イギリスはヨーロッパの北西部に位置する島国であり、イングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランドの4地域で構成されています。
正式名称は「グレート・ブリテンおよび北部アイルランド連合王国」と呼ばれており、英語留学に関しては、毎年110万人以上の留学生を受け入れている国です。
そんなイギリス留学に関する情報を、こちらの「留学羅針盤」ではまとめています!
このページの目次
イギリスの基本情報について
4つの地域(イングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランド)から成るイギリスは、各エリアごとに独自の文化をもっています。
国政は、国王を元首とする「立憲君主制」を導入。また、2020年2月からはEU(欧州連合)を離脱しています(通称、プレグジット)。
イギリス英語は、アメリカ英語とは同じ意味でも語彙が違う言葉があります。「クイーンズイングリッシュ」(王族やBBCが使う言葉)やロンドンの労働者階級が用いる「コックニー」などの独自の方言も存在します。
そんなイギリスの基本的な情報を、以下に整理してみました!
国名 | 英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国) (United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland) |
---|---|
首都 | ロンドン |
面積 | 24.3万平方キロメートル(日本の約3分の2) |
人口 | 6,708万人(2020年) |
公用語 | 英語(ウェールズ語、ゲール語等使用地域あり) |
通貨 | GBP=Great Britain Pound(グレートブリテンポンド) |
時差 | +8時間 |
宗教 | 英国国教会等 |
電源プラグ | BF型 |
イギリス留学に必要な費用について
それでは、イギリス留学にはいくらかかるのでしょうか?
英語留学を目指している人が一番ネックに感じることが、お金(費用)の問題かと思います。
以下に、1カ月・3カ月・6カ月・12カ月の期間別でイギリス留学に必要な費用をまとめてみました。
留学期間 | 1ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 12ヶ月 |
---|---|---|---|---|
一般的な費用 | 約50〜80万円 | 約120〜200万円 | 約230〜380万円 | 約440〜740万円 |
イギリス留学は一般的な価格帯でも、1カ月で約50~80万円ほどかかります。以下は費用別の内訳です。
費用項目 | 目安費用 |
---|---|
入学金・学費 | 約20~25万円 |
航空券代(往復) | 約10~15万円 |
パスポート・ビザ申請費 | 約2~8万円 |
健康診断料 | 約0.5~1万円 |
海外留学保険料(1カ月) | 約1~2万円 |
生活費 | 約10~15万円 |
滞在費 | 約8~15万円 |
具体的には、「どの語学学校を選ぶのか」「航空券を購入する時期」「どれだけ自炊して生活するか」などによって出費は変動しますが、平均的なラインは上記の費用ほどであると認識しておきましょう。
さらに以下に、英語留学先として人気の高いアメリカ・オーストラリア・カナダとの留学費の違いをまとめてみました。
留学の期間 | イギリス | アメリカ | オーストラリア | カナダ |
---|---|---|---|---|
1カ月 | 約50~80万円 | 約60~70万円 | 約40~50万円 | 約40~50万円 |
3カ月 | 約120~200万円 | 約140~160万円 | 約70~100万円 | 約80~100万円 |
6カ月 | 約230~380万円 | 約280~320万円 | 約130~200万円 | 約160~200万円 |
1年間 | 約440~740万円 | 約560~640万円 | 約300~400万円 | 約320~400万円 |
より詳しい留学費に関する情報は、以下ページにまとめておりますので、気になる方はご覧ください!
イギリスの留学エージェントについて
留学生活を実りある経験にするためには、自分にあった語学学校選びが欠かせません。
一人で学校選びを行なうのも悪くはありませんが、やはり留学のプロにサポートしてもらったほうが効率がよいでしょう。以下は、イギリス留学に対応している主な留学エージェントです。
エージェント名 | サービスの特徴 |
---|---|
スクールウィズ | イギリス留学の提携校は452校。留学ポータルサイトとしても役立つ情報を掲載 |
イギリス留学スクエア | イギリス留学を専門的に扱うエージェント。カウンセラーは全員、ブリティッシュ・カウンシルの公式資格保有者 |
スマ留 | 低価格が売りの留学エージェント。同じ留学先・期間であればどの学校を選んでも均一価格 |
イギリス留学代行センター | イギリス専門の留学エージェント。人数限定の無料セミナーも定期的に開催 |
SI-UK | イギリスとアイルランド留学に特化した留学エージェント。世界40か国に79のオフィス展開 |
夢カナ留学 | オーダーメイドな留学プランの作成が強み。JTBグローバルアシスタンスとも提携済 |
ISS留学ライフ | Z会ホールディングスのグループ会社が運営。Co-op留学やワーキングホリデーにも対応 |
Last Resort | 累計 約11万人の留学支援実績あり。Last Resort独自の特別割引あり |
留学タイムズ | 国内大手旅行代理店「HIS」と提携を結んでいる。”便利な旅券付き留学パッケージプラン”も利用可能 |
ウインテック留学センター | 「STスターアワード」でアジア最優秀留学エージェントに2度輝いた実績 |
より詳しいイギリス留学のエージェントに関する情報は以下ページにまとめておりますので、気になる方はご覧ください!
イギリスに留学するメリット・おすすめポイント
日本では、映画ハリーポッターやシャーロックホームズはじめとしたエンタメで街や生活の雰囲気を知ることの多いイギリス。
伝統があり、街全体をクラシカルに維持し続けているイギリスですが、イギリス留学にはどんなメリットがあるのでしょうか?
以下に整理してみました。
留学コースやプランがとても豊富
イギリスには多くの英語留学先の学校があり、幅広い英語スキルや目標にあった留学先を見つけることができます。
大学生や社会人が通う語学学校だけでなく、18歳以下が通えるボーディング・スクールやオックスフォード大学をはじめとした世界的に有名な四年生大学など、どのステージの学生にも魅力的な国なのです!
治安が安定している
イギリスはアメリカとは違い、銃の規制が厳しく、警察の審査に合格した人のみしか銃の所持は許可されていません。
また、多くの語学学校では学校内に警備スタッフを配置しており、学生の身の安全を守る体制がとられています。
そのような防犯体制もあってかイギリスは重犯罪が少ない国といわれています。とはいえ、軽犯罪(スリや置き引き等)は日本と比べると多いので日頃の注意は必要です。
イギリス留学の実績がブランド価値となる
「イギリスに留学した!」という経験・実績は、将来のキャリア形成にも役立つ度合いが高いです。
実際にイギリス留学を経験したという学生は、世界各地での就職活動で有利に働くケースが多いそうで、その点で個人のブランド価値を高める留学先といえるでしょう。
イギリス留学のおすすめの語学学校
イギリス留学では、たくさんの語学学校が存在します。多くの学校の中から、「留学羅針盤」がおすすめする語学学校を以下にピックアップしてみました。
学校名をクリック(またはタップ)すると、学校の詳細を説明しているページに飛びますので、気になる方はそちらもご覧ください!
学校名 | 対応地域(エリア) |
---|---|
Kaplan International English | ロンドン留学 ケンブリッジ留学 ブライトン留学 オックスフォード留学 |
OHC | オックスフォード留学 ロンドン留学 |
StGiles | ケンブリッジ留学 ブライトン留学 ロンドン留学 |
EC | ケンブリッジ留学 ブライトン留学 ロンドン留学 |
Oxford International | ケンブリッジ留学 ロンドン留学 オックスフォード留学 |
Stafford House | ケンブリッジ留学 ロンドン留学 |
LSI | ケンブリッジ留学 ブライトン留学 ロンドン留学 |
IH | ロンドン留学 |
Speak Up London | ロンドン留学 |
Malvern House London | ロンドン留学 |
Eurocentres | ケンブリッジ留学 ブライトン留学 ロンドン留学 |
inlingua | オックスフォード留学 |
BEET Language Centre | ブライトン留学 |
Capital School of English | ブライトン留学 |
British Study Centres | ブライトン留学 ロンドン留学 |
Centre of English Studies | ロンドン留学 オックスフォード留学 |
Regent Oxford | ロンドン留学オックスフォード留学 ケンブリッジ留学 |
Richard Language College | ブライトン留学 |
イギリスへの社会人留学について
社会人になってからイギリスの大学や大学院、または次の就職活動を行うまでの間にイギリスの語学学校へ留学を検討している方も多いはずです。
イギリスに社会人留学する場合、どれくらいの費用がかかるのか。イギリスへの社会人留学のメリット・デメリットとは?
そんなイギリスへの社会人留学について、以下ページで詳しく解説しております!
イギリス留学のよくある失敗パターン
多額の費用とまとまった時間を使う海外留学。イギリス留学に限った話ではありませんが、誰しもが失敗は避けたいものです。
実際に遠路はるばるイギリス留学したけれども、思っていた留学生活・英語力アップを達成できなかった……という留学生も多くいます。
この記事を読んでいるあなたも同じように留学が失敗に終わらないように、イギリス留学を失敗しないためのポイントを以下にまとめました。
イギリスの治安情報について
全体的には治安が良いとされるイギリスですが、近年、イギリス国家統計局の情報によると軽犯罪が増加傾向にあるそうです。
軽犯罪とは、一般的に「窃盗」「スリ・置き引き」「空き巣」「デートレイプドラッグ」などの被害に遭うこと。
日本とは違うイギリスで犯罪に遭遇すると、被害を最小限に抑えるための対応が日本と同じようには取れない可能性が高いです。
被害を最小限に抑えるためにも、渡航前にトラブルへの対処法を頭に入れておきましょう!
イギリス留学に必要な持ち物について
海外留学の準備で頭を悩ませるのが、留学に持っていく持ち物です。イギリス留学では、どのような持ち物を持っていけばよいのでしょうか?
「留学羅針盤」では、イギリス生活で必要な持ち物をカテゴリー別に整理しまとめました。
以下ページで詳しくご覧いただけますので、ぜひチェックしてみてください!
イギリスに留学する人へのプレゼントについて
イギリスに留学する友人・知人がいた場合、どのようなプレゼントを贈ると喜ばれるのでしょうか?
海外への渡航で持ち運べるモノには制限がありますので、せっかく贈るのであれば相手に喜ばれるプレゼントを贈りたいものですね。
以下ページでは、周囲にイギリス留学する友人・知人がいる方に向けて、イギリス留学生へのプレゼント選びのポイント・注意点をまとめています!
イギリスの天候・気候情報について
イギリスの天候は、夏で平均気温9~18℃。冬は2~7℃ほどであり、しばしば0℃を下回ることもあります。
北海道よりも北に位置するイギリスですが、実際には日本のほうが冬の寒さは厳しいとされています。
海外生活では日本と違う天候・気候により、風邪をひいてしまったりと体調不良を招く原因となる恐れがあります。イギリス留学を決める前には、現地の天候・気候情報はチェックしておきましょう!
そんなイギリスの天候・気候情報とシーズン(季節)別の適した服装について、以下ページで詳しく解説しております!
イギリスの最新コロナ情報について
新型コロナウイルスの感染が世界的に広まった直後、比較的手早くロックダウンを行ない対策したイギリス。
そのかいあってか、現在では1日の新規感染者数は落ち着き、コロナ以前と変わらないような暮らしに戻っています。
渡航に関する条件についても、2022年3月18日より、ワクチンを接種していない人への出発前検査及び入国後検査を撤廃する旨を発表しています。
そんなイギリスの最新コロナ情報やイギリスの語学学校の再開状況を以下ページでは詳しく解説しております!
イギリス留学のおすすめの都市
ロンドン
伝統ある街並み。語学学校数No.1のまさにイギリスの心臓
イギリスの心臓といえる首都ロンドンは、経済・文化の中心地です。
『ロンドンに飽きた者は人生に飽きた者だ』と言われるほど、見どころが豊富な都市であり、歴史・伝統を重んじて古い建物がそのまま残っている街並みはとても荘厳(そうごん)です。
英語留学に関しても、世界中から留学生が集まり、イギリス内では語学学校数No.1を誇ります。
そんなロンドンに関する情報は、以下よりご覧ください!
ケンブリッジ
オックスフォードと並び称される世界的な学術都市
ケンブリッジは「サイクルシティ」と呼ばれるほど、自転車に乗っている人が多い街。その理由は、学生が多く在住しているためと言われています。
世界的に有名なケンブリッジ大学を代表として、大学・語学学校も充実しています。
街全体は学術都市の顔を持ちながらも、その割に日本人が少ないため、多様性ある各国の学生と関係を築きやすいでしょう。
そんなケンブリッジの情報は、以下よりご覧ください!
オックスフォード
生活費が安くコンパクトな、文系学生の街
ケンブリッジが理系(数学や工学)の学生が多い街だとすると、オックスフォードは文系学生の街。
こちらも世界的に有名なケンブリッジ大学を代表として、オックスフォードと並ぶ国内2トップの学術都市です。
留学生に嬉しいのは生活費の低さ。街全体も比較的コンパクトであるため、街の中の移動がしやすいのもポイントです。
そんなオックスフォードの情報は、以下よりご覧ください!
ブライトン
ボヘミアンで開放的。「海辺のロンドン」と称されるビーチリゾート
ブライトンはイギリス南東部に位置する、国内有数のビーチリゾート地です。
「海辺のロンドン」と称されるほど誰もが住みやすい街づくりとなっており、街からは気軽に海水浴に向かうこともできます。
ブライトンはボヘミアンでLGBT文化が根付いている街でもあるため、マイノリティも生きづらさを感じにくい場所といえます。
そんなブライトンの情報は、以下よりご覧ください!
イギリス以外でおすすめの留学先
イギリス以外で留学に適した国を調べている人もいるかもしれませんね。
そんな人におすすめできる国は「カナダ」です。
イギリスと同じく英語圏かつワーキングホリデーができる国です。また、カレッジでの座学とインターン(就労体験)がセットになった「コープ(Co-op)プログラム」もあり、海外で就労経験を積みたい人に最適ですよ。
おすすめのプログラムは以下のとおりです。
プログラム/ビザ | 概要 |
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ワーキングホリデー | カナダで働いたり、学校にいけるビザ。1年間滞在可能。18歳以上〜31歳未満まで申請できる。 |
ROワーキングホリデー(セカンドワーキングホリデー) | カナダで働いたり、学校にいけるカナダ独自のビザ。1年間滞在可能。18歳以上〜36歳未満まで申請できる。ワーホリの使えない31歳以上の人や、カナダのワーホリ参加済みの人も申請可能。 |
コープ(Co-op) | カレッジでの専門的な勉強と、インターンシップ(就労体験)ができるカナダ独自の制度。専攻により半年〜2年ほど滞在可能。 |