットル)= 5.47NZ$(471円)
- マクドナルド(ハッピーセット)= 15.00NZ$(1,292円)
- ジーンズ1枚(Levis 501)= 111.89NZ$(9,644円)
- 賃貸アパート(1人部屋/市内地)= 2,134.28NZ$(183,936円)
※ 1NZ$ = 86円(22年11月6日時点)
※ 参考元:NUMBO「Cost of Living in Auckland. Nov 2022. Prices in Auckland」
上記の物価情報は、世界の生活情報を記録している「NUMBEO」のデータをもとに算出したものです。
「NUMBEO」によると、オークランドの物価はニュージーランド国内ではもっとも高く、特に食料品の価格が高いと伝えられています。
留学費を抑えるためには、なるべく自炊をすることを心がけ、賃貸アパートへの一人暮らしではなく、語学学校の学生寮かルームシェアを選択するとよいでしょう。
最後に、英語の留学先としてオークランドとあわせて比較されやすいアメリカ・オーストラリア・カナダの留学費との比較をまとめてみました。
留学の期間 | オークランド | アメリカ | オーストラリア | カナダ |
---|---|---|---|---|
1カ月 | 約40~50万円 | 約60~70万円 | 約40~50万円 | 約40~50万円 |
3カ月 | 約70~100万円 | 約140~160万円 | 約70~100万円 | 約80~100万円 |
6カ月 | 約130~200万円 | 約280~320万円 | 約130~200万円 | 約160~200万円 |
1年間 | 約300~400万円 | 約560~640万円 | 約300~400万円 | 約320~400万円 |
上記の表から、オークランドはアメリカと比較すると留学費がひと月あたり約10~15万円ほど安く済むことがわかります。
とはいえ、現地でどのような生活を送るかによって費用は大きく増減しますので、日々細かくムダな出費がないか見直すことを心がけてくださいね!
オークランド留学のおすすめの語学学校
語学学校は、自分の英語学習の目的や予算・希望のライフスタイルから総合的に良いと思う留学先を選びましょう。
以下はオークランドにある語学学校です!
- LSI
- EF
- University of Waikato College
- AIS
- NZLC
- Worldwide School of English
- Language Schools New Zealand
- Auckland English Academy
以下ページでは、オークランドの語学学校をまとめて一覧で解説しております!
オークランドに留学するメリット・おすすめポイント
「留学羅針盤」では、オークランド留学のメリットを3つに整理してみました。
「留学羅針盤」が考えるオークランド留学のメリットは以下の3つです。
- さまざまなタイプの英語に触れることができる
- 都会生活と大自然の両方を満喫できる
- 語学学校が多く、選べるコースが多い
オークランドは、海外からの移民が多い国です。
そのため、ニュージーランドで主流のイギリス英語だけでなく、アメリカ英語やオーストラリア英語に触れる機会もきっと多いでしょう。
より幅広いタイプの英語に触れられることで、自分の英語の引き出しを広げることできます。
また、語学学校の数が多いこともオークランドの外せない魅力。ニュージーランド国内の語学学校のほとんどが最大都市オークランドに集中しているため、自分にあった語学学校を見つけやすいでしょう。
このようなオークランド留学のメリット・おすすめポイントについて、以下ページ内で詳しく解説しています。
オークランドに留学するか決めかねている人は、以下ページをチェックしてみてください!
ニュージーランドの首都・ウェリントンへの留学のメリット・おすすめポイントについては以下ページ内で詳しく解説しています!
オークランドの治安情報について
海外留学生に人気の高いニュージーランドは、「世界の安全な国ランキング」でトップ10の常連国。そのため、オークランドの街も治安が良いとして知られています。
ただし、「クイーンストリートのわき道」や「スカイタワー周辺」「夜中のKロード」は犯罪やトラブルの報告もあるため注意が必要です。
そんなオークランドの治安情報やトラブル発生時の対処法について、以下ページにまとめております!
ニュージーランドの首都・ウェリントンの治安情報については以下ページ内で詳しく解説しています!
オークランド留学に必要な持ち物について
海外留学の準備で頭を悩ませるのが、留学に持っていく持ち物です。オークランド留学では、どのような持ち物を持っていけばよいのでしょうか?
「留学羅針盤」では、オークランド生活で必要な持ち物をカテゴリー別に整理しまとめました。
以下ページで詳しくご覧いただけますので、ぜひチェックしてみてください!
オークランドの天候・気候情報について
ニュージーランドは西岸海洋性気候(Cfb)に属しており、夏の気温がさほど高くない特徴があります。また、偏西風の影響で1年を通してまんべんなく雨が降ります。
海外留学で長期滞在するにあたって、現地の気温や降水量は事前に確認しておきたいもの。
そんなニュージーランド・オークランドの天候・気候情報、シーズン(季節)別の適した服装について以下ページで詳しく解説しています!
オークランド留学のよくある失敗パターン
留学生活の失敗はゼロにはできなくても、事前に認識と対策を行ない、回避できるよう準備しておくことが大切です。
オークランド留学では、以下のような失敗例がよく見られます。
- 留学の目的が明確でなく、ただの「思い出」になった
- 少ない情報の中から語学学校を決めてしまった
- 自宅で予習・復習ができず、授業についていけなくなった
- 英語が拙いことが恥ずかしく、先生への質問を躊躇してしまった
- 外食ばかりの生活で留学費が高額になった
このようなオークランド留学でよくある失敗例とその回避法について、以下ページで解説しています!
留学の失敗を避けるために、事前に目を通しておきましょう。
オークランドの最新コロナ情報について
ニュージーランド留学を検討している方が先に知っておきたいのが、新型コロナウイルスによる渡航制限や規制情報です。
現在、喜ばしいことにコロナによる入国制限は全て解除され、コロナ以前と変わらないかたちで入国できるようになりました。
そんなニュージーランドの最新コロナ情報と現地の語学学校の再開状況を以下ページでは詳しく解説しております。
オークランド以外のおすすめ留学先(国外)
オークランドやニュージーランドもいいけれど、他国のおすすめ留学先も知りたいという人はいませんか?
そんな人には「カナダ」をおすすめします。
カナダにも、ニュージーランドのような美しい自然が広がっていますし、英語学習やワーホリ、大学進学など、さまざまなプログラムが用意されているからです。
おすすめのプログラムは以下のとおりです。
プログラム/ビザ | 概要 |
---|---|
ワーキングホリデー | カナダで働いたり、学校にいけるビザ。1年間滞在可能。18歳以上〜31歳未満まで申請できる。 |
ROワーキングホリデー(セカンドワーキングホリデー) | カナダで働いたり、学校にいけるカナダ独自のビザ。1年間滞在可能。18歳以上〜36歳未満まで申請できる。ワーホリの使えない31歳以上の人や、カナダのワーホリ参加済みの人も申請可能。 |
コープ(Co-op) | カレッジでの専門的な勉強と、インターンシップ(就労体験)ができるカナダ独自の制度。専攻により半年〜2年ほど滞在可能。 |