バギオ留学の失敗と対策方法を解説!自主自律の精神が学習効率を引き上げる

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フィリピン屈指の有名大学がキャンパスを構え、教育の街として知られているバギオ。英語指導レベルが高い人材も多いため、高品質な授業が受けられる語学学校が集まっています。

そのうえ、過ごしやすい気候で治安も良いことから、学習意欲の高い日本人学生から人気上昇中!

そんな一見すると欠点のなさそうなバギオ留学ですが、実は帰国後に「こんなはずではなかった……」と後悔する人が少なからずいることをご存じでしょうか?

記事では、英語留学を満足いくものにしたい方へ、バギオ留学失敗させないために知っておきたいポイントをご紹介します。

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バギオ留学でよくある失敗例とその対策

留学の目的は人それぞれのため、留学の失敗を定義する明確な基準はありません。

この記事では、英語力アップのために海外留学を決めたのに、帰国後、「思ったより勉強が捗らなかった」「留学前と英語力があまり変わっていない」と感じるパターンを失敗と定義しています。

バギオはフィリピンのなかでも特に親日家が多く、治安の良いエリアですので、「現地の生活に慣れなかった」「予期せぬトラブルで不便な生活が続いた」といった失敗はあまりないはずです。

ここからは、バギオ留学中に英語が上達しない代表的なパターン5つとその対策方法をご紹介します。

英語の基礎が身に付いておらず、留学期間を無駄にしてしまう

英語力がなくても留学は可能です。そもそも英語力を伸ばすために留学に行くのですから、英語力のなさを憂う必要はありません。

ですが、せっかくお金と時間を費やしていく語学留学が、日本でできるレベルの学習からスタートするのはもったいないですね。

バギオの語学学校の指導や生活に満足できても、「日本でできる学習はあらかじめ済ませておけばよかった」と振り返る学生は多いのです。

対策法

インターネットで留学体験談を探したり、留学エージェントに聞いてみたりすることで、留学初期によくある学習面のつまづきを知ることができるでしょう。そのうえで、日本にいるうちにできる限り予習をしておくのが無難です。

語学留学でほとんどの日本人留学生が最初につまずくのは、スピーキング。特に「言いたいことが英語で出てこない」ことだと言われています。

ですので、日常会話でよく使う単語や文法の強化をしておくと心強いですね。特に最初のうちは自己紹介をする機会が多いでしょうから、自分の趣味・仕事・専攻・家族のことや日本について、ある程度英語で話せるように準備しておくといいでしょう。

日本人とばかり集まり、英語に触れる機会が少なくなる

バギオはフィリピンの語学学校のなかでも日本人が少ないほうです。

ただ、そもそもフィリピンには日本人留学生が多くやってきますので、日本人比率が少ない学校でも10~20%程度になります。しかも日本人留学生の英語力は似通っていますので、グループクラスに日本人のクラスメイトがいることも多いでしょう。

慣れない海外生活で母国語が通じる人が身近にいると安心ですが、現地で「日本語を使う機会が増える」ということは「英語を使う機会が減る」ということでもあります。

バギオには観光地や遊ぶ場所が少ないですから、休日も学校近郊で過ごすことがあるでしょう。

そんなときにカフェで日本人と日本語でおしゃべりするのがクセになってしまうと、留学前の生活とあまり変わらなくなってしまいます。

対策法

留学前に「何のためにバギオ留学するのか」を明確にしておくことが大切です。

もし英語力アップが目的ならば、現地でも目的意識をしっかり持ち、ときには自分の目標や信念を周囲の日本人留学生に伝え、自らの行動を律する必要があるでしょう。

英語を自学自習する習慣がついていない

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バギオの語学学校には、外出を制限して多くの授業を行い、語彙力テストや自習時間を日々のスケジュールに組み込んで管理してくれる学校が多くあります。「スパルタ制度」と呼ばれるフィリピン留学特有の制度です。

スパルタ制度のある学校を選んだことで、現地での学習効率が上がると思いこんでしまってはいけません。

日本にいる間から毎日継続的に英語を学習する習慣がついていないと、急にルールや罰則が設けられただけでは、自主的に英語学習に励むことは難しいのです。

対策法

渡航前からできる限り語学学校のタイムスケジュール通りに生活し、自主学習をする習慣を持つのが理想です。しかし、強制力のない環境でここまでするのは難しい、という人もいるでしょう。

そういう方は、留学が始まるまでに、日常生活のなかで最低限のセルフマネジメントができるようになっておきましょう。

自分で決めたスケジュールや時間通りに必ず行動するようにしたり、自分に合ったストレス解消や気分転換の方法を見つけたりするのです。特に現地のインターネット環境は不安定なことも多いので、オフラインで簡単にできるリフレッシュ方法を持っておくことは大切です。

スパルタ制度の学校で規則違反をすると、罰金や、最悪の場合退学を求められることもあります。ルールに縛られる窮屈さから自主学習をサボってしまうと後々、大きな後悔をすることになるかもしれません。

そうならないためにも、できる範囲で少しずつセルフマネジメントに取り組んでみることをおすすめします。

主体的に授業に臨む姿勢がない

日本の教育は基本的に減点方式で、英語教育も同様です。そのため、日本人の多くは「間違うこと」を、「失敗体験」や「恥ずかしいこと」ととらえがちです。

語学学校に通えば平日に毎日授業を受けることになりますが、受け身の姿勢で学んでも英語習得スピードは上がりません。「失敗したくない」「恥をかきたくない」という気持ちが先行して消極的になってしまったら、貴重な留学の時間を有効に使えないかもしれません。

対策法

初めのうちは言いたいことがまとまらなかったり、文法の間違いが心配だったりして、自分の意見を発言することを躊躇してしまうかもしれません。

ですが、多少のミスはあって当然。ミスをそのままにせず改善を積み重ねることのほうが、よっぽど大切です。

まずは、講師からの指摘や他の生徒とのコミュニケーションを通して、自分が間違えた箇所を正しく特定するクセをつけましょう。そして、無意識に英文が浮かんで自然と口から出てくるようになるまで、反復学習を行うと良いでしょう。

前のめりで貪欲に学ぶ姿勢が身に付けば、英語習得のスピードは格段にアップするはずです。

悪質なエージェントの話を鵜呑みにしてしまう

留学計画を立てるとき、予算や行きたい地域を決めた後は、留学エージェントに相談する人も多いでしょう。

バギオ留学に強いエージェントもいますので、頼りになりそうに思えますが、利用にあたって注意したい点もあります。

留学エージェントのなかには、提携校や留学生の紹介料が高い学校だけを提案する悪質な業者もいるのです。あなたのニーズにあった学校やプランを紹介してくれるかどうか、しっかり確認しましょう。

対策法

留学エージェントから提案を受ける際は、下記のようなポイントは必ず押さえておきましょう。

  • エージェントがどんな学校と何校提携しているか確認する
  • 他のエージェントからも相見積もりをとる
  • 過度な安売りをしていないか比較する
  • その学校を自分に紹介する理由を掘り下げる

納得のいく語学学校選びのためには、自分に合う語学学校かどうか、自分で見極める意識を持つことが大切です。

エージェントの門を叩く前に、留学を通して達成したい目標やこだわりたい点、妥協できる点を整理し、自分の希望を明確化しておくと安心です。

自分の行動に責任を持てるかどうかが、バギオ留学成功のカギ

バギオには、英語学習に集中できる環境と、指導力のある講師が揃っています。ですが、その環境を生かすか殺すかは、結局のところ留学生本人の心持ち次第なのです。

楽しいだけの留学ならば他のエリアや他国でも経験できます。英語学習において好条件が揃うバギオにわざわざ留学するならば、この記事で紹介したような失敗がないよう、ぜひ日本にいる間からしっかり準備してくださいね!