カナダのROワーホリ(セカンドワーホリ)とは?自分での申請手順から費用、条件まで完全解説!

監修者

監修者末永 真一

カナダ留学コンサルタント、RCA 海外留学アドバイザー No.162002|カナダ在住20年以上のカナダ留学専門家。現在までサポートしてきた留学生数は1万人以上。カナダ留学情報を発信するX(Twitter)アカウントはカナダ以外も含む留学ジャンルでフォロワー数1位(1万人以上)、月間最大インプレッションは400万以上。

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2024年度のセカンドワーキングホリデービザ(ROワーホリ)の募集は締め切りました。現在2025年度の事前予約受付中です。

「カナダのROワーホリは35歳まで大丈夫って聞いたけど本当?」

セカンドワーホリについて詳しく知りたい!」

「セカンドワーホリはどうやって申し込めばよいの?注意すべきポイントは何?

このような疑問をおもちの方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では以下の内容を中心に解説していきます。

  • カナダのROワーホリ(セカンドワーホリ)の必須基礎知識と勘違いされやすい重要ポイント
  • カナダのセカンドワーホリの3つの申し込み方法とそれぞれの手順
  • ROワーホリの申し込みルート別のメリット・デメリット

この記事を読めばカナダのROワーホリ(セカンドワーホリ)に申請するための全知識が得られます。

これからカナダでセカンドワーキングホリデーしてみたいと考えている方は、ぜひ最後までご一読ください。

2024年9月25日追記

2024年のROワーホリの枠は完売しました。

こちらのプログラムは一部の語学学校を通して申し込むプログラムで、12週間の語学クラスとセットとなります。

バンクーバー、トロントだけではなく、カルガリーやビクトリア、ハリファックス、モントリオールでも受講可能なうえ、一部の学校ではオンラインコースがあるので日本からの受講もOKです。

このページの目次

カナダのROワーホリ(セカンドワーホリ)とは?:必須基礎知識と勘違いされやすい重要ポイントを解説

カナダのROワーホリ(セカンドワーホリ)について必須基礎知識と勘違いされやすい重要ポイントを解説します。

カナダのROワーホリ(セカンドワーホリ)の対象は18〜35歳:ワーホリ経験の有無は不問

ROワーホリとは18〜35歳が対象の、2回目(3回目)のワーホリをしたい方も申し込めるカナダのワーキングホリデー制度です。

ゆえにワーホリのセカンドビザと言ってもいいかもしれません。

カナダ政府から認定を受けた指定機関(Recognized Organization)を通してのみ、申請できることから「ROビザ」と呼ばれています。

俗にセカンドワーホリとも呼ばれていますね。

期間は最長2年間で、ワーホリの延長として使えます。
勘違いされやすいのですが、ワーホリ経験がなくてもROワーホリに申し込めます

カナダのROワーホリ(セカンドワーホリ)に必要な書類:日系留学エージェントに確認するのがオススメ

ROワーホリの申請に必要な書類は、おおむね通常のワーホリと同じイメージです。

応募に必要な、代表的な書類は以下になります。

  • 各RO団体の申込フォーム
  • パスポート画像(顔写真のページとスタンプが押してある全ページ)
  • 顔写真データ
  • 移民局指定の家族情報フォーム
  • 代理人選任フォーム
  • 英文履歴書
  • ビザ申請フォーム
  • 過去職歴をまとめたExcel表など

この他に、追加書類やエージェント指定の書類が必要となる場合があります。

エージェントが詳しく教えてくれますので、指示に沿って作成すれば問題ありませんよ。

RO団体から直接申し込む場合は、該当の団体の指示と移民局のサイトを読んで、そのとおりに用意しましょう。

ワーホリとROワーホリの違い:対象年齢・滞在期間の上限の違いがポイント

ワーキングホリデー(ワーホリ)とは、若者が異文化体験をしながら海外で働くことを目的とした制度です。

一方で、ROワーキングホリデー(ROワーホリ)は、通常のワーホリの年齢制限を超えた方、または2回目のワーホリを希望する方が利用できる特別なプログラムです。(※ワーホリ未経験でもROワーホリは利用可能です。)

通常のワーホリは年齢が18〜30歳(一部の国では35歳まで)の若者が対象で、1回限りの申請が原則です。

しかし、ROワーホリは18〜35歳の方も申請可能であり、さらには過去にカナダのワーホリビザを使っていても応募できます。

また、プログラムによっては2年間の滞在が認められており、カナダに長期で働きながら滞在することができるのが大きな魅力です。

ROワーホリがあれば、あこがれのバンクーバートロントで働きながら滞在できるというわけです。

セカンドワーキングホリデー(ROワーホリ)とヤングプロフェッショナル(YP)の違い:YPビザはROビザの一種

ROワーキングホリデー(ROワーホリ)には、ヤングプロフェッショナル(YP)というプログラムもあり、これら二つのプログラムにはいくつかの重要な違いがあります。

まず、ROワーホリはカナダのワーホリ制度の一種で、カナダ政府が認定したRO団体(Recognized Organization)を通じて申請します。

YPビザもROビザの一種ですが、専門的な職業経験を積むことを目的とした就労ビザであり、雇用主の協力がないと手続きが出来ないという点が大きな違いです。

また、ROワーホリは、一般的なワーキングホリデーと同様に、最大1年さまざまな職種での就労が可能であり、職を転々とすることも許されています。

これに対してYPビザは、特定の職種での就労が前提となります。

こちらは最長2年間のビザが取得できますが、YPビザを申請した雇用主の下で働き続けることが求められ、退職した場合はビザが無効になります。

これらの違いを理解することは、自分のキャリアプランやカナダでの滞在目的に最適なビザを選択する上で非常に重要です。

自分の状況に合ったプログラムを選びましょう。

ROヤングプロフェッショナル(YP)について、詳しく知りたい方には以下の記事がオススメです。

セカンドワーキングホリデー(ROワーホリ)の必要費用:申請手段・対応業者によって異なる

ROワーホリプログラムへの申し込みには、大きく分けて3つの方法があり、必要となる費用もそれぞれ異なります。

  • 日系留学エージェントを通じて申請する
  • 語学学校協会のROに申し込む
  • RO団体に直接問い合わせて自分で申請する

どちらの方法もそれぞれメリット・デメリットがあり、自分の状況やニーズに合わせて選ぶことが重要です。(詳しくは後述します)

カナダのROワーホリ(セカンドワーホリ)は永住権申請時の職歴に加算される

カナダのセカンドワーキングホリデー(ROワーホリ)は、カナダの永住権申請時において有利に働くことがあります。

具体的には、このプログラムで得た職歴が永住権申請の際に加算されるため、審査の際にプラスの評価につながります。

現地での適切な職歴は、労働経験やスキルの証明とみなされるのです。

したがって、セカンドワーホリを通じて得た経験は、将来的な永住権取得を目指す方にとっては重要な要素となり得えます。

カナダ永住権(PR)の申請方法については以下の動画を参考にしてみてください。

以下の記事でも詳しく解説してありますのでご参照ください。

通常のワーホリより枠が少なく、申請時期は選べない:早めの準備・行動が大切

ROワーホリは毎年、政府が発表した時期に突然開始になります。

また、ROビザは政府が決めた期間内にしか申請できません。

その期間内にも枠はどんどんなくなっていき、売り切れ次第、応募が締め切られます。

躊躇していると応募すらできなくなりますので、常にアンテナを張って、チャンスが来たらすぐに申請できるようにしておきましょう。

最新情報を常に把握しておきたい方は、事前に経験豊富な専門家に無料相談しておくのがオススメです。

カナダセカンドワーホリの倍率

カナダセカンドワーホリの倍率は以下の通りです。

ビザ取得数問い合わせ数倍率
2024年度5529618.58%
2023年度4321520.00%
2022年度127615.79%
カナダセカンドワーホリの倍率 :カナダ留学コンパスの場合

留学エージェントは複数社あり、申請手段も3パターンありますので、倍率は非常に高くなりやすく、狭き門と言えるでしょう。

ポイントは、申し込めば誰でも受け付けてもらえるわけではなく、選考があるということ。

なぜならROワーホリは、通常のワーキングホリデーとは違って枠が非常に少なく、倍率が高いからです。

そのため、ROワーホリ申請を考えている場合は留学エージェントのウェブサイトを定期的に見たり、SNSなどをフォローして最新情報をチェックし、申し込みの機会を逃さないことが重要です!

各社、ROワーホリの詳しい申請手順は異なるので、各社ウェブサイトなどで情報を確認しましょう。

【ROワーホリ】留学エージェント経由での申請手順を徹底解説!

カナダ留学コンパスのX公式アカウントではカナダ留学の最新情報を毎日発信していますので参考にしてみてください。

カナダのROワーホリ(セカンドワーホリ)の申請方法・条件:RO団体(Recognized Organization)を通じてのみ可

ROワーホリを申請するためには、カナダ政府認定の指定機関、いわゆるRO団体(Recognized Organization)を通じてのみ申請が行えます。

ROワーホリの申請条件の重要なポイント

  • 年齢制限:18歳から35歳まで
  • 2回目のワーキングホリデーを希望する方でもOK
  • 申請者本人の属性および経済状況

まず、年齢制限が設けられており、18歳から35歳までの方が対象となっています。

通常のワーキングホリデービザの年齢上限が30歳であることから、それを超えた年齢の方でもカナダでのワーキングホリデーを経験できるのが魅力です。

次に、ROワーホリは2回目のワーキングホリデーを希望する方向けにも門道が開かれています。

つまり、過去にカナダにワーキングホリデーに来たことがある方でも、ワーホリをもう一度経験することができるということです。

なお、申請するための要件にはこれらが求められます。

  • 申請者は健康であること
  • 犯罪歴がないこと
  • 滞在中の生活費や帰国のための資金を自己負担できること(預金残高に余裕があることの証明ができることもポイント)

カナダのROワーホリ(セカンドワーホリ)に申し込む3つの方法:オススメ順に解説

カナダのROワーホリ(セカンドワーホリ)に申し込む方法をオススメ順に解説します。

  1. 日系留学エージェントを通じて申請する:日本語ですべてのやり取りが完結で安心
  2. Languages Canada(語学学校協会)経由:学校の手続きとROワーホリビザの手配がまとめてできて便利
  3. カナダ政府認定RO団体に自分で直接応募する:料金は安いが一切のサポートや申請枠の保証がない

日系留学エージェントを通じて申請する:日本語ですべてのやり取りが完結で安心

日系留学エージェントを通じてROワーホリの申請を行う方法は、特に初めての海外生活や手続きに不安を感じる方におすすめです。

これらのエージェントはビザ申請のプロセスを始め、ROワーホリ前後の留学プランを相談することもできます。

よくある落とし穴

また、エージェントを通すと、日本語ですべてのやり取りが完結し、定期的にきちんと状況を連絡してくれるので安心です。

現在(2023年時点)、以下の3つの日系留学エージェントを通して、ROワーホリの申請をすることができますよ。

  • カナダ留学コンパス
  • EASTWEST
  • JPカナダ

日系留学エージェントについては以下の記事を参考にしてみてください。

Languages Canada(語学学校協会)経由:学校の手続きとROワーホリビザの手配がまとめてできて便利

セカンドワーホリには、Languages Canada(ランゲージ・カナダ:語学学校協会)を通じて申し込む方法もあります。こちらは、2024年5月から販売が開始された最新の方法で、協会に加盟する一部の学校のプログラムに申し込むことでROワーホリの手続きが出来るようになります。

Languages Canadaは、カナダの語学学校の品質を保証し、促進するための協会で、カナダ全国の200校以上の民間・公立の語学学校を代表しています。

Languages Canadaのパッケージプランの対象となる語学学校リスト

※ルールやプランは頻繁に変動するので、こちらも日系留学エージェントを通じて語学学校に申し込むほうが良いです。直接学校に申し込む場合も留学エージェントを使う場合も費用は変わりません。

Languages Canadaを利用する際の注意点

Languages Canadaは対象となる学校ごとに諸条件(後述します)が異なり、英語の苦手な方には勘違いしやすいポイントや落とし穴も多々あります。また、エージェントに比べると返事や連絡が遅いことが多々あります。

そのため、事前に経験・実績豊富な留学エージェントなどに相談しておくのがオススメです。

カナダ政府認定RO団体に自分で直接応募する:料金は安いが一切のサポートや申請枠の保証がない

カナダ政府認定RO団体に直接問い合わせて、ROワーホリに自分で応募することもできますが、基本的に一切のサポートがないのが特徴です。

一切のサポートがなく、すべて自力で対応が必要なことの一例

  • ビザの申請代行
  • 留学相談
  • ROビザに関する質問
  • 申請方法
  • 対応はすべて英語

留学エージェントを通す場合には、申請の枠を確保してくれますが、RO団体に直接申し込む場合は、いつ枠がなくなってもおかしくありません。

サポートや申請枠の保証がない分料金が安いので、英語でのビザ申請に問題がない、連絡がなくても自分で各機関に問い合わせができる、ROビザは取れたらラッキー(取れなくても良い)、などの方にはオススメできます。

カナダのROワーホリ(セカンドワーホリ)に日系留学エージェントを通じて申請する2のメリットとデメリット

カナダのROワーホリ(セカンドワーホリ)に日系留学エージェントを通じて申請するメリットとデメリットを解説します。

2つのメリット

☑確実性が高い

☑日本語で全面的なサポートが受けられる

デメリット

費用が高い

2つのメリット

多くの留学希望者が日系留学エージェントを利用する理由は、この2つに集約されると言っても過言ではないです。

確実性が高い

エージェント利用のメリットは、何と言ってもその確実性と安心のサポートです。

まず、日系エージェントを経由しての応募の場合、ROビザの取得率(承認率)が非常に高いです。

例えばROワーホリビザ枠数No.1 のカナダ留学コンパスでは、ホームページ上で取得率を公開していますが、例年100%の方が無事にビザを取得されているようです。

日本語で全面的なサポートが受けられる

留学エージェントでは、日本語で全面的なサポートが受けられる点も大きなメリットと言えます。

ビザに関する注意点や抑えるべきポイントを教えてくれるのはもちろん、申請のステップ毎に細かく状況を連絡してくれます。

ビザの承認過程は完全ブラインド制で不安になることが多いので、逐一状況を教えてくれるのはかなりの安心感に繋がりますね。

デメリット:費用が高い

エージェント経由で応募するデメリットは、応募費用が高いことです。

詳しい金額は各団体や応募するビザの種類にもよりますが、ROビザ の申請費用はおよそ6,000ドルが相場です。

確実にビザがほしい方や、お金を払っても安心できる方がいい方にはおすすめですが、費用を抑えたい方には向きません。 

節約しなければいけない方は、 次にあげるRO団体に直接連絡する方法が向いているでしょう。

また、これは RO 全般に言えることですが、枠数が限られています。

そのため、エージェントでは、抽選や選考を設けていることがあります。

20枠に対し 300件の応募が来る年もあるようです。

エージェントでは以下のような方を優先しますので、少ない枠数を勝ち取れるように事前の準備はしっかりと行いましょう。

  • 申請の条件を確実に満たしている人
  • 書類が整っている人
  • どうしてもビザが取得したい方

カナダのROワーホリ(セカンドワーホリ)にLanguages Canada ROで申し込む3つのメリットと3つのデメリット

カナダのROワーホリ(セカンドワーホリ)にLanguages Canada ROで申し込むメリットとデメリットを解説します。

3つのメリット

☑すぐに申し込むことができる

☑語学学校の学費も含まれている

☑条件次第では必ずROを取得できる

3つのデメリット

☑語学学校に通う必要がある

☑手続きの途中で枠が埋まる可能性がある

☑ROのビザ申請は自己手配が必要

3つのメリット

Languages Canada ROで申し込むメリットもなかなかに魅力的です。

すぐに申し込むことができる

Languages Canada ROに申し込む一番大きなメリットは、販売が開始された時点ですぐに申し込むことができる点です。

通常のROは毎年1月頃の受付開始を待たなければならないのに対して、迅速に手続きが進められます。

語学学校の学費も含まれている

Languages Canada ROは留学エージェントが手配するROと費用がほぼ同じで、語学学校の学費も含まれているため、学校に通う予定がある場合は経済的です。

通常の語学学校と同じ手続きで申し込むことが可能なので、手続きの負担も軽減できます。

条件次第では必ずROを取得できる

先着順で枠が残っていれば必ずROを取得できることもメリットとして大きいです。

抽選式ではないので、他の方法に比べ確実性があります。

なお、2024年に申し込んでおけば、2025年に渡航しても問題ありません。

3つのデメリット

以下のポイントは特に注意が必要です。

語学学校に通う必要がある

Languages Canada ROに申し込むデメリットは、語学学校に通う必要が生じるため、学校によっては柔軟に受講時期を選べるものの、一定の通学義務が発生することです。

また、学校によって費用が異なり、安い学校から定員に達するため早めの準備が必要です。

手続きの途中で枠が埋まる可能性がある

手続きの途中で枠が埋まる可能性があることにも注意が必要です。

各学校には数十程度の限られた数の枠しかないため、申し込んでも枠が確保できないことがあります。

ROのビザ申請は自己手配が必要

ROのビザ申請は自己手配であり、各学校ごとに以下の条件が異なるため、ROの知識や

経験のないエージェントを利用するとトラブルや却下のリスクが伴います。

  • 費用、返金ポリシー
  • 授業スケジュール、授業時間、受講タイミング
  • 開始日の変更や受講途中のコース切り替えの可否
  • ROプログラムの定員数、受講条件

カナダのROワーホリ(セカンドワーホリ)にRO団体から自分で直接応募するメリットと2つのデメリット

カナダのROワーホリ(セカンドワーホリ)にRO団体から自分で直接応募するメリットとデメリットを解説します。

メリット

メリット:約2,000ドル ~ 4,000ドルほどで応募できる

2つのデメリット:結論:上級者向けの無理ゲー

☑情報開示が無い

☑やり取り・手続きは全て英語

メリット:約2,000ドル ~ 4,000ドルほどで応募できる

RO 団体に直接連絡してビザを取得するメリットは前述の通り、費用が抑えられるという点にあります。 

エージェントを経由しての仲介料がかからないことはもちろん、基本的には手続きは全て自分で行います。

そのため代行費なども かからないところが多いようです。

安いところではなんと約2,000ドルから、高いところでも4,000ドルほどで応募できるようです。

エージェント経由に比べると、ずいぶん 節約できますね。

2つのデメリット:結論:上級者向けの無理ゲー

RO団体から自分で直接応募するほとんどの方が、以下のポイントに苦戦して、ビザの取得ができずに諦めてしまうようです。

情報開示が無い

エージェント経由する方法と違い、 RO団体では基本的に情報開示は行っておりません。

そのため、応募した時にはすでに枠が埋まっていたということがあります。

また、これらの団体は連絡がない、または非常に遅いという特徴もあります。

先ほどの例のように枠が埋まっていたとしても、連絡がすぐ来るとは限りません。

ネット上には「当選したかどうかもわからない」「落ちたという連絡が2ヶ月経ってから来た」というような体験談も見当たります。

なお、RO団体を用いてビザを取得した過去の体験談を有料で販売している方もいますが、毎年ルールは異なるのであまりあてにはできません。

やり取り・手続きは全て英語

やり取りは当然全て英語になります。

  • 必要な情報を自分で調べられる
  • 連絡が来なくても自分からRO 団体に積極的に英語で連絡できる
  • 電話メールに返信がなければ電話での連絡先を探して英語で電話する

これらの行動が取れる方なら良いのですが、英語に自信がない、または連絡がないと不安になるタイプのような方には向かないでしょう。

万が一ROビザが取得できなくても他の方法がある、もしくは日本に帰国しても良いという方にのみおすすめいたします。

カナダワーホリ申請を自分でした経験があれば、少しは安心かもしれません。

「どうしてもカナダに残りたい・働きたい 」「RO ビザを取得しなければいけない」という方は、 エージェント経由で応募しましょう。

セカンドワーキングホリデー(ROワーホリ)へのエージェントを経由しての応募の流れ・手順

それでは、実際にROワーホリの応募の流れをご紹介しましょう。

ここでは留学エージェントを経由する方法に絞ってお伝えします。

大まかな流れは以下の通りです。

  1. ROワーホリについてお問い合わせ:まずはエージェントに相談
  2. 選考または抽選:合格するにはコツがある
  3. 仮合格したらデポジットを支払う:虚偽申請認定に要注意
  4. 残高を支払って枠を確定させる:支払いは迅速に
  5. エージェントから移民局へビザ申請:バイオメトリクス登録の準備も要確認
  6. ビザ審査・承認:重要書類の紛失に要注意

※上記は一般的な留学エージェントに申し込む際の手順になります。

オススメの留学エージェント「カナダ留学コンパス」経由で申請する手順はこちらの記事をご参照ください。

ROワーホリについてお問い合わせ:まずはエージェントに相談

まずはROワーホリビザについて、各エージェントに相談しましょう。

ROワーホリは毎年、政府が発表した時期に突然開始になります。

その時期になってから情報収集しても遅いので、事前に情報を調べておくことをおすすめします。

例年1月〜10月頃まで募集している、通常のカナダワーホリとの大きな違いですね(2024年度のカナダワーホリの抽選は、2024年1月8日の週から開始されました)。

エージェントによっては事前告知があったり、先行で抽選を開始しているところもあります。

各会社のホームページを見たり、フォームから連絡するなどして、応募時期や必要書類などについて知っておくとよいでしょう。

選考または抽選:合格するにはコツがある

エージェントがお問い合わせを承認したら、いよいよ応募に進みます。

具体的な選考の仕方はエージェントによって様々ですが、書類や経歴書を送るところが多いようです。

また応募の動機やこれまでのビザの状況、留学プランなどを聞かれる場合もあります。

できるだけ分かりやすく整理しておきましょう。

限られた枠数に対し、応募が殺到している場合には、厳選な審査が行われます。

合格するコツは以下の通りです。

  • 自分の状況をできるだけ分かりやすく説明する
  • 今までのビザ、履歴、職歴など、エクセルファイルにまとめておく
  • 書類は、ミスなく記入する
  • 連絡にはすぐ返事をする

応募は狭き門ですので、どうしてもビザを希望する方はできるだけ、正確に情報を提供しましょう。

仮合格したらデポジットを支払う:虚偽申請認定に要注意

合格通知が来たらまずは、デポジットを支払います。

その後、書類を清書したり追加書類がないか、細かなチェックが行われるところが多いようです。

ただし、ビザの申請内容は全て自分の責任になります。

ミスがあると虚偽申請とみなされることがありますので気をつけましょう。

残高を支払って枠を確定させる:支払いは迅速に

次に、残高の支払いです。

すぐに応募する場合にはデポジット(預り金・保証金)がなく、一括支払いのところもあるようですが、特に先行受付などの場合には、2段階の支払いになることがあります。

いずれにせよ、すべての代金を支払った時点で申し込み枠が確定されます。

それまでは、枠が確定されず他の方に流れてしまうかもしれません。支払いは速やかに行うようにしましょう。

エージェントから移民局へビザ申請:バイオメトリクス登録の準備も要確認

全ての準備が整ったら、エージェントがRO団体を通して、移民局へビザ申請を行います。

申請者本人がすべきことは基本的にはありませんが、追加書類やバイオメトリクス(指紋認証)登録が必要になりそうな場合には、準備をしておきましょう。

また、何かあれば、エージェントから連絡が来ますのですぐに対応できるよう、メールや電話など指定の連絡方法はこまめに確認しましょう。

移民局へ申請を開始すると、提出の締め切り日が決められている場合があります。

それまでに手続きが完了しないと、ビザが自動的に却下になることがありますので、迅速に手続きができるよう準備しておくことをおすすめします。

バイオメトリクス登録についての詳細は以下の記事を参考にしてみてください。

ビザ審査・承認:重要書類の紛失に要注意

あとは、移民局の審査を待つだけです。

ピザが承認されたら今後の流れをもう一度、エージェントと確認しましょう。

発行されたPOE(Port of Entry Letter:ビザの引換証)などを国境まで持参すればビザの切り替えが出来ます。

任意の時期にビザを有効化したらROビザの手続きは全て完了です。

カナダ政府公認RO団体を経由してのセカンドワーキングホリデー(ROワーホリ)応募の流れ・手順

RO(Recognized Organization)団体に直接申し込む場合の、ROワーホリの申請手順を紹介します。

大まかな流れはこちらです。

すべて英語で行う必要があります。

  1. SWAPのウェブサイトから必要事項をメールで送信
  2. 返信メールに添付された申請フォームに個人情報を記入して提出
  3. 締め切りまでに手数料を支払う
  4. GCKeyにアカウントを作成
  5. IEC Poolにプロフィール登録
  6. Pool登録完了のレターが届いたら、団体に受領日を伝える
  7. ROレターを受領
  8. ITA受取り、本申請手続きを行う
  9. 申請結果を待つ

※この手順はSWAP Working Holidaysを例にしています。詳しい手順はRO団体によって異なる可能性があることをご了承ください。また、こちらは2023年1月時点の情報です。

SWAPのウェブサイトから必要事項をメールで送信

まず、SWAPのウェブサイトから必要事項を記入してメールで送信します。

  • 氏名
  • 年齢
  • 国籍
  • 過去のワーキングホリデー参加経験の有無
  • 参加希望プログラム

上記などを記入します。

返信メールに添付された申請フォームに個人情報を記入して提出

数日後には返信メールが届きますので、添付リンクの申請フォームに個人情報を記入して提出します。

このメールには、今後の申請手順も記載されています。

締め切りまでに手数料を支払う

その後、手数料支払いの案内がメールで送られてきます。

メールの指示通りにSWAPのウェブサイトにログインし、指定された金額を支払います。

支払い期限は7日間です。

支払いが遅れると、申請枠が次の人に移りますので、注意してください!

GCKeyにアカウントを作成

支払い完了後、再度メールが届きます。

このメールに従い、カナダ政府の認証サービスであるGCKeyのアカウントを作成します。

登録自体は簡単ですよ!

IEC Poolにプロフィール登録

GCKeyを使用して、IEC Poolにプロフィールを作成します。

SWAPから送られてくる解説書に従って登録します。

途中で“Do you have a letter proving one of these organizations will help your plan your trip or find work in Canada?”という質問がありますので、Yesと答えましょう。

その直後の選択画面で、SWAPを選択します。

この手順を間違えると、ROワーホリとして申請できないので忘れないようにしましょう。

Pool登録完了のレターが届いたら、団体に受領日を伝える

プロフィール登録後、Confirmation LetterがIRCCのアカウントに届きます。

この手紙の受信日をSWAPに報告します。

これにより、SWAPがあなたをROワーキングホリデーの候補者としてノミネートします。

ROレターを受領

その後、SWAPからROレターが届きます。

このレターは重要な書類であり、本申請に必要です。

ITA受取り、本申請手続きを行う

上の手順と同じ頃、カナダ政府からはIRCCのアカウントにITA(Invitation to Apply)が送られてきます。

これを受け取り、正式な申請手続きに進みます。

申請期限に注意し、申請費用も支払います。

申請結果を待つ

申請結果がIRCC のアカウントに届きます。

結果が出るまでの期間は個人によって異なりますので、カナダ政府のウェブサイトで最新情報を確認してください。

最終的にはPOEレターが発行され、これを保管しておく必要があります。

これがないとビザの有効化ができないため、注意が必要です。

セカンドワーキングホリデー(ROワーホリ)にかかる費用の復習

本文がだいぶ長くなりましたので、ここで改めて費用のおさらいです。

日系エージェント経由で申し込む場合:必要費用は約6,000ドル(税別)

日系エージェント経由で申し込む場合、必要費用は約6,000ドル(税別)です。

これには、ビザの代行申請費が含まれることが多いようです。

政府に支払う申請費やバイオメトリクスの費用などは別途請求されることがあります。

詳しくは各会社に問い合わせてください。

RO団体に直接連絡する方法:費用は約2,000ドル ~ 4,000ドル(税別)

RO団体に直接連絡する方法では、費用は約2,000ドル ~ 4,000ドル(税別)にまで抑えられます。

申請代行などのサポートは全くありませんので、その分の費用も含まれていません。

エージェントの場合と同じく、政府に支払う経費は別途請求されます。

費用は毎年変わりますので、各団体の最新費用を必ずチェックしてくださいね。

カナダのROワーホリ(セカンドワーホリ)の注意点4選

カナダのROワーホリ(セカンドワーホリ)の注意点は以下の4つです。

滞在期間をすべてカバーする医療保険に加入必須:申込み前に保障内容を要チェック

ROワーホリの申請の条件に「滞在期間をすべてカバーする医療保険に加入すること」という項目があります。

これは以下の3項目をすべて満たした保証内容である必要があります。

  • 送還費
  • 医療費
  • 入院費

医療費はもちろんですが、聞き慣れないのが送還費ですね。

送還費とは、重篤なけがや病気、死亡などの際、母国へ搬送する費用のことです。

カナダのワーホリでは、この分野も保証されている保険に入る必要があります。

加入予定の保険会社に、こちらの項目が保証されるか必ず確認してくださいね。

申請中のステータス変更は迅速に申込団体または移民局に通知する:放置すると申請却下・無効の要因になる

このような場合は、速やかに申込団体または移民局に通知してください。

  • 結婚・離婚など
  • 氏名・住所が変わった
  • 卒業・退職・転職した
  • パスポートを更新した
  • やむを得ず国外に移動した
  • 他のビザに切り替えた
  • ご家族の状況が変わった

ステータスの変化が予想される場合には、事前に団体に通知しておくとスムーズでしょう。

申請却下、または無効になる要因になりえますので、必ず通知はしてくださいね。

ビザ申請中の国外への移動は原則禁止:ビザ却下・入国拒否の原因になる可能性あり

ROワーホリに限らず、ビザ申請中の国外への移動は原則禁止です。

申請時に提出したパスポート情報と、審査中または入国時(切替時)の情報が異なると、ビザが却下、または入国拒否される場合があります。

期間・移動距離に限らず、国を越える移動はしないようにしましょう。

カナダの部屋探しは競争が激しい:賃貸オーナーとの直接交渉も必要

カナダでの部屋探しは非常に競争が激しく、賃貸物件を見つけるのは容易ではありません。

特に人気のエリアでは、物件がすぐに埋まってしまうため、迅速な行動が求められます。

賃貸オーナーとの直接交渉が必要な場合も多く、物件の内覧時にオーナーと直接会って条件を話し合うことも重要です。

また、知人が退去する際にオーナーを紹介してもらうなどの伝手を利用することも有効になります。

カナダでの住居の探し方は以下の記事を参考にしてみてください。

「ROワーホリ」「カナダ セカンドワーホリ」に関連してよくある質問・Q&A

以下、それぞれ解説します。

カナダのROワーホリ(セカンドワーホリ)の体験談を知りたいです。

以下の記事を参考にしてみてください。

ROワーホリは返金できますか?

ROワーホリ(セカンドワーホリ)は高額なだけに、返金ポリシーは必ず確認するようにしましょう。

詳しくは団体により異なりますが、申し込んだ時点で返金は不可となるところが多いようです。

ホームページ上に書かれていなければ、問い合わせの際に聞いてみてくださいね。

ROワーホリについて、カナダ現地の留学エージェントで有益な情報を発信している会社を知りたいです。

カナダ留学コンパスやビザJPカナダという会社があります。

カナダ留学コンパス

ビザJPカナダ

エンジョイカナダ

ROワーホリは誰でも応募できますか?年齢以外の必要条件とかありますか?

ROワーホリの応募条件に当てはまる方は誰でも応募できます。

  • パスポートの有効期限が滞在期間をカバーしている
  • 年齢:18歳から35歳
  • 資産の証明ができる(最低2,500CAD)
  • 犯罪歴やカナダでの違法滞在歴がない
  • 医療保険に加入している(滞在期間をカバー)
  • 往復航空券もしくは、帰りの航空券を購入できる資金を証明できる
  • 扶養家族が同行しない
  • 費用の支払いができる

これらの条件に加えて、各団体の条件を満たす必要があります。

量が多いですが、1つ一つは難しい条件では無いですよ。

いつから渡航できますか?

ROワーホリの許可証(POE)が発行されたら、いつでもカナダに渡航できます!

空港などでビザの有効化をした日から、ビザの期間が開始になります。

カナダのROワーホリ(セカンドワーホリ)の抽選に落ちたという口コミが多いです。原因としては何が多いですか?

以下のような原因が多いようです。

  • 非公式なネットの情報を鵜呑みにして間違った申請のやり方をしてしまった。
  • 予算削減のためエージェントを使わないで自力で申請して、団体から後回しにされ放置された。
  • 書類に不備があった。
  • 英語を勘違いした。(翻訳ソフトのクオリティーが低く、正しくリサーチできなかった)

エージェントを活用しないで自力で調べて申請した方の大半は審査落ちするケースが多いようです。なお、カナダ留学コンパスなどの日系留学エージェントは、Roワーホリの取得率は100%とのことです。

ROビザの有効期限は?

ビザは約1年間有効です。(応募するプログラムの種類にもよります)

また、許可証は発行から1年間有効です。

許可証に有効期限が記載されていますので、必ずそれまでに渡航してくださいね。

仕事はどうやって見つければよいですか?

カナダセカンドワーホリ(ROワーホリ)の仕事探しは、ワーホリや他の留学方法と同様にネットなどで見つけます。※雇用主限定のヤングプロフェッショナルを除く

日本語での求人応募に便利なJpcanada 掲示板があります。

「ここでは働くな」に関する質問もいただきますが、あくまで参考程度にとどめ、煽りに巻き込まれないようお気をつけください。

以下の記事も参考にしてみてください。

カナダの現地でのサポートまで対応してもらえるオススメの留学エージェントを知りたいです。

カナダ留学コンパスは現地サポートも対応しているので、一度相談してみるとよいかと思います。

カナダで歯医者にかかる方法・治療費の払い方を知りたいです。

以下の記事を参考にしてみてください。

カナダの食事事情について教えて下さい。

以下の一覧の記事をご参照ください。

カナダの気候・天候について教えて下さい。どんな服装を準備しておけばよいでしょうか?

以下の一覧の記事をご参照ください。

セカンドワーホリは何回までできますか?

最大2回まで可能です。

その他、カナダ留学、ワーホリのよくある質問集

まとめ

カナダのセカンドワーホリ、すなわちROワーキングホリデーは、すでにワーホリを使ってしまった人や、条件を満たさなくなってしまった人々に新たなチャンスを提供します。

この制度を利用するには、カナダ政府から認定を受けた指定機関を通じて申請を行う必要があり、通常のROワーホリでは1年、YP(ヤングプロフェッショナル)では最大2年間の滞在が可能になります。

ROワーホリは、キャリアアップを目指す方や、カナダでの生活をさらに深く経験したい方にとって、貴重な機会となるでしょう。

この記事を通じて、ROワーホリの概要や申請条件、申込み方法を理解し、あなたのカナダでの新たな冒険に役立ててください。

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