高額な費用と準備期間がかかる海外留学。絶対に失敗したくないですよね。
シドニー留学を経験した人の中には、「学校選びに失敗した」「思ったように英語力が伸びなかった」という人が少なからずいます。
では、どうすれば失敗しないですむのでしょうか？
記事ではシドニー留学が失敗する理由を例を交えてご紹介しています。また、失敗しないための学校の選び方、生活面と学習面で失敗しないためのポイントもご紹介しています。
ぜひ、最後まで読み進めてください！
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このページの目次
シドニー留学で失敗する理由
シドニー留学で失敗する理由とはなんでしょうか？
「思い描いていた留学生活とは違った」「英語力のレベルが思ったより上がらなかった」というケースを失敗と定義づけ、失敗する理由と具体的な例をご紹介します。
学校・コース選びを誤った
海外留学では、自分に合った学校・コースを選ぶことが重要ですが、目的を明確にしないまま学校を選び、適切な学校・コース選びができず、留学の成果を得られなかった人が少なからずいます。
特にシドニーには語学学校がたくさんありコースも多いので、目的を明確にして学校を探すことが求められます。
例えば、以下のような失敗例がみられます。
この場合、英語力を伸ばしたいのなら、授業が午前のみの学校・コースを選択するのではなく、午前午後ともに授業がある学校・コースを選ぶべきだったと考えられます。
もっと明確に目的を考えられていたら、自分に必要なものを理解して学校を選べたことでしょう。
このように目的を明確にせずに学校を選んだことで、自分にとって何が必要かを見誤り、学校選びに失敗し、結果的に留学の成果が得られない人が意外と多くいます。
失敗しない学校の選び方については後半でお伝えしているので、ぜひ参考にしてください。
アクティビティに時間が取られて自習時間を確保できなかった
シドニー留学では魅力的なアクティビティが豊富に用意されています。そのため、ついついそこに時間を費やしてしまい、自習時間を十分に確保できず、シドニー留学が失敗に終わるケースがあります。
例えば、以下のような例がみられます。
勉強と遊びを両立させたいと思い、アクティビティに積極的に参加した。
当初はアクティビティの後、夜に自習時間を確保しようと思っていたが、その時間には疲れてしまって予習・復習ができないまま翌日の授業を受ける日々が続いた。
週末に取り返そうと思ったが、週末には日帰りのアクティビティや友人との約束があり、うまく時間を作れなかった。特に日帰り旅行はバスでの移動距離が長くて疲れてしまい、帰宅後、勉強どころではなかった。
どんどん授業についていけなくなり、理解が浅いまま受講することに。結果的に英語力に成長を感じないまま、日本に帰国することとなった。
シドニー留学では、日帰り旅行のアクティビティが人気ですが、バスでの長距離移動が多く、慣れない人はとても疲れます。
授業、アクティビティ、自習時間、友人との時間を両立できれば一番良いですが、簡単なことではなく、実際は自習時間が後回しにされがちです。しかし、英語のスキルを伸ばしたい人にとって自習はとても大切な時間です。
アクティビティでアウトプットができるという意見もありますが、シドニーは日本人が多いため結局は、日本人同士で日本語で話しながら楽しむことになるとよく耳にします。
もちろん、初めからアクティビティでさまざまな体験をすることが目的なら問題ありませんが、学習面で目標がある場合は自習時間の確保を考慮しながらアクティビティに参加しましょう。
※ 参照元：オーストラリア政府観光局 公式ウェブサイトへようこそ
日本人が多いため、日本語を使う機会が増えてしまう
オーストラリアは日本人に3番目に人気がある留学先です。特にシドニーはオーストラリアの中で一番人気があり、語学学校の日本人比率は10〜15％、クラスによっては8割近くが日本人の学校もあります。
日本人がいると安心するし、仲良くなるのは自然なことですが、だからといって四六時中行動をともにすると、日本の学校生活と変わらなくなってしまいます。
また2021年現在、オーストラリアに滞在している日本人は93,451人。アメリカ、中国に続き3番目の多さで、その多くがシドニーに滞在しています。
日本人観光客も多いので、街中や観光地、ナイトバーなど、さまざまな場所で日本人と触れ合う機会があります。このような環境なので、学校はもちろん、学校を離れた場所でも、できるだけ英語を使うことを意識して生活しないと、日本語を使う機会が増えてしまいます。
もし日本人の友人ができた場合は、「日本ではなく英語で会話をしよう」と提案できるといいですね。
※ 参照元：外務省ホームページ（日本語）:トップページ
予算の計算が甘く、生活費が足りなくなった
シドニーの物価は、食費・滞在費・衣料品費・交通費など全ての面において、東京と比較すると28％も高いと言われています。利用する機会が多い交通費は、特に東京より高くなっています。
海外では財布の紐が緩みがちになることも相まって、予算をオーバーしてしまったという失敗談がよく聞かれます。
具体的な物価の違いをみてみましょう。（1豪ドル = 95円で換算）
| 品名 | オーストラリア | 日本 |
|---|---|---|
| ポテトチップス | 380円 | 100円 |
| 水500ml | 190円 | 100円 |
| トイレットペーパー12ロール | 570円 | 450円 |
| ファーストフードのセット | 1,425円 | 700円 |
| ビール500ml | 855円 | 555円 |
一見大したことがないように思われる物価の差ですが、長期間、留学すればするほど大きくのしかかってきます。
生活費を多めに見積もり、さらに自炊を積極的に行うなどの節約方法を考えておくと良いでしょう。
※ 参照元：Cost of Living Comparisons 2022 data.
シドニー留学で失敗しないための学校の選び方
シドニー留学で最も重要なのは、学校選びです。ここでは失敗しないための学校の選び方を4STEPでお伝えします。
- STEP1. 留学の目的をはっきりさせる
- STEP2. 学校選びの条件と優先順位を明確にする
- STEP3. 目標が達成できる学校・コースを探す
- STEP4. 条件に合う学校が見つからなければシドニー以外の都市にも目を向ける
STEP1. 留学の目的をはっきりさせる
学校選びでは、目的に合った学校を選ぶことが重要です。そこでまず初めに具体的な留学の目的を明確にしましょう。
- 何のために留学するのか
- 留学先で何を学びたいのか
- どんな力をつけたいのか
- シドニーで何がしたいのか
例えば
- 日常生活で困らない程度の英語力を身につけたい
- 字幕なしで映画が見れるくらいのリスニング力を身につけたい
- TOEICで◯点以上取るために英語漬けの生活を送りたい
- 〇〇の資格を取りたい
- 英語を学びながらヨガインストラクターの勉強がしたい
- 勉強をしながら大自然で感動体験をしたい
- 将来シドニーで生活するためにビジネスで通用する英語力を身につけたい
このように目的を明確にすることは、学校選びにも役立つし留学のモチベーションを保つことにも役立ちます。
STEP2. 学校選びの条件と優先順位を明確にする
STEP1.で考えた目的を達成するためには、どのような学校を選べば良いか考えましょう。また、自分の留学での希望も盛り込んで留学の条件を明確にします。
条件が複数になる場合は、優先順位も明確にしましょう。
条件は次のことを考えて決定します。
- 目的を達成するための条件
- 費用面の条件
- 滞在期間の条件（大学生だったら夏休みのいつからいつまでのように）
例えば、
- 目的：できるだけ日本語を使わない環境で日常会話に困らない程度の英語力を身につけたい
- 学校選びの条件 1：留学可能期間は最大で8月の1ヵ月間のみ
- 学校選びの条件 2：イングリッシュオンリーポリシーがある学校
- 学校選びの条件 3：日本人比率10％以下
- 学校選びの条件 4：予算は60万円以内
- 学校選びの条件 5：ホームステイを選べる学校
- 学校選びの条件 6：会話中心の授業が多い学校
条件が全て叶えられる学校が見つかるとは限りませんが、ここで出した条件を元に留学先を探すと、より最適な学校が見つかります。
STEP3. 目的が達成できる学校・コースを探す
シドニーには92以上の留学生の受入教育機関があり、自力で全ての学校を把握してその中から最適なコースを選び出すのはとても大変です。
また学校選びと同時にどのコースを選ぶかも決定する必要がありますが、コースが複雑な学校も多く、こちらも自力でイチから探すのはとても大変です。
そこで学校・コースを探すときは、以下の2つの方法がおすすめです。
- 語学学校のまとめサイトの情報を元に学校を探してみる
- 留学エージェントに相談する
留学エージェントでは、STEP2.で決めた条件を伝えるだけで、あなたに最適な語学学校とコースを紹介してくれます。
以下の記事では、シドニー留学でおすすめの学校を17校紹介しています。こちらも是非参考にしてくださいね。
STEP4. 条件に合う学校が見つからなければシドニー以外の都市にも目を向ける
もしシドニーで自分の条件に合った語学学校が見つけられなかった場合、シドニー以外の都市での留学を検討しましょう。
例えば、予算面が合わない場合は、他の都市だったらもっと安く良質な語学学校が見つかるかもしれません。もっと近場の国にすれば、航空券代がやすくなり、費用を抑えられます。
学校選びは留学先での学習環境を大きく左右するので、妥協しないで探しましょう。
シドニー留学を失敗させないためのポイント（学習面・生活面）
シドニー留学を失敗させないために、学習面・生活面で気をつけたいポイントをご紹介します。
- 留学前から英語を勉強する習慣をつける
- 留学先での生活スケジュールをある程度想定しておく
- 日本人との付き合い方を自分の中で決めてから渡航する
- 予算を多めに確保する
留学前から英語を勉強する習慣をつける
日本で英語の勉強週間がない人が、留学先に行っていきなり英語を自習できるかというと、そう簡単にはうまくいきません。
留学前から英語の勉強をはじめれば、全くの初心者で留学することを防げるほか、英語の自習学習をする生活が当たり前の状態で留学でき、現地での自習にも自然に取り組めます。
日本での学習の中で、自分なりの勉強スタイルも確立できることでしょう。
留学前から勉強していることで、現地で自信を持って会話に参加できるのもメリットです。
できれば留学する6ヶ月前くらいから、最低でも3ヶ月前から英語の勉強を習慣づけておきましょう。
日本人との付き合い方を自分の中で決めてから渡航する
シドニーに留学して日本人と仲良くしないのは難しいことです。
そこでどの程度日本人と一緒に行動するか、週に何回まで遊ぶのをOKにするかなど、自分の中でルールを作っておくと良いでしょう。
例えば、日本人の友達ができたら、「一緒にいるときはできるだけ英語を使おう」と提案すると決めておくのも良いですね。
「お店で日本語で対応されても英語で返事をする」と決めておくのも効果的です。
英語を話す時間が増えるように自分で環境を整えると、日本人が多い中でも英語漬けの生活が実現できますよ。
シドニー留学は、ポイントを抑えれば失敗しない！
記事では、シドニー留学で失敗する理由や失敗例、失敗しないための方法についてご紹介しました。
ここでご紹介した失敗例を頭に入れ、失敗しないためのポイントを実践すれば、あなたのシドニー留学は成功するはずです。
英語力を伸ばしたいと思って留学を決めた人が、午前のみ授業がある格安校を選択した。
午後はアクティビティに出かけたり、現地でできた日本人と交流を深めることに時間を割いてしまい、英語を学習する時間が短くなって英語力がほとんど伸びなかった。