メルボルン留学において、多くの留学生が「失敗」の経験をすることがあります。
メルボルンをはじめとする海外留学では、語学力不足や文化の違いによる悩みが尽きませんが、留学期間中はそれらを「成長の機会」と捉えることが大切です。
とはいっても、留学中の失敗はできるだけ避けたいものです。そこで本記事では、メルボルン留学でよくある失敗の例を6つご紹介。あわせて、失敗を避けるためのポイントも解説します。
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このページの目次
海外留学における失敗とは?
留学中の失敗を100%避けることはできません。それほど、海外留学中の失敗はよくあることです。
そもそも前提として、「失敗」とネガティブに捉えるのではなく、「成長に繋がった」とポジティブに捉えるマインドセットが重要です。
そのうえで、本記事では「留学生活が思い描いていたものと違った」「目標としていた成果が得られなかった」と留学生が感じたケースを留学の失敗と捉え、以降の説明を進めていきます。
メルボルンに留学する前に起きがちな失敗
では早速、ボストン留学でよくある失敗をご紹介します。
最初にご紹介するのは、ボストンに渡航する前の留学準備時に起きがちな失敗例です。
海外留学は準備の段階から成功を左右するため、注意点を見落とさず、丁寧に準備や心構えを行う必要があります。
具体的には、次の3つの失敗例がよくあります。
- メルボルンに留学する明確な目標、目標達成への道筋が描けていない
- メルボルン留学に過剰な期待・幻想を抱いている
- もとの英語力が低く、英語力を高めるには留学期間が短すぎる
それでは、見ていきましょう!
メルボルンに留学する明確な目標、目標達成への道筋が描けていない
メルボルン留学前に明確な目標を持たずに留学をする人が多いのが、留学を失敗に招く一つの要因です。
「そんなことはないだろう」と思った方も多いかもしれませんが、「TOEFLで●点を取る」「IELTSで●点を取って大学受験の準備をする」といった一見、具体的な掲げているようでいて、「そもそもその目標は本質的なのか」「ではプロセス(過程)の目標には何を設定すればよいのか」が曖昧なまま渡航し、留学期間を消費していくケースが多いのです。
仮に中長期的な目標は測りやすい試験の点数だったとして、週ごとや日ごとの目標を丁寧に設計し、ゴールから逆算して行動し続けなければ計画通りの達成は難しくなります。
また、英語学習の目標は本質的かどうか腹落ちしていないのであれば、「Why(なぜその目標なのか?)」を自分なりに深掘って熟考することをおすすめします。
もし、自分ひとりで目標設定が難しいと感じる場合は、無料で相談することができるので、メルボルン専門の留学エージェントに相談してみるとよいでしょう。
メルボルン留学に過剰な期待・幻想を抱いている
メルボルンに留学すれば自然と英語力が伸びると思っている人は多いですが、実際はそれだけでは英語力が伸びることはほぼありません(日常的な会話の言い回しには慣れるかとは思いますが)。
まず、メルボルンでの留学期間を無駄にしないためには、日本にいる間に可能な限り、基礎英語や基礎の英単語の習得には取り組むべきでしょう。英語学習の習慣も身に付けておくべきです。
英語の習得は決して甘くなく、多くの時間をインプット・アウトプットにあてなければならないなりません。身も心も英語ネイティブの環境にどっぷり浸かる気持ちが必要です。
日常会話程度であれば、現地のアメリカ人や講師との会話でカラダを通して身に付けることはできます。しかし、言葉やコミュニケーションのTPOにあわせて英語を巧みに操ることができるようになるには、辛抱強く継続的な英語学習が絶対に欠かせません。
この点を勘違いしてメルボルン留学し、「思った以上に英語力が伸びなかった」という後悔をしないようにしてください。
留学前に英語力の向上を目指すための目標設定や学習計画を立て、現地でも継続的な学習に励みましょう。
もとの英語力が低く、英語力を高めるには留学期間が短すぎる
留学期間が短いと、英語力の向上には限界があることがわかります。本腰で英語力を高めようと思ったら、最低でも半年から1年の留学期間が必要になるかと思います。
また、英語学習への高いモチベーションを持続し続けることが大切です。メルボルンはとても住みやすい都市のため、英語がまだ拙い留学生でも、1カ月もあれば生活に慣れ、快適に過ごせるはずです。
そうなると「必死に英語を学ばなくても生活できる」と思うようになり、英語学習への熱を失ってしまう方も少なくありません。
英語学習は、語彙力の増強・文法の理解・スピーキングやリスニングスキルの向上など、多くの要素を組み合わせたものです。
個々人の留学の目標次第ですが、もし将来英語を使って仕事したいと考えているのであれば、現状に満足せず、長い期間をかけて英語学習への情熱を燃やし続ける必要があります。
メルボルンの現地生活で起きがちな失敗
次にメルボルンに渡った後の現地生活で起きがちな失敗について解説していきます。
メルボルン留学の現地生活でよくある失敗は、以下の3つです。
- 自習を疎かにし、英語力の成長速度が鈍化してしまう
- お金の管理にいい加減で留学費が足りなくなってしまう
- 友達の輪に入れず、授業以外は一人で過ごすことが多くなってしまう
それでは、見ていきましょう!
自習を疎かにし、英語力の成長速度が鈍化してしまう
メルボルン留学を通して英語力を向上させるためには、継続的な学習が重要です。学校での勉強や自習に加え、積極的なコミュニケーションを心がけ、アウトプットを積み重ねることが必要です。
しかし、留学先の環境に魅了され、学習を怠ってしまうこともあります。留学期間中に学べるはずだった英語を学べないことは、帰国後の後悔のもととなるでしょう。
留学の目標を達成できるように、毎日の授業と自習にしっかりと集中するようにしてください。
留学先での新しい体験は大切ですが、留学の本来の目的である英語力の向上を忘れないように、学習とアクティビティのバランスを取りながら過ごしましょう。
お金の管理にいい加減で留学費が足りなくなってしまう
オーストラリア・メルボルンへの留学は決して安いものではありません。以下は期間別のメルボルン留学にかかる費用の目安です。
メルボルン留学の期間 | 費用の目安 |
1カ月 | 約40〜50万円 |
3カ月 | 約70〜100万円 |
半年 | 約130〜200万円 |
1年間 | 約300〜400万円 |
留学費には、語学学校の授業料や航空券代などが含まれますが、これらは留学前に固定で発生します。一方、現地での生活費や家賃などは、節約を意識するかしないかによって大きく異なります。
メルボルンは日本よりも物価が高い(とくに外食)ため、ある程度以上しっかりと家計を管理しておかないと、気づけば留学費が足りなくなる……という事態も考えられます。
節約できる部分は節約し、現地のエンタメやナイトライフ等を楽しむ際にはしっかりと使うメリハリさが、メルボルン留学生活を充実させるためには大切なのです。
友達の輪に入れず、授業以外は一人で過ごすことが多くなってしまう
メルボルン留学中は、一人で自習に集中することも大切ですが、クラスメイトやルームメイトなどの海外の友人との人間関係を通じて英語を学習することも重要です。
海外の友人とのコミュニケーションや一緒に食事をとる経験は、純粋に英語力の幅が広がるだけでなく、異なる国のバックグラウンドをもつ人への理解力・受容性を育むうえでも価値のある経験です。
しかしながら、日本人らしい”シャイさ(内気さ)”が邪魔してしまい、クラスメイトやルームメイトと馴染むことができず、友達をうまく作れなかった……という留学生の声も耳にします。
確かに始めは勇気のいることですが、メルボルン留学中は勇気を出して友達を作らないと、人によっては寂しい思いをしてしまうかもしれません。
メルボルン留学の失敗を回避するためのポイント
ここまで、メルボルン留学でよくある失敗例をご紹介してきました。
では、これらの失敗を避けるにはどのようなポイントを具体的に意識していけばよいのでしょうか。
メルボルン留学の失敗を避けるために意識したいポイントは、以下の3つです。
- 節約術を実行し、留学費のムダ遣いをしないようにする
- 良い計画づくりを意識し、目の前の小さな目標に集中する
- いつでもオープンマインドで素直に人と接する
それでは、見ていきましょう!
節約術を実行し、留学費のムダ遣いをしないようにする
現地生活の留学費の無駄遣いをなくすためには、まず家計を正しく把握することが大切です。今は便利な家計簿アプリがたくさんありますので、好みのアプリをインストールし、把握できる体制を作っておきましょう。
サービス名 | サービス詳細 |
---|---|
スマート家計簿『スマー簿』 | 『マネーフォワード』と共同開発したNTT docomoの家計簿アプリ 1,500以上の金融機関・サービスと連携可能! |
『おかねのコンパス』 | 株式会社TTデジタル・プラットフォームが運営する家計簿アプリ 口座連携数は無料で無制限。広告もいっさいない点がユーザーに優しい |
『マネーフォワードME』 | 利用者は1,500万人を超える国内で人気の家計簿アプリ 国内の利用者数はNo.1。レシートの読み取り機能あり |
『Moneytree』 | 国内2,472社のサービスと連携可能、無料で50口座との連携も可能 シンプルで見やすいUIで、家計状況をクリアに可視化してくれる |
『Zaim』 | 900万ダウンロードを超える人気家計簿アプリ。連携可能数は無制限。無料版にもレシート読み取り機能あり |
現地生活の節約術は、王道ですが以下を実行するのがおすすめです。
- 安価なルームシェアに滞在し、月々の家賃を抑える
- なるべく自炊して、日本在住時の食費とほぼ同じ水準にする
基本的ですが、これらをしっかり実行することで月々5~10万円ほどの節約はできるかと思います。
良い計画づくりを意識し、目の前の小さな目標に集中する
メルボルン留学中には、英語学習の目標を常に頭に掲げ「なぜこの勉強をするのか?」と目的意識をもって行動することが重要です。それによって、学習の効率性が高まります。
留学の目標管理には、「SMART」というフレームワークを意識しながら、留学全体・1か月・1週間と細かく分解し、進捗度や達成度を確認することを推奨します。
「SMART」とは、Specific(特定的)・Measurable(測定可能な)・Attainable(達成可能な)・Relevant(関連性)・Time-bound(期限付き)の略です。
留学期間中の全体の目標から逆算し分解した、毎日の目標にのみ集中することがポイントです。その日の小さな目標を確実に達成する習慣が、英語学習に対する充実度と自信をつけさせてくれます。
目標を具体的・定量的に管理しておくことで、現状の把握を正確にでき、漠然とした不安に襲われることもなくなるでしょう。
いつでもオープンマインドで素直に人と接する
留学中には、学校のクラスメイトと良好な友人関係を築くことが重要です。
誰もが「留学」という新しい環境にも初めは緊張しているでしょうから、気構えなく、オープンマインドでコミュニケーションを取りましょうね。素直に心を開く姿勢が、言葉を超えて距離を縮めさせてくれるはずです。
また、具体的なアドバイスとしては、以下のようなアクションを積極的に行なってみることが大切です。
語学学校のアクティビティやイベントに参加する | 学生間の交流を促すために学校主催でさまざまなイベントが催されます。 都合が合うのであれば、積極的に参加してコミュニケーションを図りましょう |
グループワークで力をあわせて課題に取り組む | 授業内で授業後の課題でグループワークが必要なケースがあります。 日本人同士で集まるのではなく、日本人以外の学生と連携しながらグループワークに取り組みましょう |
他の学校の留学生も交えたパーティーに参加する | 学校外でもボストンの留学生を対象にしたイベントやパーティーが開催されています。 学校のクラスメイトを誘って、学校の外にも友人・知人の輪を広げてみましょう |
SNSをフォローしあい、メッセージでやりとりする | 「WhatsApp」や「Twitter」「Instagram」のアカウントを交換し、スマホでメッセージできる状態をつくりましょう。 そして、留学生活の話題や休日の遊びの誘いなどを積極的に行なってみましょう |
予想だにしない失敗もポジティブマインドで乗り切ろう!
記事では、オーストラリア・メルボルン留学でよくある失敗と失敗を回避するためのポイントを解説してきました。
メルボルンに限らず海外留学中は、どれだけ準備や対策をしていても、予想だにしない失敗に出くわす可能性があります。
そこで大切なのは”失敗の捉え方”! 失敗したからダメなのではなく、良い成長の機会と捉え、少し振り返ったら前を向いて次に進んでいきましょう。
留学期間はあっという間に過ぎてしまいます。ぜひ、後悔しないように毎日を充実させて過ごしてくださいね!