語学学校や大学が集まる都市、バギオ。日本ではあまり馴染みのない都市ですが、フィリピンでは避暑地として大変人気があるこの土地への留学を検討してみてはいかがですか?
前半ではバギオの基本情報とバギオ留学のメリット・デメリットを、後半はバギオのおすすめ語学学校をお伝えします!
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このページの目次
バギオの基本情報
バギオはフィリピンのルソン島北部に位置する都市です。約100年前に避暑地開発計画によって作られました。避暑地として開発が進んだことで、富裕層の別荘が集まっています。
フィリピン人にとって憧れの街、バギオ。その過ごしやすさから、以前は大統領府などの政府機関が3月から5月にかけて移転していたのだとか。このことからバギオは別名「サマーキャンプ」とも呼ばれています。
気候は年間通して平均最高気温26°Cほど。高地にあることから、年中冷涼な気候です。
語学学校の数は10校以上あり、特に韓国系の語学学校が多くの割合を占めています。そのため留学生の国籍は韓国人が最多で、日本人は2位となっています。しかし、留学生の全体数が少ないので、街中で日本人に出会うことはあまりない環境です。
バギオ留学がおすすめな理由・メリットは?
バギオ留学がおすすめな理由・メリットは以下の6つです。
- 学生やキャンパスが集中している
- スパルタ式の学校が多い
- 快適な気候で英語学習に集中できる
- 日本人が少ない環境
- 治安が良いエリア
- 留学費用が安い
それぞれについて詳しくお伝えします。
学生やキャンパスが集中している
バギオは人口約36万人の街ですが、その半数が学生といわれています。というのも、バギオは大学や語学学校が集まる教育環境なのです。
フィリピンの有名大学であるセントルイス大学やバギオ大学、フィリピン大学バギオ校、コーディリエラ大学などのキャンパスが集まっています。
さらに語学学校もたくさんあるので、留学生同志はもちろん、現地の学生と交流できる環境です。
スパルタ式の学校が多い
バギオは現在多くのフィリピンの語学学校が取り入れている「スパルタ式」の発祥地として知られています。
1996年にバギオのHELP英語学校が、外出禁止や強制自習などの厳しいルールを取り入れたスパルタ式を導入しました。
これをきっかけにバギオ内でスパルタ式が広がり、のちにセブ島を初めとするフィリピン各地の語学学校でフィリピン独自のスパルタ式が広がったといわれています。
フィリピンのなかでもスパルタ式の語学学校が多いバギオの厳しい環境で、英語を学んでみてはいかがですか。
快適な気候で英語学習に集中できる
標高1,500mの場所にあるバギオは避暑地として親しまれるほど気候が快適であるため、英語学習に集中できます。また、プライベートの時間もアクティブに動きやすいでしょう。
1年間の平均気温は19.2°C。平均最高気温も26°Cを超えることがなく、年間通して過ごしやすい場所です。フィリピンの他の地域はエアコン必須ですが、バギオはエアコンがなくても快適に過ごせます。
フィリピンは冬も寒くないというイメージがありますが、バギオの冬は気温が低く、最低気温が10°Cまで下がることもあるので、その時期に留学する場合は寒さ対策が必要です。
ただしフィリピンの他の地域と同様に雨季があり、特に7月〜8月には集中的に雨が降ります。カラッとした涼しい気候のもと留学生活を送りたい場合は、5月から11月がおすすめです。
フィリピンの気候についてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
日本人が少ない環境
バギオなら、日本人が少ない環境で留学生活を送れます。
日本人はまだまだバギオに馴染みがないため、すごく好条件なのに日本人留学生が少ない穴場だからです。
フィリピンは2010年以降に人気になった留学先。現在、年間30,000人の留学生が日本からフィリピンに留学していますが、そのほとんどがセブ留学です。
セブ島はリーズナブルに留学できる素晴らしい環境ですが、日本人が多すぎる点がデメリットと感じる人もいるのではないでしょうか。
バギオは日本人が少ない環境で、フィリピン留学を実現できますよ。
治安が良いエリア
バギオは富裕層が集まる避暑地なので、フィリピンの中でも治安が良好です。今も開発が進んでいるエリアで、軽犯罪も少ないそうです。
フィリピン国家警察が発表している犯罪データによると、2020年のバギオの犯罪率は年間0.45%。東京の犯罪率が年間0.59%なので、同程度かそれより安全と考えられます。
フィリピンでありがちなタクシーのぼったくりや窃盗などに対しても、あまり神経質にならなくてよさそうです。
バギオの治安についてさらに詳しく知りたい人は、以下のサイトをご覧ください。
※ 参照元:Crime Stat | PROCOR Official Website
留学費用が安い
そもそもヨーロッパやアメリカと比較して留学費用が安いフィリピン留学ですが、バギオならさらにリーズナブルに留学できます。
首都マニラやセブと比較すると、物価が安く、留学費用が場合によっては2〜3万円安い印象です。なかには6人部屋の格安プランを用意している語学学校もあり、フィリピン留学を最安値で実現できる可能性も!
最寄り空港はマニラなので、セブ留学よりも安い航空券で渡航できるのも嬉しいポイントです。
バギオ留学がおすすめな人
ここまでお伝えしたことから、バギオ留学は以下のような人におすすめです。
- 日本人が少ない環境に留学したい人
- 留学費用をできるだけ安く抑えたい人
- 治安が良い避暑地で留学生活を送りたい人
バギオ留学のデメリットは?
ここまでバギオ留学がおすすめな理由とメリットをお伝えしましたが、留学を検討する際にはデメリットもしっかり把握することが重要です。
バギオ留学のデメリットは以下の3つです。
- 雨季は雨が多く過ごしにくい
- アクセスが悪い
- ビーチから遠い
それぞれについて詳しくお伝えします。
雨季は雨が多く過ごしにくい
バギオは6月〜10月が雨季ですが、雨季は降水量がとても多くて過ごしにくいのが難点です。
「雨季の降水量はセブの3倍!」。午前は晴れていても、午後は大抵まとまった雨が降り注ぎます。
スコールは、日本の梅雨のようにしとしと降る雨ではなく、外出できないようなまとまった雨が降ることも。
雨が苦手な人や屋外でのアクティビティを思う存分楽しみたい人は、雨季以外のシーズンを選んで留学することをおすすめします。
アクセスが悪い
バギオは日本からのアクセスが悪い点がデメリットです。バギオには空港がありません。
日本から行く際はマニラのニノイ・アキノ空港を利用しますが、空港から学校まではバスで、なんと5〜7時間かかります!長距離バスが苦手な人にとっては厳しいですよね。
しかし乗り物が平気な人は、日本の空港から乗り換え一回で学校まで行けるのでいいのかも!?全ての学校が空港までの送迎を用意しているので、特別な手配は必要ありません。
ビーチから遠い
バギオは山々に囲まれた標高が高い場所なので、残念ながら海に面していません。
フィリピン留学を検討している人は「学校を飛び出したらビーチで泳ごう!」という憧れを抱いている人も多いと思いますが、バギオでそのような留学生活は送れません。
しかもビーチに行くのは一苦労!レンタカーを借りて数時間移動が必要です。一番近いサンファンビーチまで、車で片道2時間かかります。
バギオに留学した場合は、ビーチには日帰り旅行感覚で行くことになります。
バギオ留学でおすすめの語学学校5選
どんな語学学校があるか把握することで、バギオ留学をイメージしやすくなりますよ。
ここではあなたが具体的にバギオ留学をイメージできるように、おすすめの語学学校5選をご紹介します。
BECI(ベシ)
BECIは、「個別スタイルで学習できる」をコンセプトに運営している語学学校です。
専門の教育チームによるサポートをはじめ、弱点分析シートを利用した個別コンサルティングなどを実施しています。
BECIの特徴は以下の3つです。
- スピーキングに特化したプログラム
- 多国籍の学生と共に生活できる
- BECIならではの開放的なラウンジ
PINES(パインス)
PINESは、2001年に開校した語学学校です。フィリピンで最初にスパルタシステムを導入しました。
徹底した学習環境の維持とハイレベルな講師陣の雇用にこだわって運営されていて、学生から圧倒的な支持を得ています。
PINESの特徴は以下の3つです。
- 2018年に新築されて綺麗なキャンパス
- IELTSとTOEICの公式テストセンター
- 校内にマッサージ店やカフェなどの設備がある
MONOL(モノル)
MONOLは、フィリピンで唯一の復習特化型スパルタ語学学校です。
勉強したことをその日のうちに復習する独自のカリキュラムを導入しています。
MONOLの特徴は以下の3つです。
- 1ヵ月で10冊のテキストを終わらせるスパルタぶり!
- 独自の復習特化型プログラム
- 6人部屋の滞在施設でバギオ留学最安値を実現
WALES(ウェールズ)
WALESは、多国籍な留学生のなかで、自分の目的に合わせた学び方ができる語学学校です。
質が高いサービスを提供するために、生徒一人ひとりのレベルに合わせたスケジュール管理がおこなわれています。
WALESの特徴は以下の3つです。
- 目的に沿って対応してくれる柔軟性のあるカリキュラム
- 充実したキャンパスと寮設備
- 日本人だけではない、豊富な国籍比率
Baguio JIC Academy
Baguio JIC Academyは「伸びる英語を、お手頃な価格で」をコンセプトに運営している語学学校です。
さまざまな目的に合わせたプログラムを提供していて、「超初心者向けのコース」や会話力を伸ばす「ESLコース」、欧米圏への進学を目指す人向けの「IELTS対策コース」などがあります。
Baguio JIC Academyの特徴は以下の3つです。
- 目的別のカリキュラムを提供
- 格安の留学費用で、中長期滞在者にも人気
- ゲストハウスのようなアットホームな学生寮
格安でハイクオリティな授業が受けられるバギオ留学!
記事では、バギオ留学がおすすめな理由・メリット、デメリット、おすすめの語学学校についてお伝えしてきました。
バギオはフィリピンの避暑地で、雨季以外は快適に過ごせるのが魅力的な街です。フィリピン留学のなかでも格安に留学できる点、日本人が少ない点が人気を呼んでいて、近年、日本人にも浸透してきている留学先です。
ぜひバギオ留学を検討してみてくださいね!