南太平洋に浮かぶ自然豊かな島国「ニュージーランド」。まるで絵画の一枚を切り取ったような大自然が広がる同国は、超大作映画『ロード・オブ・ザ・リング』のロケ地になったことでも有名です。
ニュージーランドでは、マオリ語のほかに英語や手話も公用語として認定されており、英語話者は人口の約98%の割合だといわれています。
ニュージーランドの英語は、同じくオセアニアにあるオーストラリアの英語と似ています。
そんなニュージーランド留学に関する情報を、こちらの「留学羅針盤」ではまとめています!
このページの目次
ニュージーランドの基本情報について
ニュージーランドは人口約504万人の2つの島から成る南太平洋の国です。北半球の日本とは真逆の季節で1年が進みます。
日本と同じように四季があり、亜熱帯気候の地域から冬には雪が積もる地域まで気候に多様性があり、温泉が多い点も日本に似ています。
スポーツは野球の起源ともいわれる「クリケット」、そのほか「ラグビー」が人気です。ラグビーのニュージーランド代表は「オールブラックス」の愛称で親しまれており、世界でもトップクラスの強豪です。
そんなニュージーランドの基本的な情報を以下に整理してみました!
国名 | ニュージーランド(New Zealand) |
---|---|
首都 | ウェリントン |
面積 | 27万534平方キロメートル(日本の約4分の3) |
人口 | 約504万人(2019年12月統計局) |
公用語 | 英語、マオリ語、手話(2006年以降) |
通貨 | ニュージーランド・ドル |
時差 | +4時間 |
宗教 | キリスト教36.5%、無宗教48.2%(2018年国勢調査) |
電源プラグ | O型 |
ニュージーランド留学に必要な費用について
では、ニュージーランド留学にはいくらかかるのでしょうか?
日本とニュージーランドの物価はほぼ変わらないか、ニュージーランドのほうがやや高いといわれています。
海外留学を検討する際には、現地の語学学校の評判やカリキュラムと同等かそれ以上に”どれくらいの費用がかかるのか”が気になることと思います。
以下に、1カ月・3カ月・6カ月・12カ月の期間別でニュージーランド留学に必要な費用をまとめてみました。
留学期間 | 1ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 12ヶ月 |
---|---|---|---|---|
一般的な費用 | 約40〜50万円 | 約70〜100万円 | 約130〜200万円 | 約300〜400万円 |
ニュージーランド留学は一般的な価格帯でも、1カ月で約40~50万円ほどかかります。
なお、上記表の金額には「海外留学保険費」「ビザ申請費」等の細かい費用は含んでおりません。
安くても1カ月40万円強の費用が必要であるため、しっかりと資金に余裕をもって留学する必要があるといえるでしょう。
さらに以下に、英語留学先として人気の高いアメリカ・オーストラリア・カナダとの留学費の違いをまとめてみました。
留学の期間 | ニュージーランド | アメリカ | オーストラリア | カナダ |
---|---|---|---|---|
1カ月 | 約40~50万円 | 約60~70万円 | 約30~40万円 | 約40~50万円 |
3カ月 | 約70~100万円 | 約140~160万円 | 約70~100万円 | 約80~100万円 |
6カ月 | 約130~200万円 | 約280~320万円 | 約130~200万円 | 約160~200万円 |
1年間 | 約300~400万円 | 約560~640万円 | 約300~400万円 | 約320~400万円 |
より詳しい留学費に関する情報は、以下ページにまとめておりますので、気になる方はご覧ください!
ニュージーランドの留学エージェントについて
留学生活を実りある経験にするためには、自分にあった語学学校選びが欠かせません。
一人で学校選びを行なうのも悪くはありませんが、やはり留学のプロにサポートしてもらったほうが効率がよいでしょう。
以下は、ニュージーランド留学に対応している主な留学エージェントです。
エージェント名 | サービスの特徴 |
---|---|
スクールウィズ | 株式会社スクールウィズが運営する留学エージェント。世界中の語学学校の情報(口コミ など)を掲載するサイトとしても有名 |
成功する留学 | 累計 約25万人。2017年には「ST Star Awards」でアジア最優秀エージェントを受賞。現地には日本人アドバイザーあり |
NZdaisuki.com留学情報センター | NZdaisuki.comは、ニュージーランドの政府機関「Education New Zealand(ENZ)」の公認を受けた、ニュージーランド正式留学エージェントです。 |
LIV-INFO | ニュージーランド教育省 EDUCATION NEW ZEALANDの認定留学エージェント |
ニュージーランド留学センター | オークランドにもオフィスを構える留学エージェント。渡航前・帰国後に無料英会話レッスンもあり |
より詳しいニュージーランド留学のエージェントに関する情報は以下ページにまとめておりますので、気になる方はご覧ください!
ニュージーランドに留学するメリット・おすすめポイント
王道のアメリカ・カナダ・オーストラリア留学と比べると、英語留学先としてやや存在感が薄い印象のニュージーランド。
しかし、ニュージーランドにはこの国ならではの留学のおすすめポイント・魅力があるのです。
ニュージーランド留学のメリットは、以下の3点です!
他の英語留学先と比較し、一段と治安が良い国
海外に留学する人の誰もが心配な現地の治安状況。多くの海外トラブル情報を目にすればするほど不安が募ってきますよね。
しかし、ニュージーランドなら治安面の心配はほぼいらないといっていいでしょう。
ニュージーランドはさまざまな会社が発表している「治安が良い国ランキング」において、ベスト5の常連国です。
銃規制の問題が頻繁に取りざたされるアメリカと比べると、本人もそのご家族も安心して留学できる……それがニュージーランドの魅力なのです。
EER査定に基づき、語学学校の質が管理されている
ニュージーランドの語学学校には、EERという外部査定の基準があります。
EERはカテゴリー1~4まで分かれており、この指標が各学校ごとに公開されています。
当然、EERの評価が高いほど入学希望の問い合わせも増えるため、各語学学校は指標を上げるために質の改善に努力を惜しんでいません。
また、政府機関NZQAによって、万が一語学学校が倒産した場合、授業料を返金する保証もあります。このように、留学生が安心して身を預けれるのがニュージーランド留学のメリットです。
日本では味わえない大自然を満喫できる
ニュージーランドは人間の数より羊の数のほうが多いことで有名です。羊の数は約2,700万頭ともいわれています。
乳製品の生産が豊富な「酪農大国」でもあり、近年はワインの名産地としても注目を集めています。
そして、何より手つかずの大自然の存在です。フィヨルドランド国立公園内の美しい「ミルフォードサウンド」、世界遺産にも登録され3,000m級の山々が連なる「マウントクック」、幻想的な星空が広がる「テカポ湖」。
このような大自然に囲まれているため、週末にリフレッシュがてら訪れる留学生活はニュージーランドでしか味わえないでしょう。
ニュージーランド留学のおすすめの語学学校
ニュージーランド留学では、たくさんの語学学校が存在します。多くの学校の中から、「留学羅針盤」がおすすめする語学学校を以下にピックアップしてみました。
学校名をクリック(またはタップ)すると、学校の詳細を説明しているページに飛びますので、気になる方はそちらもご覧ください!
- LSI
- EF
- University of Waikato College
- Auckland Institute of Studies(AIS)
- New Zealand Language Centres(NZLC)
- Worldwide School of English
- Language Schools New Zealand(LSNZ)
- Auckland English Academy(AEA)
ニュージーランド留学のよくある失敗パターン
海外留学における失敗は、事前に情報を集め、しっかり準備をしておけば防げるものが多いです。
自分なりに対策や準備を行なったうえでの失敗であるなら納得できますが、単純な準備不足による失敗は後に後悔が残りやすいです。
ニュージーランド留学にはどのような失敗パターンがあるのでしょうか。以下ページでいくつかの失敗例をまとめてみました!
ニュージーランドの治安情報について
先ほども述べたように、ニュージーランドは世界的にも治安が良い国です。
国際シンクタンクの経済平和研究所(IEP)が発表した内容によると、世界平和度指数ランキングは163か国中でなんと2位!(2022年度)
しかしながら、経済犯罪に分類される「置き引き」や「詐欺・ぼったくり」「空き巣」などの被害は日本に比べると多いそうなので、留学する際には注意が必要です。
ニュージーランド留学の治安状況やトラブルへの対処法など、より詳しい情報は以下ページをご覧ください。
ニュージーランド留学に必要な持ち物について
海外留学の準備で頭を悩ませるのが、留学に持っていく持ち物です。ニュージーランド留学では、どのような持ち物を持っていけばよいのでしょうか?
「留学羅針盤」では、ニュージーランド生活で必要な持ち物をカテゴリー別に整理しまとめました。
以下ページで詳しくご覧いただけますので、ぜひチェックしてみてください!
ニュージーランドに留学する友人へのプレゼントについて
近いうちにニュージーランドに留学する友人・知人がいた場合、どのようなプレゼントを贈ると喜ばれるのでしょうか?
海外への渡航で持ち運べるモノには制限がありますので、せっかく贈るのであれば相手に喜ばれるプレゼントを贈りたいものですね。
以下ページでは、周囲にニュージーランド留学する友人・知人がいる方に向けて、ニュージーランド留学生へのプレゼント選びのポイント・注意点をまとめています!
ニュージーランドの天候・気候情報について
ニュージーランドは日本と比べると、1年を通して気温の変化が小さく穏やかな気候です。
しかし、温暖な気候のイメージとは別に「紫外線」はとても強いため、外出する際には日本で過ごす時以上にサングラスや日焼け止め等の紫外線対策を行なう必要があります。
ニュージーランドの季節ごとの平均気温・最高気温・最低気温は? シーズンごとにどんな服装を準備したらいいの?
そんなニュージーランド留学者が渡航前に知っておきたい天候・気候情報について、以下ページで詳しく解説しています!
ニュージーランドの最新コロナ情報について
ニュージーランドでは、2022年7月31日より、全面的に入国が再開しています。
ただし、入国する際には「移民局の承認済みワクチン」を接種している必要があります。留学希望者は、海外渡航用のワクチン接種証明書を忘れずに取得しておきましょう!
「移民局の承認済みワクチン」に加え、以下の書類と情報をもとに「New Zealand Traveller Declaration (渡航申告)」の申請手続きを行なうことも必要となります。
- 旅行(入国)の予定
- ワクチンの接種証明書
- 旅券の詳細
- ニュージーランド国内の連絡先
- 過去14日間の渡航履歴
- 緊急連絡先
ニュージーランド留学のおすすめの都市
オークランド
国内最大都市でありながら自然もあるバランスのよい街
オークランドはニュージーランドの玄関口にあたる、国内最大の都市です。
都会的なエリアだけでなく、周囲には48カ所の死火山や山脈があり、都市部と自然が共存している場所といえます。
ニュージーランドの中心地であるオークランドは、国内では英語留学先の語学学校が集中しているエリアです。
食・ファッション・エンターテイメント……など、若者が長期滞在する際にも飽きない見どころが充実しています。
そんなオークランドに関する情報は、以下よりご覧ください!
ウェリントン
『ロード・オブ・ザ・リング』の撮影場所にもなった国の首都
ウェリントンはニュージーランドの首都であり、政治や経済の中心地として多くの官公庁が集中しています。
街の近郊も含めた人口は約50万人で、「ウィンディ・ウェリントン」と呼ばれるほど風の強いエリアでもあります。
ウェリントンにも大自然を満喫できるアクティビティが豊富。「カーター天文台」や「ジーランディア」などが有名です。
また、映画『ロード・オブ・ザ・リング』をはじめ、広大な自然を必要とする映画のロケ地としても度々利用されています。
そんなウェリントンに関する情報は、以下よりご覧ください!
ニュージーランド以外でおすすめの留学先
「色々見てきたけど、まだニュージーランドに留学するかハッキリ決めてない」という人はいませんか?
そんな場合は「カナダ留学」もオプションにしてみてはいかがでしょうか。
カナダはニュージーランドのように、治安がよく、雄大な自然があることが特徴です。ワーキングホリデーなどの働けるビザも取りやすいので、海外で働いてみたい人にもピッタリですよ。
おすすめのプログラムは以下のとおりです。
プログラム/ビザ | 概要 |
---|---|
ワーキングホリデー | カナダで働いたり、学校にいけるビザ。1年間滞在可能。18歳以上〜31歳未満まで申請できる。 |
ROワーキングホリデー(セカンドワーキングホリデー) | カナダで働いたり、学校にいけるカナダ独自のビザ。1年間滞在可能。18歳以上〜36歳未満まで申請できる。ワーホリの使えない31歳以上の人や、カナダのワーホリ参加済みの人も申請可能。 |
コープ(Co-op) | カレッジでの専門的な勉強と、インターンシップ(就労体験)ができるカナダ独自の制度。専攻により半年〜2年ほど滞在可能。 |