多くの人が一度は憧れる海外留学。「私の留学生活は友達にも恵まれ、きっと英語力は飛躍的に高まるに違いない……」、そんな体験を思い描いているのなら現実とのギャップに失望してしまうかもしれません。
オーストラリア第三の都市・ブリスベンへ留学を検討している人が、自身の留学を失敗に終わらせないために。
この記事では、ブリスベン留学でよくある失敗例とその失敗を避けるためのポイントをお伝えします。”準備不足を自覚しているあなた”、要チェックですよ!
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このページの目次
ブリスベン留学の失敗例
“留学の失敗”と言われても、人によって失敗の捉え方はさまざまかと思います。
そこで、この記事では「留学生活が思い描いていたものと違った!」「目標としていた成果が得られなかった!」と帰国後に感じるケースを失敗と定義し、話を進めていきます。
ブリスベン留学でよくみられる失敗例は、以下の4パターンです!
語学学校が自分の目標にフィットせず、満足のいく学習ができなかった
ブリスベン留学の成否を左右する大きなポイントが「語学学校選び」です。
海外留学では、自身の現在の英語力や将来の目標から逆算して適切な語学学校を選ぶことがとても重要。しかし、しっかりリサーチせず留学先やコースを決めている方も一定数いらっしゃいます。
例えば、日常会話力とTOEICのスコアを上げたいと思っている方は、TOEICの試験対策に加えて、会話力が上がるプログラムがある学校を選ぶべきです。
ビジネス英語を使って、ディスカッションする力を養いたい方は、単なるビジネス英語コースではなく、ディスカッションを積極的に取り入れているビジネス英語コースがある学校を選ぶ必要があります。
このように語学学校選びは、「なんとなく大手っぽい学校だから」という曖昧な理由で選ぶことはおすすめされません。
語学学校選びの失敗は、現地で気づいても、時すでに遅しです。まずは留学の目的を明確にすること。そのうえで、自分の目的を叶えられる語学学校、プログラムがある留学先を探しましょう。
自習時間が確保できず、英語力が伸びなかった
語学留学では、自習時間を確保できず、英語力が思うように伸びない失敗が多く見られます。
ブリスベンは、アウトドアのアクティビティがたくさんあるので、ついついそちらに気が向いてしまいがち。日本ではできない体験もたくさんあり、短期留学の場合は特に、アクティビティ三昧になってしまうこともあります。
留学生活では、現地でしかできない体験も大切ですが、本来の目的を見失ってはいけません。
英語力を伸ばすことを目的としているなら、自習時間を確保することを最優先にするべきです。
そのうえで勉強に支障がない範囲で、アクティビティも両立できるといいですね。
エンターテイメントが少なく、留学生活を思うように楽しめなかった
ブリスベンは、オーストラリア第三の都市ですが、エンターテイメントが少ない街といわれています。アウトドアが中心で、いわゆる遊びの場がほとんどありません。
留学して数週間あれば、市内観光や商業施設は十分堪能できるほど、ブリスベン市内はコンパクトです。そのうえ、ショッピングできる場所や娯楽施設が限られているため、飽きてしまう留学生も多くいます。
さらに、近隣の街や観光地まで行くのにも時間がかかり、ブリスベンでやることがないからといって、気軽に他の街に行くこともできません。
アウトドアが苦手な人、そこまで好きではない人は、ブリスベンに長期間滞在すると飽きてしまう可能性があります。
本当にブリスベンでいいのか、ブリスベンの環境について、しっかり把握したうえで留学を決めましょう。
※ 参照元:オーストラリア政府観光局 公式ウェブサイトへようこそ
紫外線がきつくてUV対策が大変だった
ブリスベンの紫外線は、とても強いことで有名です。
「太陽がジリジリと肌に焼きつく感じ」と表現する体験者が多数いるほどのもので、日本の真夏の日差しとは、比べものになりません。
観光局のホームページでは、天気予報で毎日UVインデックスを確認するよう、注意喚起がされているほどです。SPF30以上の日焼け止め・帽子・サングラスを毎日使うことが推奨されています。
日本人には、そこまで真剣にUV対策を行なう習慣がありません。特に男性は、紫外線対策に無頓着な人が多く、現地での紫外線対策がおろそかな人がいます。
しかし、紫外線対策を怠るとひどい日焼けで体調不良になることもあるので気を付けてください。
ブリスベン留学では「毎日のUV対策が意外と大変だった」「気づかないうちに日焼けをしてしまい、帰国後に驚かれた」という、経験者の声があることを知っておきましょう。
ブリスベンでは晴れの日、曇りの日に関係なく、UV対策をお忘れなく!
※ 参照元:オーストラリア政府観光局 公式ウェブサイトへようこそ
ブリスベン留学を失敗させないためのポイント
では、ここまでにご紹介したよくある失敗のケースを避けるには何を意識すればいいのでしょうか?
ブリスベン留学を失敗させないためのポイントは、以下の通りです。
- 一番重要なのは目的に合った学校を選ぶこと
- ブリスベンのことをよく知った上で留学する
- 英語学習は日本にいる時からはじめておく
- 平日夜と土日は自習時間にあてる
一番重要なのは目的にあった学校を選ぶこと
ブリスベン留学では、学校選びでつまずく人が多くいます。自分にあった語学学校を選ぶために、次のステップを踏んで学校を選びましょう。
1. 目的の明確化
まずは留学の目的を明確にします。目標は現在の英語学習の課題や未来になりたい姿を整理していきます。目標は「SMART」のフレームワークを意識して設定するとよいでしょう。
※ SMART:「Specific(具体的な)」「Measurable(計測可能な)」「Achievable(達成可能な)」「Relevant(関連性)」「Time-bound(期限)」の軸に沿って目標設定すること
2. 目的に沿った語学学校を洗い出す
留学の目的が明確になったら、ブリスベンの語学学校のなかから目的に沿った学校を洗い出します。
学校ごとに強みが異なることはもちろん、同じ学校内にも複数のコースがあり、「基礎英語から学ぶコース」「スピーキングに特化したコース」「TOEICやIELTS対策に特化したコース」「ビジネス英語・医療英語など専門領域に特化したコース」などに分かれています。
どの学校のどのコースが、自分の目的にあっているか整理しましょう。
3. 予算内で留学できる語学学校を絞る
最後に、自身の留学予算内で通うことができる語学学校・コースを絞り込んでいきます。誰しも予算に上限があることと思いますので、先に予算上限を決めて絞っていくと進めやすいでしょう。
少し分かりづらい点が、語学学校が用意している学生寮やホームステイの手配などのオプションです。
学費単体では予算オーバーでも、滞在費も考えるとお得な学校も存在します。その点も考慮して、詳しくは各学校に問い合わせたり資料請求をして正確な費用を確認されることをおすすめします。
4. そのほか
補足としてお伝えすると、語学学校を絞る前にはネットの口コミをチェックしておくことを推奨します。学校が運営するホームページとは違って、ネットの口コミには素直な留学経験者の声が記載されています。
Googleマップの口コミやSNSで一度、学校名を調べてみましょう。また、海外出身の留学生の口コミを知るために、英語で調べてみるのもよいでしょう。
ブリスベンのことをよく知った上で留学する
ブリスベンはオーストラリア第三の都市ですが、シドニーやメルボルンと比べるとコンパクトな都市です。
例えば、東京の夜の街のような遊べるスポットが多いかというとそうではなく、観光名所やオフを楽しめる場所はブリスベン周辺の自然のアクティビティが中心となっています。
「絶対にブリスベンに留学したい!」という場合を除き、オーストラリア国内であればシドニーやメルボルン・パースなどの情報も並行して調べ、”本当に自分はどの街で過ごしたいのか”をじっくり考えるようにしてください。
現地に行って「想像と違った」と感じる学生は、留学先を早く決めたい気持ちが先走り、現地情報の下調べが甘いケースが多いです。
渡航後にギャップを感じることは海外留学あるあるだと思いますが、「失敗した!」と思わないようにも事前のリサーチをしっかり行なっておきましょう。
ブリスベンについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。
※ 参照元:オーストラリア政府観光局 公式ウェブサイトへようこそ
英語学習は日本にいる時からはじめておく
留学先で英語の勉強を始めるのでは、成果が出にくいので、日本にいる時から英語学習を始めましょう。
そもそも、留学したからといって勉強習慣ができていないと、ブリスベンに渡航したからといってなかなかスイッチは入らないでしょう。日本である程度、英語の勉強をして留学した方が、自信がついて、すぐ会話に参加できるメリットもあります。
自分のことを語れるくらい英語を話せると、コミュニケーションが取りやすく、友達が作りやすくなりますよ。
目安としては、中学卒業程度の英語力は身につけておきたいもの。リスニング力を養っておくことも大事です。
日本にいるときから、学ぶ姿勢を持っておくと、スムーズに留学生活をスタートできるでしょう。
平日夜と土日は自習時間にあてる
現地に行くと、放課後は友達と交流したり、アクティビティに参加したり、予定が入ることが考えられます。
そのため、「平日の夜と土日は絶対に自習時間に充てる」と決めておくと、メリハリをつけた留学生活を送れるでしょう。
授業の予習復習をするかしないかでは、留学中の英語の伸び方は大きく変わります。
日本人同士で集まって過ごしてばかりいても、日本の学校に通うのと同じになってしまい、留学する意味がありません。
友人との付き合いやアクティビティの時間も大切にしつつ、平日の夜は何時から何時までは自習をすると決めて過ごしましょう。
留学生活の時間は、限られていることをお忘れなく!
失敗を避けるため、できる準備は入念に!
記事では、ブリスベン留学で見られる失敗例と、失敗しないためのポイントをご紹介しました。
事前に失敗例を把握して留学準備をするだけでも効果は期待できますが、さらにご紹介したポイントを参考に、ブリスベン留学を成功させてくださいね。
あなたのブリスベン留学が、素晴らしいものになることを願っています!