「イギリス留学してみたいけどコロナは大丈夫なのだろうか」「そもそも今イギリスに留学できるの?」……このように英語留学に不安を抱える方もいらっしゃることでしょう。
でも安心してください!2022年12月15日時点では、イギリス留学はコロナ以前のように再開されています。
とはいえ、イギリス留学のコロナに関する情報は溢れており、少しばかり分かりづらいので改めて整理したいところです。
そこで記事では、最新のイギリスのコロナ関連情報と渡航条件・イギリス留学の再開状況をわかりやすく解説いたします。
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このページの目次
イギリス留学のコロナ最新情報
2022年2月に新型コロナ対策に関連した全ての法的規制は撤廃されました。
そしてさらに、2022年3月18日には以前までイギリスへの入国の際に義務づけられていた乗客追跡フォーム(Passenger Locator Form)とワクチンの未完全接種者に対する出発前検査及び入国後検査が撤廃されました。
これによりワクチン接種の有無に関わらず全ての人のイギリスへの入国が可能となり、また、入国前後のPCR検査や隔離が必要なくなりました。
※ 参照元:外務省 海外安全ホームページ|
イギリス国内のコロナ感染状況
直近7日間の感染者数 | 27,830人 |
感染者数 | 24,053,576人 |
死亡者数 | 197,723人 |
ワクチン接種数 | 151,248,820 |
ワクチン初回接種率 | 93.6% |
ワクチン2回目接種率 | 88.3% |
※ 参照元:Vaccinations in the UK | Coronavirus in the UK
※ 参照元:Coronavirus (COVID-19) in the UK
イギリスの直近7日間のコロナ感染者数(12/4~12/10)は27,380人と日本と比べて低い数字です。
しかし、1日で平均4,000人弱の感染者が出ていると考えると、やはりコロナウィルスの感染予防は欠かさず行なった方が良いでしょう。
なお、イギリスのワクチンの接種率を見ると、約90%と他の国と比べても高い割合です。
イギリス留学の渡航条件
2022年3月18日の入国制限緩和により、学生ビザや観光ビザ・ワーキングホリデービザを所持する全ての人のイギリスへの渡航が可能になりました。
今現在のイギリス留学の渡航条件を以下にまとめました。
陰性証明書の提示 | 必要なし |
ワクチン接種証明書類等の提示 | 必要なし |
出発前・入国後のPCR検査 | 必要なし |
Passenger Locator Form※の記入 | 必要なし |
※ Passenger Locator Formとは:イギリスへの入国の際に義務づけられていた乗客追跡フォーム
ビザの発給状況
イギリスには大きく分けて「観光ビザ」、「短期学生ビザ(Short-term study visa)」、「学生ビザ」、「ワーキングホリデービザ(Youth Mobility Scheme)」の4つがあります。
観光ビザ
6ヶ月以内のイギリス滞在には事前のビザの申請は必要ありません。また、滞在の6ヶ月以内であれば就学可能なので語学学校にも通うことができます。
しかし、観光ビザで注意しなくてはならないことがあります。それはフリーランスを含む就労です。観光ビザでイギリスに滞在した場合、アルバイトなどの就労は禁止されているので注意しましょう。
短期学生ビザ(Short-term study visa)
このビザは語学学校に通うためのビザで事前申請が必要です。また、このビザでは6ヶ月以上11ヶ月未満のイギリス滞在が認められています。
ここでも注意すべき点があります。一つ目はこのビザも観光ビザ同様にイギリスでの就労は認められていません。アルバイトやインターンシップ、全ての就労が認められていません。
また、国民保険への加入が必要です。国民保険の加入には年間470ポンドかかるので注意が必要です。
学生ビザ
このビザは主に11ヶ月以上の語学学校や専門学校、大学・大学院へ留学する際に必要です。そして、事前申請が必要なビザでもあります。ビザの期間は自分が通う学校やコースによって変動します。
学生ビザでは語学学校を除いた大学生や大学院生等は、週20時間以内であれば働くことが可能です。また、国民保険への加入が必要です。国民保険への加入には年間 £470がかかります。
ワーキングホリデービザ(Youth Mobility Scheme)
このビザはYMSとも呼ばれ、18歳から30歳を対象とした就労ビザです。最高2年間のフルタイム就労が可能で、毎年1月と7月に抽選があり、1,500名の方が取得することができます。
またこのビザでは就労はもちろん、就学やインターンシップも可能で制限はありません。ただし、こちらも国民保険への加入が必要です。
イギリス留学の入国・帰国の流れ
海外留学する人が、もっとも不安になるところといっても過言ではない「入国と帰国の流れ」。次に、イギリス留学の出入国の流れについて解説します。
パンデミック後、様々な手続きや制限が変更となっており、インターネット上でも多くの情報が飛び交っています。
少しでも安心して留学を迎えられる・終えられるように事前に入国・帰国の流れを知っておきましょう。
【入国時】ビザ申請
6ヶ月以内の滞在であれば、観光ビザが適用されるため事前の申請は必要ありませんが、その他のビザの場合は事前申請をしなければなりません。
自分のビザが何に当たるのかをしっかりとチェックし、そのビザは事前申請が必要かどうかの確認を欠かさず行なっておいてください。
しかし、2023年から「ETIAS」と呼ばれる事前渡航認証制度の導入が予定されています。今後イギリスに入国する際は事前申請が必要になる可能性があるため、常に最新情報をチェックしてください。
「ETIAS」に関する詳しい情報を知りたい方は、以下ボタンをクリックしてください!
【入国時】PCR検査の陰性証明
かつては出国の72時間以内にPCR検査を行ない、陰性証明書が必要でしたが、今現在は検査や陰性証明書は必要ありません。
【入国時】ワクチン接種証明
かつては国で認められたワクチンの接種とその接種証明書が必要でしたが、入国制限の緩和により現在は全て撤廃されました。
【入国時】現地の空港でのPCR検査
以前までは入国後、空港でPCR検査を受け、検査が出るまで様々な制限がありましたが、2022年の3月18日にコロナウイルスに関する水際措置の撤廃により、空港での検査は必要なくなりました。
【入国時】入国後の隔離
かつては10日間の自己隔離がありましたが、今現在はコロナウィルスに関する水際措置が撤廃されたため、入国後の隔離は撤廃されました。
※ 参照元:Travel to England from another country during coronavirus (COVID-19) – GOV.UK
【帰国時】ワクチンの3回目接種済の証明書ありの場合
日本政府が指定しているワクチンを3回以上接種しており、接種証明書を持っている方は、出国72時間以内の陰性証明書の提出は必要ありません。ただ、質問票への回答は行なわなければなりません。
空港での手続きを短くするためにVisit Japan Webサービスの利用がおすすめです。入国の手続きがオンラインで完了するため、以前まで空港で行なっていた手続きを省くことができます。
【帰国時】ワクチンの3回目接種済の証明書なしの場合
ワクチン3回目未接種者または証明書の不所持の方は、引き続き出国前72時間以内の陰性証明書の提出を行なわなければいけません。
それ以降の手順は3回目接種済みの方と同じなので上記をご参考ください!
※ 参照元:日本に入国する際に必要な措置について
イギリス留学の語学学校の再開状況
以下はイギリス留学でおすすめの語学学校の再開状況です。
表を見て分かる通り、現在では全ての学校がコロナ以前のように留学生の受け入れ・授業を再開しております。
語学学校 | 留学対応エリア | 再開状況 |
---|---|---|
Kaplan | ロンドン留学 ケンブリッジ留学 ブライトン留学 オックスフォード留学 | 再開 |
OHC | オックスフォード留学 ロンドン留学 | 再開 |
StGiles | ケンブリッジ留学 ブライトン留学 ロンドン留学 | 再開 |
EC | ケンブリッジ留学 ブライトン留学 ロンドン留学 | 再開 |
Oxford International | ケンブリッジ留学 ロンドン留学 オックスフォード留学 | 再開 |
Stafford House | ケンブリッジ留学 ロンドン留学 | 再開 |
LSI | ケンブリッジ留学 ブライトン留学 ロンドン留学 | 再開 |
IH | ロンドン留学 | 再開 |
Speak Up London | ロンドン留学 | 再開 |
Malvern House | ロンドン留学 | 再開 |
Eurocentres | ケンブリッジ留学 ブライトン留学 ロンドン留学 | 再開 |
inlingua | オックスフォード留学 | 再開 |
BEET Language Centre | ブライトン留学 | 再開 |
Capital School of English | ブライトン留学 | 再開 |
British Study Centres | ブライトン留学 ロンドン留学 | 再開 |
Centre of English Studies | ロンドン留学 オックスフォード留学 | 再開 |
Regent Oxford | ロンドン留学 オックスフォード留学 ケンブリッジ留学 | 再開 |
Richard Language College | ブライトン留学 | 再開 |
イギリスはコロナ以前の雰囲気に。だけど体調管理は怠らないで
記事では、イギリス留学の再開状況とコロナウイルス関連の渡航情報についてお伝えしました。
2022年3月18日にコロナウイルスに関する水際措置が撤廃されたので、パンデミック中に比べて遥かに留学しやすくなりました。
しかし、今現在もイギリス国内でのコロナウイルスの感染者は報告されています。
留学先のイギリスでコロナウイルスやその他の病気も含め、体調を崩してしまうと非常に大変です。体調管理には常日頃から気を配り、最高の留学生活を送ってくださいね!